黒 的
こくてき

【略伝】
 来日したフビライの使者。
 1266(文永3)年、モンゴル帝国皇帝フビライの命により、国信使としてフビライの国書を持って日本に渡り、1268(文永5)年にも再び国書を携えて来日。しかし、執権北条時宗に拒絶され、使者としての役目を果たせなかった。
【配役】
叔 木羅 …… 北条時宗(2001・NHK)

国分盛重
こくぶん・もりしげ

【生没】1553(天文22)-1615(元和元)
【生地】出羽国
【家系】伊達氏
【実父】伊達晴宗
【実母】栽松院
【略伝】
 伊達政宗の叔父。
 伊達晴宗の五男。国分家の養子となり、兄輝宗、甥政宗に従って各地を転戦するが、国分家中の混乱収拾に失敗するなど政宗の信頼が薄く、1599(慶長4)年ごろに出奔(かつて政宗の弟小次郎を伊達家当主に擁立しようとしたために政宗の信頼が薄かったともいう)。その後、甥に当たる常陸の佐竹義宣を頼り、翌年の関ヶ原の戦いで義宣が石田三成に通じて秋田へ減転封となったのに従い、出羽横手城主となった。
【配役】
イッセー尾形(35) …… 独眼竜政宗(1987・NHK)
原田清人(58) …… 独眼竜の野望 伊達政宗(1993・ANB)

古渓宗陳
こけい・そうちん

【生没】1532(天文元)-1597(慶長2)
【生地】越前国?
【実父】朝倉氏?魚住氏?
【実母】
【略伝】
 若くして出家し、下野の足利学校に学んだ後、 京都大徳寺に入って修行を重ね、1573(天正元)年に大徳寺117世住持となる。
 かねて懇意であった千利休とともに豊臣秀吉に重用されるが、一時、秀吉の怒りに触れて博多に追放された。
【配役】
石山健二郎(67) …… 大坂城の女(1970・KTV)
東野英治郎(82) …… 本覚坊遺文 千利休(1989・東宝)
財津一郎(55) …… 利休(1989・松竹)
金田龍之介(62) …… 千利休 春を待つ雪間草のごとく(1990・MBS)
中村嘉葎雄(75) …… 利休にたずねよ(2013・東映)

虎岩玄隆
こげん・げんりゅう

【生没】1560(永禄3)-1595(文禄4)
【生地】近江国
【実父】
【実母】
【別称】玄隆西堂
【略伝】
 臨済宗の僧侶で、豊臣秀次に重用され、秀次が創建した京都法雲寺の住持となる。
 1595(文禄4)年、秀次が高野山に追放されるとこれに従い、同年7月の秀次の切腹に殉じた。
【配役】
城所英夫(40) …… 大坂城の女(1970・KTV)
沖恂一郎(48) …… 黄金の日日(1978・NHK) 役名は隆西堂
山上賢治(53) …… 軍師官兵衛(2014・NHK)

小 督
こごう

【生没】1157(保元2)-1236(嘉禎2)?
【生地】
【実父】藤原成範
【実母】藤原成範の妻
【略伝】
 高倉天皇の妾。
 平清盛の女婿冷泉隆房の妾となっていたが、後に宮中に入って高倉帝の目に留まり、その寵愛を受ける。帝との間には範子内親王をもうけたが、帝の徳子への寵が冷めたために、清盛の怒りに触れて捕縛され、出家させられたという。
【配役】
任 啓子 …… 女人平家(1971・ABC)
賀田裕子(24) …… 雪の華(1982・TBS)
中野みゆき(21) …… 平清盛(1992・TBS)

虎哉宗乙
こさい・そういつ

【生没】1530(享禄3)-1611(慶長16)
【生地】美濃国
【実父】
【実母】
【略伝】
 幼時に出家し、快川紹喜などに師事。その後、各地を歩くが、伊達輝宗に招聘されて、その子梵天丸(政宗)の師となってその養育に当たる。
 1585(天正13)年に輝宗が横死した際には、伊達家の本拠出羽米沢に覚範寺を創建。その後、政宗が陸奥岩出山、仙台と本拠を移した際にもこれに従ったが、この間、京都妙心寺や美濃瑞竜寺などを各地を転々とした。
 なお、80歳のときに再び歯が生えたとする逸話が残っている。
【配役】
大滝秀治(62) …… 独眼竜政宗(1987・NHK)
名古屋章(63) …… 独眼竜の野望 伊達政宗(1993・ANB)
長門裕之(61) …… 愛と野望の独眼竜 伊達政宗(1995・TBS)
高橋長英(71) …… 臥竜の天 伊達政宗・独眼竜と呼ばれた男(2013・BS-TBS)

小宰相
こさいしょう

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 後醍醐天皇の妃。
 1332(正慶元・元弘2)年、幕府により隠岐に流された後醍醐帝に従って隠岐に移った。
【配役】
佐藤恵利(30) …… 太平記(1991・NHK) 隠岐脱出時に阿野廉子(原田美枝子)に殺害される

小宰相
こさいしょう

【生没】
【生地】
【実父】鞍谷刑部
【実母】
【略伝】
 朝倉義景の正室。
 義景の3番目の正室。義景の寵愛を受け、義景との間に、義景初めての男子阿君丸をもうけるが、その後、病死したという。
【配役】
濱田佳菜(29) …… 国盗り物語(2005・TX)
原田佳奈(39) …… 麒麟がくる(2020・NHK)

後嵯峨天皇
ごさが・てんのう

【生没】1220(承久2)-1272(文永9)
【生地】山城国
【家系】皇室
【実父】土御門天皇
【実母】通子(土御門通宗女)
【略伝】
 天皇(88代)。
 父帝が承久の乱の後に土佐に流されていたため、不遇をかこっていたが、1242(仁治3)年に四条天皇が12歳で崩御すると、その後継に擁立される。このとき、承久の乱によって佐渡島に流された順徳院の皇子で仲恭天皇の異母弟忠成王を後継に推す動きもあったが、乱の当時、反幕府の姿勢が鮮明だった順徳院の皇子を皇位に就けることに執権北条泰時が難色を示して頓挫した。
 1246(寛元4)年、皇子久仁親王(後深草天皇)に譲位。院政を開始するが、恒仁親王(亀山天皇)を溺愛したとされ、1259(正元元)年には後深草帝に譲位を迫り、恒仁親王が即位。これが後に持明院統・大覚寺統対立の原因となった。
【配役】
木之内頼仁(50) …… 北条時宗(2001・NHK)

