朝倉景鏡
あさくら・かげあきら

【生没】?-1574(天正2)
【生地】越前国
【家系】朝倉氏
【実父】朝倉景高
【実母】烏丸冬光女
【略伝】
 朝倉家の家臣。
 朝倉義景のいとこ。家中では叔父朝倉景紀と並んで一門衆の筆頭格で、越前土橋城主を務めていたが、1573(天正元)年の織田信長の越前侵攻の際、土壇場で織田方に寝返って主君義景を自害させ、その首を信長に差し出す。そのため本領を安堵され、土橋信鏡と称して信長に仕えたが、翌年4月、越前国内に生じた一向一揆との戦いで討死した。
【配役】
田嶋基吉(44) …… 信長(1992・NHK)
手塚とおる(58) …… 麒麟がくる(2020・NHK)

朝倉景健
あさくら・かげたけ

【生没】1537(天文5)?-1575(天正3)
【生地】越前国
【家系】朝倉氏
【実父】朝倉景隆
【実母】
【略伝】
 朝倉家の家臣。
 朝倉義景に仕え、1570(元亀元)年6月、織田・徳川連合軍との姉川の戦いでは朝倉勢の総大将に任ぜられたが大敗。しかし、同年9月には、摂津方面に出兵した信長の背後を衝くべく琵琶湖西岸を下って近江坂本方面に侵攻し、迎撃に出た織田信治森可成を討ち取る活躍を見せた。
 1573(天正元)年、信長が大軍を率いて越前に侵攻するとこれに降伏。しかし、その翌年に起こった越前一向一揆では一揆勢に加わって再び信長と敵対し、翌1575(天正3)年、織田勢が一向一揆の平定に乗り出した際に再び信長に降伏したが許されず、同年8月、信長の命により自害した。
【配役】
門田俊一(42) …… 信長(1992・NHK)

朝倉景恒
あさくら・かげつね

【生没】?-1570(元亀元)
【生地】越前国
【家系】朝倉氏
【実父】朝倉景紀
【実母】
【略伝】
 朝倉家の家臣。
 朝倉義景のいとこ。はじめ出家していたが、1564(永禄7)年に兄景垙の自害により還俗。1570(元亀元)年、織田信長が越前に侵攻すると、金ヶ崎城に籠城してこれに抗うが、信長の降伏勧告に応じて開城し、その後ほどなくして没した。
【配役】
伊藤昌一(39) …… 信長(1992・NHK)

朝倉阿君丸
あさくら・くまぎみまる

【生没】1562(永禄5)-1568(永禄11)
【生地】
【家系】朝倉氏
【実父】朝倉義景
【実母】小宰相
【略伝】
 朝倉義景の長男。
 義景の世子として育てられるが、1568(永禄11)年に7歳で没した。
【配役】
森優理斗(6) …… 麒麟がくる(2020・NHK)

朝倉孝景
あさくら・たかかげ

【生没】1428(正長元)-1481(文明13)
【生地】
【家系】朝倉氏
【実父】朝倉家景
【実母】
【略伝】
 越前一乗谷城主。
 越前守護斯波義敏に仕えていたが、守護代甲斐常治と結んで勢力を伸ばし、次第に義敏と対立。1459(長禄3)年に義敏が将軍足利義政により隠居させられると、斯波家の家督に義廉を据える。その後、復権した義敏と義廉との間で家督争いが生じると義廉を支援し、1467(応仁元)年からの応仁の乱では、義廉を後援する山名宗全に属したが、敵の総大将細川勝元から越前守護補任の約束を得るや細川方に寝返った。
 後に越前に戻って国内の平定に当たり、晩年には家訓「朝倉孝景条々」を制定。本拠一乗谷の整備を進めるなど戦国大名としての地歩を固めた。
【配役】
平田昭彦(39) …… 暴れ豪右衛門(1966・東宝)
林邦史朗(55) …… 花の乱(1994・NHK)

