男谷精一郎
おだに・せいいちろう

【生没】1798(寛政10)?−1864(元治元)
【生地】
【家系】男谷・勝氏
【実父】男谷信連
【実母】
【別称】男谷下総守、男谷信友
【略伝】
 勝小吉の兄男谷彦四郎の婿養子。
 幕府に出仕して御書院番や御徒頭などを務める一方で、直心影流剣術を学んで剣豪としても知られ、幕府講武所剣術師範役や同奉行並などを務め、勝麟太郎らがその門下に学ぶ。1863(文久3)年の将軍徳川家茂の上洛に際しては旗奉行を務めた。
【配役】
江原真二郎(20) …… 父子鷹(1956・東映)
6市川新之助(17) …… 父子鷹(1963・NET)
石崎二郎 …… 父子鷹(1964・TBS)
辰巳柳太郎(65) …… 剣豪(竜馬を斬った凄い奴)(1970・NET)
石山 律@(30) …… おとこ鷹(1972・KTV)
石山 律A(30) …… 父子鷹(1972・KTV)
鈴木瑞穂(47) …… 勝海舟(1974・NHK)
堤大二郎(33) …… 父子鷹(1994・NTV)
横尾三郎(48) …… 徳川慶喜(1998・NHK)
青山草太(40) …… 小吉の女房(2019・NHK)

越智伊賀守
おち・いがのかみ

【略伝】
 大和の有力豪族だったようで、南朝に属して勢力を拡大。1349(正平4・貞和5)年に表面化した幕府の内紛では、失脚の身で大和へ落ちた足利直義を庇護し、南朝への帰順を献策したという。
【配役】
佐々木正明(38) …… 太平記(1991・NHK)

落合与左衛門
おちあい・よざえもん

【生没】?−1723(享保8)
【生地】備後国
【略伝】
 播磨赤穂藩士。
 備後三次藩浅野家に仕えていたが、1683(天和3)年、主君浅野長治の阿久里(瑤泉院)が播磨赤穂藩主浅野内匠頭に嫁ぐに当たってこれに従い、以後、浅野家に仕える。
 1701(元禄14)年、内匠頭が江戸城内で吉良上野介に刃傷に及んで赤穂藩が改易となり、阿久里が落飾して瑤泉院を称し、三次藩に戻されると、そのまま三次藩に瑤泉院付用人として出仕。1714(正徳4)年の瑤泉院没後は三次に戻ったものと思われる。
 なお、瑤泉院が内匠頭に嫁いだ際の持参金は、赤穂藩の塩田業者に貸し付け、その利子を化粧料に充てていたが、元赤穂藩家老大石内蔵助が、赤穂藩改易後、業者から引き上げたその金を家名再興や同志の活動資金に充て、討入り直前の11月末日に収支を記し、与左衛門がこれを受け取っている。この報告書は後に箱根神社に奉納され、現存する。また、後に討入りの顛末を『家秘抄(江赤見聞記)』として書き残した。
【配役】
風間宗六(44) …… 元禄忠臣蔵 後篇(1942・松竹)
富本民平(49) …… 忠臣蔵(1954・映画)
山田 清(56) …… 赤穂浪士(1964・NHK)
清水将夫(63) …… 大忠臣蔵(1971・NET)
飯沼 慧(49) …… 元禄太平記(1975・NHK)
小瀬 格(51) …… 峠の群像(1982・NHK)
右京孝雄(59) …… 大石内蔵助 冬の決戦(1991・NHK)
八木光生(69) …… 元禄繚乱(1999・NHK)
遠山俊也(50) …… 忠臣蔵 その義 その愛(2012・TX)
山本龍二(62) …… 忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣(2016・NHK)
笹野高史(71) …… 決算!忠臣蔵(2019・松竹)

お千賀
おちか

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】大仏次郎『赤穂浪士』に登場する丸岡朴庵の妾(創作人物)。
【配役】
梅村蓉子(25) …… 赤穂浪士 第一篇 堀田隼人の巻(1929・日活)
水の江澄子 …… 堀田隼人(1933・映画)
橘喜久子(26) …… 血吹雪名槍伝(1935・映画)
喜多川千鶴(26) …… 赤穂浪士(1956・東映)
瑳峨三智子(29) …… 赤穂浪士(1964・NHK)
宮下順子(30) …… 赤穂浪士(1979・ANB)
有沢妃呂子(27) …… 赤穂浪士(1999・TX)