小さん
こさん

【略伝】
 名古屋飴屋町花村屋抱えの遊女で、畳職人の喜八と恋仲になって夫婦の約束をしたが、喜八の親がこれを認めなかったために狂言心中を企て、1733(享保18)年、名古屋日置村の闇森八幡社で心中未遂事件を起こす。法により2人は3日の間晒し者になったが、着飾って朱筵に座り、評判となる。その後、罪を問われぬまま親元へ返され、2人は夫婦となって男子をもうけたという。
 当時名古屋に滞在していた浄瑠璃師の宮古路豊後掾がこの事件を題材に「おさん伊八睦月連理椿」を書き下ろし、翌1734(享保19)年に名古屋広小路で初演し大評判となる。豊後掾は江戸でも上演し、豊後節と称されるほどの当たりを得たが、1739(元文4)年に将軍徳川吉宗の命による心中物演芸の取締りにより、上演禁止となった。
【配役】
江口尚希(21) …… 八代将軍吉宗(1995・NHK)

腰越次郎
こしごえ・じろう

【生没】
【生地】越前国
【実父】
【実母】
【略伝】
 坂本龍馬の結成した亀山社中(後の海援隊)に参加。1867(慶応3)年4月、軍艦いろは丸に龍馬とともに乗船中、備後鞆の浦沖で紀州藩の明光丸と衝突していろは丸が航行不能となったため、龍馬らとともに紀州藩との賠償交渉に臨んだ。
【配役】
倉島 襄(38) …… 竜馬がゆく(1982・TX)

小侍従
こじじゅう

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 織田信長の娘五徳に仕え、五徳が徳川信康に嫁いだ際にもこれに随行する。
 多くの作品では、信康の逆鱗に触れ、手討ちにされる設定になっている。
【配役】
喜多川千鶴(31) …… 反逆児(1961・東映)
3市川翠扇(53) …… 築山殿始末(1966・CX)
二木てるみ(34) …… 徳川家康(1983・NHK)
沢井孝子(39) …… 徳川家康 戦国最後の勝利者(1992・ANB)
北原佐和子(33) …… 徳川の女(1997・TX)役名は侍女

小島屋道察
こじまや・どうさつ

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 堺の商人。
 武野紹鴎に学んで茶人としても知られ、千利休らと交流があった。
【配役】
島村卓志(49) …… 信長(1992・NHK)

五 条
ごじょう

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 熊本県立玉名中学の教諭。
 金栗四三の回想によれば、漢文を教えていたらしく、授業で「朝起きたら水をかぶる」ことが風邪の予防法になると語り、金栗がこれを実践。金栗は、その後も半世紀以上にもわたって朝の冷水浴を日課とした。
【配役】
姜 尚中(69) …… いだてん 東京オリムピック噺(2019・NHK)

後白河天皇
ごしらかわ・てんのう

【生没】1127(大治2)-1192(建久3)
【生地】山城国
【家系】皇室
【実父】鳥羽天皇
【実母】待賢門院
【別称】後白河院、後白河上皇、後白河法皇
【略伝】
 天皇(77代)。
 親王時代は今様に没頭し、遊興に耽っていたといわれる。
 父鳥羽院の院政下、1155(久寿2)年に異母弟近衛天皇が崩御すると、鳥羽院の命により践祚。これには崇徳院の復権を阻もうとした近衛天皇の生母美福門院の意向が強く働いたという。
 翌年、鳥羽院が崩御すると、崇徳院が実権回復を企図して藤原頼長源為義などとともに挙兵するが、側近の信西の主導により平清盛源義朝などの加勢を得てこれを鎮圧。1158(保元3)年には守仁親王(二条天皇)に譲位し、以後、二条天皇から後鳥羽天皇の5代にわたって断続的に院政を行った。
 1159(平治元)年の平治の乱の後、清盛が武家の第一人者となると、院政の基盤確立のため、縁戚関係などを通じて平氏との結びつきを深め、平氏一門を重用する。しかし、強大な権力を有するに至った清盛と次第に不和となり、1177(治承元)年には京都鹿ヶ谷にて近臣藤原成親らと平氏打倒の謀議を開いたもののほどなくしてこれが露見。成親をはじめ近臣の多くが清盛によって処罰され、清盛との対立がさらに深まる。その後、平氏荘園の没収など強攻策に出たが、1179(治承3)年、清盛によって院政を停止され、鳥羽殿に幽閉された。
 1181(養和元)年の清盛の没後は院政を再開させ、1183(寿永2)年、木曽義仲の軍勢が京都に迫って平氏一門がそろって都落ちすると、義仲に平氏追討を命じる。しかし、京都での義仲勢の狼藉などに業を煮やすと源頼朝に義仲追討を命じ、頼朝の命を受けた源義経らの軍勢が西上すると、これに憤慨した義仲に法住寺殿を襲撃され、一時、幽閉された。
 1185(文治元)年の平氏滅亡後、頼朝・義経兄弟の間に対立が生じると、義経に迫られて頼朝追討の院宣を発するが、その後、義経勢が瓦解すると頼朝に義経追討の院宣を与えるなど、武家勢力の間を巧みに遊泳し、頼朝をして「天下一の大天狗」と呼ばしめたという。1190(建久元)年、前年に陸奥を平定して全国統一を成し遂げた頼朝の上洛を受け、これと対面。以後は頼朝との協力関係を深めた。
【配役】
矢奈木邦二郎 …… 笛吹若武者(1955・映画)
泉田行夫(42) …… 続源義経(1956・映画)
芥川比呂志①(46) …… 怒涛日本史(後白河法皇)(1966・MBS)
芥川比呂志②(50) …… 北条政子(1970・NET)
岩田 正 …… 女人平家(1971・ABC)
滝沢 修(66) …… 新・平家物語(1972・NHK)
2尾上松緑(66) …… 草燃える(1979・NHK)
神山 繁(53) …… 雪の華(1982・TBS)
津川雅彦(50) …… 源義経(1990・TBS)
平幹二朗①(58) …… 源義経(1991・NTV)
高橋英樹(48) …… 平清盛(1992・TBS)
中尾 彬(51) …… 炎立つ(1993・NHK)
長門裕之(63) …… 弁慶(1997・ANB)
平泉 成(60) …… 弁慶(2004・TVO=テレビ大阪)
平幹二朗②(72) …… 義経(2005・NHK)
松田翔太(27) …… 平清盛(2012・NHK)
西田敏行(75) …… 鎌倉殿の13人(2022・NHK)
松村邦洋(55) …… 義経のスマホ(2022・NHK)

