島村市子
しまむら・いちこ

【生没】1875(明治8)−1931(昭和6)
【生地】神奈川県
【実父】島村滝蔵
【実母】島村ミノ
【別称】島村いち子
【略伝】
 島村抱月の妻。
 1895(明治28)年に同族島村文耕の養子となっていた抱月(滝太郎)に嫁いだ。
【配役】
毛利菊枝(44) …… 女優須磨子の恋(1947・松竹)
赤木蘭子(33) …… 女優(1947・東宝) 役名は伊都子
南風洋子(41) …… 須磨子の恋(1971・ABC)
日色ともゑ(44) …… 春の波涛(1985・NHK)
栗原小巻(43) …… 殉愛(1988・TBS)
泉 晶子(44) …… 中山晋平 その生涯(1991・TX)

島村衛吉
しまむら・えきち

【生没】1834(天保5)−1865(慶応元)
【生地】土佐国
【実父】島村壬生平
【実母】常(島村助四郎女)
【略伝】
 土佐の郷士。
 1854(安政元)年に江戸に出て千葉道場に剣を学び、1857(安政4)年に再び江戸に出た際には桃井道場に剣を学ぶ。
 1861(文久元)年の土佐勤王党の結成に際してこれに加盟。盟主武市半平太の妻富子とはいとこの間柄であったために武市の側近として活動し、吉田東洋の暗殺などにも関与する。
 1863(文久3)年に藩論が転換し、勤王党の弾圧が始まると、武市とともに投獄され、1865(慶応元)年3月、拷問の末、獄死した。
【配役】
小柳修次(50)→平野 稔(31)…… 竜馬がゆく(1968・NHK)
鹿島信哉(30)…… 天皇の世紀(1971・ABC)
千濱汰一(10)→山崎雄介(27)…… 龍馬伝(2010・NHK)

島村寿之助
しまむら・じゅのすけ

【生没】1821(文政4)−1885(明治18)
【生地】土佐国
【実父】島村助四郎
【実母】
【略伝】
 土佐の郷士。
 武市半平太の妻富子の叔父であったことから武市との親交が深く、1861(文久元)年に武市が結成した土佐勤王党では参謀役を務める。しかし、藩論が尊王攘夷から公武合体へ転換したため、1865(慶応元)年になって投獄された。
 維新後にようやく赦免され、陸軍省や司法省に出仕した。
【配役】
西沢利明(32) …… 竜馬がゆく(1968・NHK)

島村抱月
しまむら・ほうげつ

【生没】1871(明治4)−1918(大正7)
【生地】浜田県
【実父】佐々山一平
【実母】ちせ
【略伝】
 小学校卒業後、出生地の島根浜田で裁判所書記の書記を務め、その際の縁で検事島村文耕の援助を受け、後に文耕の養子となる。
 東京専門学校を卒業後、読売新聞社会部主任や早稲田大教授などを務め、1906(明治39)年、坪内逍遙とともに文芸協会を設立したが、後に女優松井須磨子と不倫関係に陥り、1913(大正2)年には文芸協会を脱退して須磨子とともに芸術座を結成する。
 1918(大正7)年11月、スペインかぜを患った須磨子を看病していたが、自身もこれに罹患して病没した。なお、須磨子も翌年1月に後を追って自死している。
【配役】
土方与志(49) …… 女優(1947・東宝)
山村 聰(37) …… 女優須磨子の恋(1947・松竹)
下元 勉@(47) …… 風雪(女優須磨子)(1964・NHK)
下元 勉A(47) …… 風雪(中山晋平)(1964・NHK)
木村 功(48) …… 須磨子の恋(1971・ABC)
中山 仁(33) …… 竹久夢二物語(1975・映画)
中尾 彬(33) …… 夢二慕情(1975・NET)
山本 学(48) …… 春の波涛(1985・NHK)
下條アトム(40) …… 夢恋し(1986・TBS)
伊藤孝雄(51) …… 殉愛(1988・TBS)
蟹江敬三(44) …… 華の乱(1988・東映)
河原崎建三(48) …… 中山晋平 その生涯(1991・TX)
筒井康隆(69) …… 血脈(2003・TX)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
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