お 通
おつう

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】宮本武蔵の恋人。吉川英治『宮本武蔵』の創作人物。
【配役】
森 静子(27) …… 宮本武蔵(1936・新興)
轟夕起子(20) …… 宮本武蔵(1937・日活)
高尾光子(22) …… 宮本武蔵 風の巻(1937・東宝)
宮城千賀子@(18) …… 宮本武蔵 第一部・第二部(1940・日活)
宮城千賀子A(18) …… 宮本武蔵 第三部(1940・日活)
城木すみれ(20) …… 決戦般若坂(1942・映画)
宮城千賀子B(20) …… 宮本武蔵 一乗寺決闘(1942・日活)
相馬千恵子@(21) …… 二刀流開眼(1943・大映)
相馬千恵子A(21) …… 宮本武蔵 決闘般若坂(1943・大映)
三条美紀(24) …… 腰抜け巌流島(1952・大映)
八千草薫@(23) …… 宮本武蔵(1954・東宝)
八千草薫A(24) …… 続宮本武蔵 一乗寺の決斗(1955・東宝)
八千草薫B(25) …… 宮本武蔵 完結篇 決闘巌流島(1956・東宝)
加賀ちかこ(21) …… 宮本武蔵(1957・NTV)
馬淵晴子(25) …… 侍(宮本武蔵 一乗寺の決闘)(1961・CX)
入江若葉@(18) …… 宮本武蔵(1961・東映)
谷口 香(27) …… 宮本武蔵(1961・CX)
入江若葉A(19) …… 宮本武蔵 般若坂の決斗(1962・東映)
入江若葉B(20) …… 宮本武蔵 二刀流開眼(1963・東映)
入江若葉C(21) …… 宮本武蔵 一乗寺の決斗(1964・東映)
桂 麻紀(21) …… 宮本武蔵(1965・NTV)
入江若葉D(22) …… 宮本武蔵 巌流島の決斗(1965・東映)
梓 英子(23) …… 宮本武蔵(1970・NET)
松坂慶子(21) …… 宮本武蔵(1973・松竹)
小林由枝(17) …… 宮本武蔵(1975・CX)
神崎 愛(27) …… 魔界転生(1981・東映)
土井千恵子(8)→古手川祐子(25)…… 宮本武蔵(1984・NHK)
賀来千香子(29) …… 宮本武蔵(1990・TX)
鶴田真由(31) …… 宮本武蔵(2001・TX)
桜井真琴(13)→米倉涼子(28)…… 武蔵 MUSASHI(2003・NHK)
真木よう子(32) …… 宮本武蔵(2014・EX)

お 艶
おつや

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 「忠臣蔵」に登場する岡野金右衛門の恋人(架空の人物)。
 多くの芝居では、金右衛門が吉良上野介邸の絵図面を手に入れるため、大工平兵衛の娘である艶と恋仲になる様子が描かれているが、これは創作であるといわれ、実際の絵図面は堀部弥兵衛の妻わかの実家や、大石瀬左衛門潮田又之丞などが手に入れたとされている。
【配役】
桜井京子(18) …… 元禄快挙 大忠臣蔵(1930・日活)
市川春代(21) …… 忠臣蔵(1934・映画)
国友和歌子(21) …… 岡野金右衛門(1937・映画)
東 龍子(20) …… 忠臣蔵(1937・映画)
花井蘭子(21) …… 忠臣蔵(1939・映画)
星美智子(26) …… 珍説忠臣蔵(1953・映画)
伏見和子(26) …… 赤穂義士(1954・東映)
瑳峨三智子(19) …… 忠臣蔵(1954・映画)
若尾文子(25) …… 忠臣蔵(1958・大映)役名はお鈴
星由里子(19) …… 忠臣蔵(1962・東宝)
広瀬みさ(25) …… あゝ忠臣蔵(1969・KTV)役名は小夜
鮎川いづみ(24) …… 元禄太平記(1975・NHK)
竹下景子(26) …… 女たちの忠臣蔵 いのち燃ゆる時(1979・TBS)役名はしの
桂木 文(25) …… 忠臣蔵(1985・NTV)役名はお鶴
南野陽子(24) …… 忠臣蔵(1991・CX)
渡辺 梓(25) …… 大忠臣蔵(1994・TBS)
大路恵美(21) …… 忠臣蔵(1996・CX)
山本万里子(24) …… 編笠十兵衛(1997・TX)役名はお琴
中山エミリ(21) …… 元禄繚乱(1999・NHK)
菊池麻衣子(29) …… 忠臣蔵 決断の時(2003・TX)
前田 愛(21) …… 忠臣蔵(2004・EX)
小倉優子(24) …… 忠臣蔵 瑤泉院の陰謀(2007・TX) 毛利小平太(忍成修吾)の恋人
大塚ちひろ(24) …… 忠臣蔵 その男、大石内蔵助(2010・EX)役名はおみよ

乙部九郎兵衛
おとべ・くろべえ

【生没】?−1649(慶安2)
【生地】美濃国
【実父】乙部勝正
【実母】
【別称】乙部可正
【略伝】
 小早川秀秋の家臣だった父勝正とともに結城秀康に召し抱えられる。1607(慶長12)の秀康没後はその後継松平忠直に仕え、1614(慶長19)年からの大坂の陣でも活躍。その後、忠直の弟松平直政の家老となり、上総姉崎、越前大野、信濃松本と直政の転封に従う。直政は1638(寛永15)年に出雲松江へ移ったが、自らは松本時代以降、江戸詰となった。
【配役】
南条新太郎(43) …… 忠直卿行状記(1960・大映)

尾寺新之丞
おでら・しんのじょう

【生没】1827(文政10)?−1901(明治34)
【生地】長門国
【実父】尾寺六兵衛
【実母】
【略伝】
 長州藩士。
 長州藩藩校明倫館や吉田松陰の松下村塾に学ぶ。1858(安政5)年より江戸に出て、翌年の松陰の処刑後には、桂小五郎らとともに松陰の遺骸を引き取って埋葬する。その後、幕府海軍操練所に入るが、長州で奇兵隊が結成されるとこれに加わって活動した。
 維新後は内務省に入り、伊勢神宮大宮司なども務めた。
【配役】
山崎 猛(27) …… 天皇の世紀(1971・ABC)
津田恵一(29) …… 花神(1977・NHK)

乙 前
おとまえ

【生没】1086(応徳3)?−1169(嘉応元)?
【生地】美濃国
【実父】
【実母】
【略伝】今様の名手として知られ。1158(保元3)年に後白河天皇に拝謁し、以後、帝に今様を教授した記録が残っている。
【配役】
北村英三(44) …… 怒涛日本史(後白河法皇)(1966・MBS)
松田聖子(50) …… 平清盛(2012・NHK)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
inserted by FC2 system