コスメ・デ・トルレス
こすめ・で・とるれす/Cosme de Torres

【生没】1510(永正7)-1570(元亀元)
【生地】スペイン
【実父】
【実母】
【別称】トーレス
【略伝】
 ザビエルと出会ってこれに心酔し、イエズス会に入会。1549(天文18)年にザビエルらとともに来日して布教活動を開始し、1551(天文20)年にザビエルが日本を離れる際には日本での布教活動を託され、日本人ロレンソらとともに九州を中心に引き続き布教活動に尽力する。とりわけ肥前三城城主大村純忠の信任を得、純忠に洗礼を授け、長崎開港を促してこれを実現させた。
 1570(元亀元)年、自身の要請によりイエズス会から布教のため派遣されたカブラルが来日したのを見届け、同年9月、肥後天草に没した。
【配役】
カルロス・モリーナ …… 信長(1992・NHK)

巨勢由利
こせ・よしとし

【生没】1663(寛文3)-1719(享保4)
【実父】巨勢利清
【実母】壷井義高女
【略伝】
 徳川吉宗の母方の叔父。
 甥に当たる紀州藩主徳川吉宗が幕府8代将軍に就任した後の1718(享保3)年に幕府に召し出されて5000石を与えられた。
【配役】
中本 賢(39) …… 八代将軍吉宗(1995・NHK)

五代才助
ごだい・さいすけ

【生没】1835(天保6)-1885(明治18)
【生地】薩摩国
【実父】五代秀堯
【実母】やす(本田氏女)
【別称】五代友厚
【略伝】
 薩摩藩(島津家)に仕える。
 1857(安政4)年に長崎の幕府海軍伝習所に入って航海術などを学び、1862(文久2)年には藩命により清国上海に渡る。1865(慶応元)年には渡欧して各国の情況を視察、翌年の帰国後は御納戸奉行格御用人席外国掛に任ぜられ、藩の貿易を一手に担う。
 維新後は新政府に出仕し、政府参与・外国事務掛などを務めた一方で、大阪造幣寮の設立などにも関わったが、1869(明治2)年に辞職。その後、実業界に転身し、1878(明治11)年には大阪商法会議所を創立してその会頭となり、大阪株式取引所のほか大阪青銅会社や大阪商船などさまざまな企業の設立に関与して大阪の商工業発展に大いに寄与した。
【配役】
松本泰輔(34) …… 妙国寺事件(1929・日活)
6嵐徳三郎(57) …… 夫婦二世(1940・映画)
月形龍之介(42) …… 狼火は上海に揚る(1944・大映)
永田光男(46) …… 商魂(1960・ABC)
蜷川幸雄(33) …… 竜馬がゆく(1968・NHK)
和田 周(36) …… 勝海舟(1974・NHK)
桐原史雄(32) …… 花神(1977・NHK)
古谷一行(34) …… いま暁の鐘が(1978・MBS)
田辺しげる(30) …… 風が燃えた(1978・TBS)
加茂 正 …… 竜馬がゆく(1982・TX)
勝野 洋(40) …… 奇兵隊(1989・NTV)
財津一郎(63) …… 夜会の果て(1997・NHK)
ディーン・フジオカ①(35) …… あさが来た(2015・NHK)
ディーン・フジオカ②(41) …… 青天を衝け(2021・NHK)

後醍醐天皇
ごだいご・てんのう

【生没】1288(正応元)-1339(延元4・暦応2)
【生地】山城国
【家系】皇室
【実父】後宇多天皇
【実母】忠子(五辻忠継女)
【略伝】
 天皇(96代)。
 1308(徳治3)年、持明院統の花園天皇の皇太子となり、1318(文保2)年の帝の退位により践祚。当初は父後宇多院による院政がなされたが、1321(元亨元)年より親政を敷き、北畠親房らの人材を側近くに集め、政務や訴訟審理に熱心に取り組んだ一方で、学問や武芸などにも励む。次第に倒幕の意志を固めて計画を練ったが、1324(正中元)年に六波羅探題の密偵によって幕府に露見し、日野資朝らの側近の多くが幕府に捕縛される。
 自身は難を逃れたが、その後も倒幕の計画を企み、1331(元弘元)年、側近吉田定房の密告により再び幕府に計画が露見(元弘の変)。幕府の追及を逃れるため、京都を脱出して山城笠置山に立て籠もり、楠木正成らの助勢を得たが、幕府方の大軍に包囲されて敗れ、翌年、幕府により隠岐に流される。しかし、各地で倒幕の機運が高まると、翌1333(元弘3・正慶2)年に隠岐を脱出。同年5月の幕府崩壊を受けて帰京し、帝位に復していわゆる「建武の新政」を開始した。
 新政では、雑訴決断所や武者所などの機関を新たに設置するなど新政策を実行したが、新政策や恩賞、役職をめぐって一部武家勢力の離反を招き、1335(建武2)年には中先代の乱の鎮定のために東下した足利尊氏も離反。正成や新田義貞らを尊氏討伐に当たらせるが失敗し、翌年、上洛を果たした尊氏によって京都花山院に幽閉される。しかし、ほどなくして脱出し、大和吉野に拠った(南北朝分裂)。
 吉野では、皇位の正統性を主張し、皇子を全国各地に派遣して京都の朝廷および尊氏が開いた幕府に抗戦したが、勢力を回復できぬまま、1339(延元4・暦応2)年、吉野に崩御した。
【配役】
徳大寺伸(48) …… 大楠公(1959・MBS)
片岡孝夫(47) …… 太平記(1991・NHK)

