脇坂安宅
わきざか・やすおり

【生没】1809(文化6)−1874(明治7)
【生地】武蔵国
【家系】堀田氏
【実父】脇坂安董
【実母】木村氏女
【別称】脇坂淡路守
【略伝】
 江戸幕府の老中。
 1841(天保12)年、父安董の死により家督を相続し、播磨龍野藩主となる。
 その後、寺社奉行や京都所司代などを務め、1857(安政4)年に老中に就任し、外国掛となって日米修好通商条約の締結などに関与。1861(文久元)年に老中を辞し、翌年4月に隠居するが、翌5月に再び老中に任ぜられる。しかし、同年9月に辞任し、12月には老中在職中の不手際により謹慎命令を受けた。
【配役】
市川謹也(41) …… 桜田門(1961・大映)
田中明夫(45) …… 天皇の世紀(1971・ABC)
和田昌也 …… 奇兵隊(1989・NTV)
宮城幸生 …… 勝海舟(1990・NTV)
萬屋錦之介(61) …… かかし半兵衛無頼旅 V(1993・ANB)
佐々木功(56) …… 徳川慶喜(1998・NHK)
櫻木健一(60) …… 篤姫(2008・NHK)
仗 桐安(47) …… 青天を衝け(2021・NHK)

脇坂安照
わきざか・やすてる

【生没】1658(万治元)−1722(享保7)
【生地】武蔵国
【実父】脇坂安政
【実母】月光院(今井総十郎女)
【別称】脇坂淡路守
【略伝】
 播磨龍野藩主。
 1684(貞享元)年、父安政の隠居により家督を相続し、龍野藩主となる。
 1701(元禄14)年、隣藩の播磨赤穂藩主浅野内匠頭が江戸城内で吉良上野介に刃傷に及んで赤穂藩が改易されると、隣藩藩主として木下肥後守らとともに赤穂城収公の受城使役となり、翌年まで在番した。
【配役】
大谷鬼若(34) …… 忠臣蔵(1912・横田)
片岡市太郎(21) …… 実録忠臣蔵(1921・日活)
中村吉蔵 …… 実録忠臣蔵(1922・松竹)
内田吐夢(24) …… 実録忠臣蔵(1922・牧野)
実川延一郎(50) …… 間重次郎(1925・日活)
児島三郎@(35) …… 実録忠臣蔵(1926・映画)
村田 宏(27) …… 人間定九郎(1926・東亜)
児島三郎A(36) …… 増補改訂忠臣蔵(1927・映画)
藤間林太郎@(28) …… 忠臣蔵 前篇(1927・映画)
嵐長三郎@(25) …… 忠魂義烈 実録忠臣蔵(1928・映画)
藤間林太郎A(29) …… 忠臣蔵 後篇(1928・映画)
福田満洲 …… 赤穂浪士 第一篇 堀田隼人の巻(1929・日活)
金平軍之助(25) …… 元禄快挙 大忠臣蔵(1930・日活)
河津清三郎(23) …… 仇討日本晴 忠の巻 大石父子(1931・帝キネ)
市川右太衛門@(25) …… 忠臣蔵 前篇 赤穂京の巻(1932・映画)
市川右太衛門A(25) …… 忠臣蔵 後篇 江戸の巻(1932・映画)
杉山昌三九(31) …… 忠臣蔵(1937・映画)
嵐寛寿郎A(36) …… 忠臣蔵(1938・日活)
水野 浩(55) …… 残月一騎討ち(1954・映画)
大谷日出夫(45) …… 忠臣蔵(1954・映画)
龍崎一郎(44) …… 赤穂浪士(1956・東映)
五味勝之介(24) …… 赤穂義士(1957・映画)
菅原謙二(32) …… 忠臣蔵(1958・大映)
市川右太衛門(52) …… 忠臣蔵(1959・東映)
1中村錦之助@(29) …… 赤穂浪士(1961・東映)
小林桂樹(39) …… 忠臣蔵(1962・東宝)
久米 明(40) …… 赤穂浪士(1964・NHK)
岡田英次(49) …… あゝ忠臣蔵(1969・KTV)
1中村錦之助A(39) …… 大忠臣蔵(1971・NET)
天知 茂(48) …… 赤穂浪士(1979・ANB)
里居正美(47) …… 峠の群像(1982・NHK)
北大路欣也(48) …… 忠臣蔵(1991・CX)
萬屋錦之介B(62) …… 大忠臣蔵(1994・TBS)
竹脇無我(51) …… 元禄太平記 忠臣蔵 討入りの助っ人たち(1995・ANB)
渡辺 謙(37) …… 忠臣蔵(1996・CX)
大竹修造(52) …… 炎の奉行 大岡越前守(1997・TX)
伊吹吾郎(53) …… 赤穂浪士(1999・TX)
久富惟晴(64) …… 元禄繚乱(1999・NHK)
榎木孝明(47) …… 忠臣蔵 決断の時(2003・TX)
村上弘明(48) …… 忠臣蔵(2004・EX)

脇坂安治
わきざか・やすはる

【生没】1554(天文23)−1626(寛永3)
【生地】近江国
【実父】田付孫左衛門?脇坂安明?
【実母】田付景治妹
【略伝】
 豊臣家の家臣。賤ヶ岳七本槍の一。
 はじめ浅井長政に仕えるが、1573(天正元)年の浅井家の滅亡後は織田信長、後に羽柴(豊臣)秀吉に仕えて各地を転戦。1583(天正11)年の賤ヶ岳の戦いでは秀吉の下で七本槍の一に数えられる戦功を立て、1585(天正13)年には淡路洲本3万石を与えられる。1592(文禄元)年からの2度の朝鮮出兵では水軍を率い、朝鮮水軍を破るなどの活躍をみせた。
 1598(慶長3)年の秀吉の没後、石田三成徳川家康との対立が深まると家康に接近し、1600(慶長5)年6月、家康が上杉景勝追討のために上方より東下した際にもこれに加わろうとするが、三成の妨害にあってやむを得ずこれに加担。しかし、同年9月15日の関ヶ原の戦いで、小早川秀秋の寝返りを契機として徳川方に転じ、その勝利に貢献した。
 戦後は本領を安堵され、1609(慶長14)年には伊予大洲5万3500石に加増転封。1615(元和元)年に隠居した後は京都に隠棲した。
【配役】
坂口進也(53) …… 葵 徳川三代(2000・NHK)
笠 兼三(29) …… 利家とまつ 加賀百万石物語(2002・NHK)
奥田 崇(35) …… 功名が辻(2006・NHK)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
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