朝倉土佐守
あさくら・とさのかみ

【生没】
【生地】
【実父】朝倉景範
【実母】
【別称】朝倉景行
【略伝】
 朝倉家の家臣。
 朝倉義景に仕え、越前北ノ庄に居住する。1573(天正元)年8月、織田信長に包囲された浅井家の近江小谷城救援に向かった義景の軍勢に加わるが、その退却の際織田勢に追撃され、近江・越前国境の刀根坂で討死した。
【配役】
神田 隆(55) …… 国盗り物語(1973・NHK)
杜澤たいぶん(58) …… 国盗り物語(2005・TX)

朝倉宣正
あさくら・のぶまさ

【生没】1573(天正元)-1637(寛永14)
【生地】駿河国
【家系】朝倉氏
【実父】朝倉在重
【実母】末高正長女
【別称】朝倉筑後守
【略伝】
 徳川忠長の家臣。
 徳川秀忠に仕え、1600(慶長5)年には秀忠の美濃関ヶ原方面への出陣に従い、途中の信濃上田城攻撃で戦功を立て、上田七本槍の一に数えられる。
 その後、堺奉行などを経て、1621(元和7)年に徳川忠長の付家老を命ぜられ、1624(寛永元)年には、駿府城主となった忠長に伴って遠江掛川2万6000石を与えられた。
 しかし、1631(寛永8)年、忠長が幕府より蟄居命令を受けるとこれに連座。その後、いったん赦免されたが、翌年の忠長の改易に伴って所領を没収された。
【配役】
市川花紅(49) …… 由利根元大殺記(1929・映画)
中村 彰(41) …… 将軍家光と天下の彦左(1957・映画)
荒木 忍(66) …… 雪姫七変化(1957・東映)
真弓田一夫(52) …… 春の坂道(1971・NHK)
林彰太郎(44) …… 柳生一族の陰謀(1978・東映)
西沢利明(47) …… 大奥(1983・KTV)
有島淳平(60) …… 風雲江戸城 怒涛の将軍徳川家光(1987・TX)
幸田宗丸(71) …… 遊の人 天下の御意見番 大久保彦左衛門(1991・TBS)
長谷川明男(59) …… 葵 徳川三代(2000・NHK)

朝倉義景
あさくら・よしかげ

【生没】1533(天文2)-1573(天正元)
【生地】越前国
【家系】朝倉氏
【実父】朝倉孝景
【実母】光徳院(武田元信女)
【略伝】
 越前一乗谷城主。
 1548(天文17)年、父孝景の死により家督を相続し、越前守護職を継承したが、曽祖父孝景の末子宗滴(教景)が実質的に家中を差配。国内は比較的平穏で、本拠一乗谷には京風の文化が栄えていたという。
 1566(永禄9)年には足利義秋(義昭)が義景を頼って本拠一乗谷に入り、幕府の建て直しを求められるが、これに応じなかったため、義秋は織田信長を頼って一乗谷を離れる。1568(永禄11)年、信長が義昭を奉じて上洛した後は、信長の上洛要請を拒否するなどして次第にこれと対立し、1570(元亀元)年4月には信長の越前侵攻を招くが、北近江の浅井長政と通じてこれを挟撃して撃退。しかし、同年6月、近江姉川に織田・徳川連合軍と戦って手痛い敗北を喫した。
 その後、近江への出兵などを繰り返すが、重臣の織田方への内応などが相次いで勢力が弱体化。1573(天正元)年8月、信長が大軍を率いて越前に侵攻すると、朝倉景鏡ら一門衆も次々と離反し、同月20日、賢松寺に逃れて自害した。これにより、戦国大名としての朝倉家は滅亡した。
【配役】
浜畑賢吉(31) …… 国盗り物語(1973・NHK)
中条きよし(43) …… 織田信長(1989・TBS)
北村総一朗(55) …… 信長(1992・NHK)
有川正治(64) …… 織田信長(1994・TX)
久賀大雅(56) …… 豊臣秀吉天下を獲る!(1995・TX)
本田博太郎(54) …… 国盗り物語(2005・TX)
中山 仁(69) …… 江 姫たちの戦国(2011・NHK)
入江 毅①(54) …… 信長のシェフ(第1部)(2013・EX)
山下真司(62) …… 女信長(2013・CX)
小市慢太郎(45) …… 信長協奏曲(2014・CX)
入江 毅②(55) …… 信長のシェフ(第2部)(2014・EX)
ユースケ・サンタマリア(49) …… 麒麟がくる(2020・NHK)

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