小谷甚左衛門
こたに・じんざえもん

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 徳川家の家臣。
 徳川家康に仕えるが、大賀弥四郎らとともに、徳川家と対立していた武田家へ内通する。しかし、1574(天正2)年、同志であった山田八蔵が計画を自白して露見したため、武田家へ出奔した。
【配役】
楠見尚巳(29) …… 徳川家康(1983・NHK)

小塚藤右衛門
こづか・とうえもん

【生没】?-1583(天正11)
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 前田家の家臣。
 前田利家にその前田家家督継承以前から仕えていた荒子七人衆の一。1583(天正11)年の羽柴勢との賤ヶ岳の戦いで利家が戦線を離脱した際、殿軍となって討死した。
【配役】
二反田雅澄(33) …… 利家とまつ 加賀百万石物語(2002・NHK)

後土御門天皇
ごつちみかど・てんのう

【生没】1442(嘉吉2)-1500(明応9)
【生地】山城国
【家系】皇室
【実父】後花園天皇
【実母】信子(藤原孝長女)
【略伝】
 天皇(103代)。
 1464(寛正5)年、父帝の退位により践祚。1467(応仁元)年からの応仁の乱により、皇室領は失われて朝儀も実施できない状態となった一方で、将軍足利義政の正室日野富子との密通が噂されるなど、皇室の権威低下が進んだ。
 1500(明応9)年に崩御したが、宮中の混乱から葬儀が遅れ、棺は崩御から40日以上も御所内に置かれたままだった。
【配役】
川野太郎(34) …… 花の乱(1994・NHK)

小 常
こつね

【生没】?-1867(慶応3)
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 京都島原の芸妓。
 永倉新八との間に磯子をもうけた。
【配役】
千原しのぶ(23) …… 新選組鬼隊長(1954・東映)役名は千代菊
北原しげみ(20) …… 新選組血風録 近藤勇(1963・東映)
河合綾子 …… 新選組血風録(1998・ANB)
小西美帆(27) …… 新選組!(2004・NHK)役名はおその

こと

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】土方歳三の姉のぶの夫である佐藤彦五郎とは縁戚関係にあったとされ、その関係で歳三と知り合い、その許婚となったという(伝承とするものも多い)。
【配役】
田丸麻紀(26) …… 新選組!(2004・NHK)

こと

【生没】1848(嘉永元)-1874(明治7)
【生地】
【実父】三木吉兵衛
【実母】
【略伝】
 小松帯刀の側室。
 もとは京都祇園の名妓であったという。後に、京都で活動していた小松帯刀と懇意になり、京都の小松邸に接待掛として引き取られ、帯刀との間に安千代(清直)をもうける。
 1870(明治3)年に帯刀の死を看取った後は、安千代を帯刀の正室に預け、帯刀と親交のあった五代友厚のもとで過ごした。
【配役】
渡辺典子(25) …… 翔ぶが如く(1990・NHK)役名はお縫
原田夏希(23) …… 篤姫(2008・NHK)

五 徳
ごとく

【生没】1559(永禄2)-1636(寛永13)
【生地】尾張国?
【家系】織田氏
【実父】織田信長
【実母】吉乃
【別称】徳姫
【略伝】
 織田信長の長女。
 1567(永禄10)年、徳川家康の嫡男信康に嫁いでその本拠三河岡崎城に暮らすが、信康の生母瀬名(築山殿)との折り合いが悪かったとされ、信長に信康と築山殿を非難する手紙を送っていたという。1579(天正6)年、信康と築山殿が武田勝頼への内通の疑いから家康に成敗されたが、その原因も自らが信長に送った手紙だと考えられている。
 翌1580(天正8)年、岡崎城を出て岐阜城に移り、長兄信忠の庇護を受けたが、1582(天正10)年6月の本能寺の変で信忠が横死すると次兄信雄を頼る。信雄の没落後は余生を京都に過ごした。
【配役】
岩崎加根子(29) …… 反逆児(1961・東映)
岩本多代(23) …… 家康無情(1963・NET)
稲垣美穂子(26) …… 徳川家康(1964・NET)
吉本晴美 …… 徳川家康(1965・東映)
長内美那子(27) …… 築山殿始末(1966・CX)
大場久美子(23) …… 戦国うらばなし 長勝院の萩 家康父子に愛された女(1983・ABC)
北原留美→長谷川真弓(13)→田中美佐子(24)…… 徳川家康(1983・NHK)
坂内千帆→森永奈緒美(24)…… 徳川家康(1988・TBS)
南野陽子(25) …… 徳川家康 戦国最後の勝利者(1992・ANB)
三海菜穂美→井上亜子→西村裕子→成田 恵(22)…… 信長(1992・NHK)
若林志穂(23) …… 織田信長(1994・TX)
山下翔子 …… 豊臣秀吉天下を獲る!(1995・TX)
大西結花(29) …… 徳川の女(1997・TX)
竹本聡子(32) …… 徳川家康と三人の女(2008・EX)
植原星空(11) …… おんな城主直虎(2017・NHK)
松岡夏輝(10)→久保史緒里(22)…… どうする家康(2023・NHK)

