川村恵十郎
かわむら・えじゅうろう

【生没】1836(天保7)−1898(明治31)
【生地】武蔵国
【実父】川村正朝
【実母】
【別称】川村正平
【略伝】
 はじめ武蔵河越藩主松平直克に仕え、後に徳川慶喜に仕える。1864(元治元)年に京都で同輩の平岡円四郎が暗殺された際にはその場に居合わせ、平岡を襲った江幡貞七郎林忠五郎を斬殺する。
 1866(慶応2)年の慶喜の将軍就任により幕臣となり、1868(明治元)年の幕府崩壊後は慶喜に従って静岡に移ったが、後に新政府に出仕し、大蔵省、内務省、宮内省などに勤め、1893(明治26)年に退職した。
【配役】
康すおん(39) …… 徳川慶喜(1998・NHK)
波岡一喜(43) …… 青天を衝け(2021・NHK)

川村花菱
かわむら・かりょう

【生没】1884(明治17)−1954(昭和29)
【生地】東京府
【実父】川村恵十郎
【実母】
【略伝】早稲田大英文科を卒業後、島村抱月らの芸術座に入り、脚本や演出を担当した。
【配役】
本橋清司 …… 春の波涛(1985・NHK) 役名は川上花菱

川村三助
かわむら・さんすけ

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 会津藩士。
 会津藩(松平家)に仕える。1868(明治元)年9月、会津藩の新政府への降伏の使者を務めた。
【配役】
山本 寛(43) …… 獅子の時代(1980・NHK)

川村純義
かわむら・すみよし

【生没】1836(天保7)−1904(明治37)
【生地】薩摩国
【実父】川村与十郎
【実母】
【略伝】
 薩摩藩(島津家)に仕え、1855(安政2)年、藩命により長崎海軍伝習所に入り、航海術などを学ぶ。1868(明治元)年からの戊辰戦争では、東北地方まで転戦。維新後は新政府で兵部少輔となるが、1872(明治5)年に兵部省より海軍省が分離された際、旧知の勝海舟の下で海軍大輔となる。1878(明治11)年には参議に就任して海軍卿を兼ね、西郷従道らとともに日本海軍の基礎を築く。
 1885(明治18)年の内閣制度発足に伴って海軍卿を辞し、宮中顧問官に転じる。その後、枢密顧問官を務め、1901(明治34)年、皇太子嘉仁親王(大正天皇)に裕仁親王(昭和天皇)が誕生した際には、嘉仁親王に請われてその養育掛となった。
【配役】
南 光明(34) …… 西南戦争(1929・映画)
松山英太郎(44) …… 田原坂(1987・NTV)
日向 丈(49) …… 青天を衝け(2021・NHK)

川村鉚次郎
かわむら・りゅうじろう

【生没】
【生地】長野県
【実父】
【実母】
【略伝】
 1905(明治38)年、京都市長西郷菊次郎の下で助役に就任し、1908(明治41)年までこれを務める。
 その後、南満州鉄道株式会社に入り、調査課長などを経て理事となる(1920[大正9]年まで)。満鉄創立以来の功労者で、事務に通じ、満鉄の生き字引と言われた。
【配役】
川口 覚(36) …… 西郷どん(2018・NHK)

河村伝兵衛
かわむら・でんべえ

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 播磨赤穂藩士。
 赤穂藩(浅野家)に仕え、物頭などを務める。1701(元禄14)年、主君浅野内匠頭が江戸城内で吉良上野介に刃傷に及んで赤穂藩が改易された後は、仇討ちの義盟に加わっていたが、翌年7月に仇討ちの決行が決まった後、脱盟した。
【配役】
北川陽一郎(41) …… 元禄太平記(1975・NHK)

河村長門守
かわむら・ながとのかみ

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 増田長盛の家臣。
 1600(慶長5)年4月、徳川家康の命を受け、家康再三の上洛要請に応じない上杉景勝への詰問使として、家康の家臣伊奈図書とともに景勝の本拠会津へ下向し、景勝と対面した。
【配役】
柄沢英二(48) …… 徳川家康(1983・NHK)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
inserted by FC2 system