後鳥羽天皇
ごとば・てんのう

【生没】1180(治承4)-1239(延応元)
【生地】山城国
【家系】皇室
【実父】高倉天皇
【実母】七条院
【別称】後鳥羽院、後鳥羽上皇
【略伝】
 天皇(82代)。
 1183(寿永2)年、平氏一門が異母兄安徳天皇を報じて都落ちすると、祖父後白河院の院政の下で践祚する。
 1198(建久9)年に第一皇子為仁親王(土御門天皇)に譲位して院政を開始し、西面の武士を新設するなど朝廷の権力回復をめざしてさまざまな政策を積極的に実行する。その後、幕府からの政権奪回を企図し、1221(承久3)年、幕府執権北条義時追討の宣旨を発するが、義時の命を受けた幕府の大軍が京都に攻め寄せ、これに降伏。院政を停止され、出家した後、隠岐島に流され、18年の後、ここで崩御した。
 なお、文武両道にわたって多芸多才で、和歌・蹴鞠・管弦に長じ、1201(建仁元)年には和歌所を再興して藤原定家らに『新古今和歌集』の撰進を命じる。後に自らこれに手を入れたとされ、1205(元久2)年に一応の完成をみている。
【配役】
本多忠宏→遠藤義徳(15)→1尾上辰之助(33)…… 草燃える(1979・NHK)
三俣 凱(6)…… 義経(2005・NHK)
尾上 凛→2尾上松也(37)…… 鎌倉殿の13人(2022・NHK)

後奈良天皇
ごなら・てんのう

【生没】1496(明応4)-1557(弘治3)
【生地】山城国
【家系】皇室
【実父】後柏原天皇
【実母】藤子(勧修寺教秀女)
【略伝】
 天皇(105代)。
 1512(永正12)年、親王宣下。1526(大永6)年の父帝の崩御により践祚したが、財政の窮乏から即位の礼は10年後の1536(天文5)年になってようやく執り行われた。
【配役】
4市川段四郎(61) …… 風林火山(2007・NHK)

木場伝内
こば・でんない

【生没】1817(文化14)-1891(明治24)
【生地】薩摩国
【実父】
【実母】
【別称】木場清生
【略伝】
 薩摩藩士。
 薩摩藩(島津家)に仕える。文久年間(1861~63)に見聞役として奄美大島に渡り、同地に流されていた西郷吉之助の世話を担当。大島から戻った後は、大坂薩摩藩邸の留守居役などを務めた。
【配役】
松山新一 …… 西郷隆盛(1964・CX)
市川岩五郎(57) …… 竜馬がゆく(1968・NHK)
谷田 歩(43) …… 西郷どん(2018・NHK)

後花園天皇
ごはなぞの・てんのう

【生没】1419(応永26)-1470(文明2)
【生地】山城国
【家系】皇室
【実父】貞成親王
【実母】幸子(庭田経有女)
【略伝】
 天皇(102代)。
 崇光天皇の曽孫。1428(正長元)年の称光天皇の崩御により践祚。在位中は天災や一揆、戦乱が相次いだほか、1443(嘉吉3)年には朝廷内に乱入した南朝の遺臣らに神器の一部を奪われる事件(禁闕の変)が起こるなど、次第に朝廷の権威低下が進んだが、 将軍足利義政にはその行状を諌める漢詩を贈るなどした。
 1464(寛正5)年に第一皇子成仁親王(後土御門天皇)に譲位し、太上天皇と称された。
【配役】
大出 俊(53) …… 花の乱(1994・NHK)

こ ほ
こほ

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】ねね(高台院)の侍女。
【配役】
津島恵子(55) …… おんな太閤記(1981・NHK)
桂木 文(27) …… 独眼竜政宗(1987・NHK)

古 保
こほ

【生没】1585(天正13)-1658(万治元)
【生地】
【家系】細川氏
【実父】細川忠興
【実母】松(郡主馬女)
【略伝】
 長岡佐渡の妻。
 細川忠興の三女。1598(慶長3)年に長岡佐渡に嫁いだ。
【配役】
松浦築枝(49) …… 剣豪二刀流(1956・映画) 役名は初子

小堀政一
こぼり・まさかず

【生没】1579(天正7)-1647(正保4)
【生地】近江国
【実父】小堀正次
【実母】磯野員昌
【別称】小堀遠州
【略伝】
 豊臣秀吉の小姓を務め、古田織部に茶の湯を学ぶ。
 1604(慶長9)年、父正次の死により家督を相続し、備中松山の代官を務める。
 茶人としても著名であった一方、建築・造園に通じ、京都御所や駿府城などの作事奉行を歴任。1623(元和9)年からは伏見奉行を務めた。
【配役】
舟木洋一(28) …… 千姫御殿(1960・大映) 役名は小堀備中守/大坂落城後の千姫(山本富士子)の嫁ぎ先候補

こま

【生没】1581(天正9)-1595(文禄4)
【生地】出羽国
【実父】最上義光
【実母】大崎義直女
【略伝】
 豊臣秀次の側室。
 1591(天正19)年、陸奥で起こった九戸政実の乱の鎮定のために最上家の本拠山形城に立ち寄った豊臣秀次に見初められたという。
 後に秀次の側室となるが、1595(文禄4)年の秀次自害に連座し、京都三条河原で処刑された。
【配役】
坂上香織(13) …… 独眼竜政宗(1987・NHK)
西村知美(23) …… 独眼竜の野望 伊達政宗(1993・ANB)

狛 秀盛
こま・ひでもり

【略伝】
 山城の国人。
 1467(応仁元)年からの応仁の乱では畠山政長に属したが、1483(文明15)年、政長と対立する畠山義就の攻撃を受けて没落したという。
【配役】
鳥木元博(36) …… 花の乱(1994・NHK)

小牧源太
こまき・げんた

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 斎藤家の家臣。
 斎藤道三に仕えていたが、1556(弘治元)年、道三の子義龍が道三討伐のために挙兵するとこれに馳せ参じ、長良川畔で道三を討ち取る。しかし、その後、道三の首級を盗み出してこれを丁重に葬ったという。
【配役】
瀬川路三郎(46) …… 織田信長(1940・日活)
小林昭二(43) …… 国盗り物語(1973・NHK)
柴田善行(54) …… 桶狭間(2021・CX)

小松原英太郎
こまつばら・えいたろう

【生没】1852(嘉永4)-1919(大正8)
【生地】備前国
【実父】小松原荘二
【実母】広直氏
【略伝】
 鰻問屋の子に生まれる。
 藩校(岡山学校)で教鞭をとっていた叔父の周旋で藩校に学び、英語などを学ぶ。維新後は、言論運動に身を投じ、評論新聞、朝野新聞などに勤めて政府批判の論陣を張る。その一方で、1874(明治7)年には新聞紙条例違反で逮捕され、禁錮2年の刑を受けた。
 1880(明治13)年より外務省に勤務し、1884(明治17)年からドイツ公使館在勤となり、地方自治制度を研究。帰国後は、埼玉県知事、静岡県知事などを歴任する。
 1901(明治33)年に貴族院議員となり、1908(明治41)年に成立した第二次桂太郎内閣に文相として入閣。1916(大正5)年からは枢密顧問官を務めた。
【配役】
春海四方(60) …… いだてん 東京オリムピック噺(2019・NHK)役名は小笠原文部大臣

後水尾天皇
ごみずのお・てんのう

【生没】1596(慶長元)-1680(延宝8)
【生地】山城国
【家系】皇室
【実父】後陽成天皇
【実母】中和門院
【略伝】
 天皇(108代)。
 1611(慶長16)年、父帝の譲位により践祚。1615(元和元)年の禁中並公家諸法度が発布などにより朝廷に対する幕府の支配が強化される中、1620(元和6)年には将軍徳川秀忠の娘和子を女御(後に中宮)を迎えたが、次第に幕府に対する不信感を募らせる。
 1627(寛永4)年、幕府の許可を得ずに紫衣着用の勅許を発したことを咎められ、幕府のこれを無効とすべく圧力を受けると反発し、1629(寛永6)年に退位。その後、明正天皇から霊元天皇までの4代51年にわたって院政を敷いた。
【配役】
大場泰正(28) …… 葵 徳川三代(2000・NHK)
柴田善行(38) …… 大奥 第一章 スペシャル(桜散る)(2005・CX)

小南五郎右衛門
こみなみ・ごろうえもん

【生没】1812(文化9)-1882(明治15)
【生地】土佐国
【実父】小南民右衛門
【実母】井上氏女
【別称】小南良和
【略伝】
 土佐藩士。
 土佐藩(山内家)に仕え、とりわけ藩主山内容堂に重用されてその側役、土佐藩大目付などを務める。
 1859(安政6)年のいわゆる安政の大獄の際、そして1863(文久3)年の尊王攘夷から公武合体への藩論の転換の際、二度にわたって失脚するもいずれも復帰。維新後は、高知藩大参事、宮内省御用掛などを務めた。
【配役】
嵐珏松郎(51) …… 妙国寺事件(1929・日活)
大倉文雄 …… 維新前夜(1941・東宝)
今村原兵(61) …… 天皇の世紀(1971・ABC)
唐沢民賢(52) …… 坂本龍馬(1989・TBS)

小村寿太郎
こむら・じゅたろう

【生没】1855(安政2)-1911(明治44)
【生地】日向国
【実父】小村寛平
【実母】梅
【略伝】
 日向飫肥藩士の子に生まれる。
 長崎での遊学などを経て、東京の大学南校に入り、法律を学ぶ。1875(明治8)年に文部省の第一回留学生としてアメリカに渡り、ハーバード大学でも法律を学んだ。
 1880(明治13)年の帰国後は司法省に入り、大審院判事などを務めるが、1884(明治17)年に外務省に転じる。1893(明治26)年には駐清臨時代理公使となり、翌年6月に日清両国が朝鮮へ出兵すると、清に対する強硬論を主張。日清開戦後は第一軍に従い、占領地の清国安東県に設置された民政庁の長官に就任し、民心の掌握に務め、高い評価を得る。
 その後、外務次官、駐米公使、駐露公使などを経て、1900(明治33)年に駐清公使に就任し、義和団事件の事後処理に活躍。翌1901(明治34)年9月、第一次桂太郎内閣に外相として入閣し、日英同盟の締結を推進する一方、日露開戦のための外交に奔走する。日露開戦後の講和交渉でも最前線に立ち、日本全権としてポーツマス条約の締結に当たった。
 1906(明治39)年に枢密顧問官となり、その後、駐英公使に転じたが、1909(明治41)年、第二次桂内閣に外相として再び入閣。韓国併合、条約改正(関税自主権の回復)を主導するが、1911(明治44)年8月の桂内閣総辞職後に隠退し、同年11月に没した。
【配役】
東 勇路(27) …… 杉浦重剛先生(1929・日活)
尾崎 輔 …… 高橋是清自伝(1936・映画)
伊達三郎(33) …… 日露戦争勝利の秘史 敵中横断三百里(1957・大映)
原 文雄 …… 明治天皇と日露大戦争(1957・新東宝)
嵐寛寿郎(63) …… 柔道水滸伝(1965・CX)
北沢 彪(55) …… 明治天皇(第1部)(1966・YTV)
堀 雄二(47) …… 花散らすまじ ある外交官の物語(1969・12CH)
辻 萬長(32) …… 明治の群像(鹿鳴館)(1976・NHK)
小林桂樹①(53) …… 明治の群像(日英同盟)(1976・NHK)
中島久之(24)→小林桂樹②(53)…… 明治の群像(小村寿太郎)(1976・NHK)
戸浦六宏(47) …… 海は甦える(1977・TBS)
小坂一也(43) …… 風が燃えた(1978・TBS)
川合伸旺(48) …… 二百三高地(1980・東映)
芦田伸介(64) …… その時歴史は変わった 今つづる父と母の昭和史(1981・ANB)
石坂浩二(40) …… ポーツマスの旗(1981・NHK)
山本 學(55) …… 日出づる国の密使(1992・RKB=毎日放送)
竹中直人(53) …… 坂の上の雲(2009・NHK)
高知東生(47) …… TAKAMINE アメリカに桜を咲かせた男(2011・映画)
半海一晃(63) …… 青天を衝け(2021・NHK)

ゴメス・マリーニャス
ごめす・まりいにゃす/Gómez Pérez das Mariñas

【生没】1539(天文8)-1593(文禄2)
【生地】スペイン
【実父】Fernán Díaz de Ribadeneira
【実母】Berenguela das Mariñas y Haro
【略伝】
 スペイン領フィリピンの総督。
 1590(天正18)年よりフィリピン総督を務め、在任中には豊臣秀吉より服属要求を受けるがこれを拒否する。
 1593(文禄2)年10月、フィリピンの南に位置するモルッカ諸島に艦隊を率いて遠征する途中、中国人の乗組員らによって殺害された。
【配役】
ミシェル・マサボ …… 黄金の日日(1978・NHK)

後村上天皇
ごむらかみ・てんのう

【生没】1328(嘉暦3)-1368(正平23・応安元)
【生地】山城国
【家系】皇室
【実父】後醍醐天皇
【実母】阿野廉子
【別称】義良親王
【略伝】
 天皇(97代)。
 1333(元弘3・正慶2)年、幕府崩壊後に新政を開始した父帝より陸奥平定の命を受け、陸奥守北畠顕家らに擁されて陸奥へ下向。1335(建武2)年、中先代の乱の鎮定のために東下していた足利尊氏が帝より離反した際には、これを討伐すべく顕家らに奉じられて西上し、一時は尊氏の軍勢を京都より追う。
 後に、京都から脱出して大和吉野へ移った父帝の皇太子となり、1339(延元4・暦応2)年、死の床にあった帝の譲位を受けて践祚。しかし、幕府の圧力に次第に押され、1348(正平3・貞和4)年に南朝の主力楠木正行が河内四條畷に討死すると劣勢となり、同年には高師直の軍勢に吉野を襲われ、さらに奥地の賀名生に居所を移した。
 翌年からの幕府の内紛に乗じ、1352(正平7・観応3)年には楠木正儀らの攻撃によって一時京都の奪回に成功する。自らも山城男山にまで進むが、ほどなくして幕府方の反撃に遭って賀名生に戻り、その後、河内金剛寺、河内観心寺、摂津住吉と御在所を移したが、父帝同様、京都への帰還が叶わぬまま、1368(正平23・応安元)年、住吉に崩御した。
【配役】
中村 彰(42)…… 楠公二代誠忠録(1958・映画)
細山田隆人(6)→西垣内佑也→渡辺博貴(18)…… 太平記(1991・NHK)

米田求政
こめだ・もとまさ

【生没】1526(大永6)-1591(天正19)
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 足利家の家臣。
 将軍足利義輝に仕え、1565(永禄8)年に義輝が殺害されると、幽閉されたその弟覚慶(義昭)細川藤孝らとともに脱出させることに成功。しかし、義昭の将軍就任後、義昭の怒りを買って蟄居させられ、その後は藤孝の庇護を受ける。子孫は長岡を称し、代々細川家の家老を務めた。
【配役】
久松保夫(54) …… 国盗り物語(1973・NHK)
潮 哲也(56) …… 国盗り物語(2005・TX)

菰の十蔵
こもの・じゅうぞう

【生地】下総国?甲斐国?
【略伝】
 初代市川団十郎の父。
 町奴「菰の十蔵」として知られた侠客で、唐犬権兵衛などと交友があったという。
【配役】
瀬川路三郎①(46) …… 宮本武蔵 第一部・第二部(1940・日活)
瀬川路三郎②(46) …… 宮本武蔵 第三部(1940・日活)
鈴木金哉 …… 宮本武蔵 巌流島の決斗(1965・東映)
大東俊治 …… 宮本武蔵(1975・CX)
河原さぶ(39) …… 宮本武蔵(1984・NHK)
17市村羽左衛門(69) …… 花道は炎のごとく(1985・NTV)
山崎裕太(22) …… 武蔵 MUSASHI(2003・NHK)

小森久太郎
こもり・ひさたろう

【生没】1815(文化12)-1871(明治4)
【生地】
【実父】小森一清
【実母】ひで
【別称】小森一貫斎
【略伝】
 会津藩士。
 西郷頼母近悳の母方の叔父。会津藩(松平家)に仕え、1862(文久2)年、主君松平容保が京都守護職となると、これに従って上洛し、容保の側近くに仕える。
 1868(明治元)年1月の会津藩の京都撤退とともに会津に戻り、会津防衛のために編成された朱雀隊の一番隊長となって、会津藩の降伏まで新政府軍と交戦。維新後は東京にて謹慎した。
【配役】
荒木優騎(49) …… 新選組!(2004・NHK)

小八木卓助
こやぎ・たくすけ

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 土佐藩(山内家)に仕え、大監察の任にあった1864(元治元)年6月には、有志による武市半平太放免の請願を受けた記録が残る。
 維新後は高知県議会議員などを務め、1880(明治13)年からは同議長を務めた。
【配役】
高杉哲平(48) …… 竜馬がゆく(1968・NHK)

小梁川泥蟠斎
こやながわ・でいばんさい

【生没】1523(大永3)-1595(文禄4)
【家系】伊達氏
【実父】小梁川親宗
【別称】小梁川盛宗
【略伝】
 伊達家の家臣。
 伊達晴宗輝宗政宗の伊達家3代に仕え、出羽高畠城主を務めて各地を転戦した。
【配役】
福田豊土(53) …… 独眼竜政宗(1987・NHK)

小山屋弥兵衛
こやまや・やへい

【略伝】
 江戸日本橋石町3丁目の裏店に公事宿を構える。
 1701(元禄14)年、仇討ちのために江戸へ下った大石主税が公事訴訟の名目で垣見左内の変名で宿泊。その後、大石内蔵助も垣見五郎兵衛の名で投宿した。
【配役】
明石 潮(71) …… あゝ忠臣蔵(1969・KTV) 役名は小山屋善兵衛
4桂三木助(42) …… 元禄繚乱(1999・NHK)

後陽成天皇
ごようぜい・てんのう

【生没】1571(元亀2)-1617(元和3)
【生地】山城国
【家系】皇室
【実父】誠仁親王
【実母】勧修寺晴子
【別称】和仁親王
【略伝】
 天皇(107代)。
 1586(天正14)年、祖父正親町天皇の退位により践祚。父誠仁親王が既に没していたため、嫡孫継承となる。
 1588(天正16)年、豊臣秀吉の造営した聚楽第の完成に当たってこれに行幸し、盛大な饗応を受けるなど、秀吉に対しては好感を抱いていたとされるが、秀吉の死後、天下の実権を掌握した徳川家康とは折り合いが悪く、弟八条宮に譲位しようとするが家康の反対にあって果たせなかった。しかし、その後、家康の朝廷への介入が強まると、家康への不信感が増幅したとみえ、1611(慶長16)年に退位した。
【配役】
2中村獅童(17) …… 利休(1989・松竹)
木下浩之(42) …… 葵 徳川三代(2000・NHK)
柄本時生(17) …… 功名が辻(2006・NHK)
酒井俊介(31) …… 真田丸(2016・NHK)

五龍局
ごりゅうのつぼね/実名は未詳

【生没】?-1574(天正2)
【生地】安芸国
【家系】毛利氏
【実父】毛利元就
【実母】吉川国経女
【略伝】
 毛利元就の次女。
 父元就が宍戸元源と講和した際、その嫡孫隆家に嫁いだ。
【配役】
伊藤明日香→高橋由美子(23) …… 毛利元就(1997・NHK) 役名は可愛

小りん
こりん

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】司馬遼太郎『功名が辻』に登場する忍者(創作人物)。
【配役】
弓 恵子(30) …… 戦国夫婦物語 功名が辻(1966・NET)
辺見えみり(21) …… 司馬遼太郎の功名が辻(1997・ANB)
長澤まさみ(19) …… 功名が辻(2006・NHK)

惟康親王
これやす・しんのう

【生没】1264(文永元)-1326(嘉暦元)
【生地】相模国
【家系】皇室
【実父】宗尊親王
【実母】宰子
【略伝】
 鎌倉幕府7代将軍。
 1266(文永3)年、父宗尊親王が幕府の圧力によって将軍職を追われると、幕府7代将軍に就任。歴代将軍では最も長い期間(23年)将軍位にあったが、1289(正応2)年に父同様に将軍職を追われ、京都へ戻る。その後、嵯峨に隠棲して出家した。
【配役】
小阪風真(6)
山内 翼(12)
藤沼 豊(16)
…… 北条時宗(2001・NHK)

衣川の媼
ころもがわのおうな

【略伝】袈裟の母。
【配役】
明ゆき江 …… 鳥羽の恋塚(1924・松竹)
荒木道子(55) …… 新・平家物語(1972・NHK)

古 牟
こん
【生没】1682(天和2)-1766(明和3)
【生地】
【実父】太田宗庵
【実母】
【別称】法心院
【略伝】
 徳川家宣の側室。
 町医者の子に生まれる。家宣の甲府藩主時代にその江戸桜田屋敷に奉公に上がり、家宣が江戸城に入るとこれに従う。やがて家宣の目に留まって家千代をもうけるが、家千代は早世した。
 1712(正徳2)年の家宣没後は落飾し、法心院を称して浜御殿に余生を過ごした。
【配役】
大原英子 …… 元禄忠臣蔵 後篇(1942・松竹)
宮園純子(24) …… 大奥㊙物語(1967・映画)
石川阿弥子 …… 大奥(1968・KTV)役名はおちかの方
栗田よう子(35) …… 八代将軍吉宗(1995・NHK)
木村多江①(35) …… 大奥(2006・東映)
木村多江②(35) …… 大奥スペシャル(もうひとつの物語)(2006・CX)
杉山あや羽(23) …… 忠臣蔵 瑤泉院の陰謀(2007・TX)
大音奈々(27) …… 徳川風雲録 八代将軍吉宗(2008・TX)役名は右京の方
内藤理沙(27) …… 忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣(2016・NHK)

古 牟
こん

【生没】1696(元禄9)-1723(享保8)
【生地】
【実父】竹本正長
【実母】
【略伝】
 徳川吉宗の側室。田安宗武の母。
 紀州藩士の子に生まれる。吉宗の側室須磨の没後、その親戚に当たることから召しだされ、やがて吉宗の寵愛を受け、宗武をもうける。
 1716(享保元)年、吉宗が幕府8代将軍に就任すると、これに伴って江戸城大奥に入った。
【配役】
今 陽子(19) …… 男は度胸(1970・NHK)
津田京子(35) …… 女盗賊忍び舞い(1983・CX)役名はお美代の方
細川ふみえ(24) …… 八代将軍吉宗(1995・NHK)
石井豊子(55) …… 逃亡者おりん(2006・TX)

坤 功
こんこう

【生没】1562(永禄5)-1637(寛永14)
【生地】琉球王国
【実父】尚朝里
【実母】
【別称】島尻佐司笠按司加那志
【略伝】琉球国王尚永王妃。
【配役】
富司純子(48) …… 琉球の風(1993・NHK) 役名は尚永王妃

金剛秀綱
こんごう・ひでつな

【生没】?-1189(文治5)
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 奥州藤原氏の家臣。
 藤原秀衡泰衡父子に仕える。1189(文治5)年の源頼朝による陸奥侵攻の際、これと戦って討死した。
【配役】
飯田覚三(59)→清水 元(59)…… 源義経(1966・NHK)
天野勝弘(41)…… 義経(2005・NHK)

権 六
ごんろく

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】お杉の弟。吉川英治『宮本武蔵』の創作人物。
【配役】
香川良介(41) …… 宮本武蔵(1937・日活) 役名は河原の権叔父
山本冬郷(57) …… 宮本武蔵 決闘般若坂(1943・大映)
谷 晃①(44) …… 宮本武蔵(1954・東宝) 役名は河原の権六
谷 晃②(45) …… 続宮本武蔵 一乗寺の決斗(1955・東宝)
阿部九州男①(51) …… 宮本武蔵(1961・東映) 役名は渕川権六
阿部九州男②(52) …… 宮本武蔵 般若坂の決斗(1962・東映)
阿部九州男③(53) …… 宮本武蔵 二刀流開眼(1963・東映) 役名は権叔父
山村弘三(51) …… 宮本武蔵(1975・CX) 役名は権叔父
今福将雄(63) …… 宮本武蔵(1984・NHK) 役名は淵川権六
早川雄三(65) …… 宮本武蔵(1990・TX)
守田比呂也(77) …… 宮本武蔵(2001・TX)
谷 啓(71) …… 武蔵 MUSASHI(2003・NHK)
赤塚真人(63) …… 宮本武蔵(2014・EX)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
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