亀井茲親
かめい・これちか

【生没】1669(寛文9)−1731(享保16)
【生地】石見国
【実父】亀井茲政
【実母】水崎豊庵女
【略伝】
 石見津和野藩主。
 はじめ家臣多胡真武の養子となっていたが、長兄政直が夭折し、次兄茲次も病弱であったため、1680(延宝8)年の父茲政の死により津和野藩主となる。
 在世中は3度も勅使接待役を務め、とりわけ1698(元禄11)年に勅使接待役を務めた際には、指南役吉良上野介による悪質な扱いに立腹し、吉良に対し刃傷に及ぼうとしたが、家臣多胡真蔭に諫められたといわれ、真蔭は「忠臣蔵」での桃井若狭助や加古川本蔵のモデルになったという。
【配役】
田辺宏章(37) …… 峠の群像(1982・NHK)
伊吹吾朗(46) …… 水戸黄門(第21部)(1992・TBS)
伊庭 剛(39) …… 水戸黄門(第23部)(1994・TBS)
冨家規政(33) …… 水戸黄門外伝 かげろう忍法帖(1995・TBS)

亀井茲矩
かめい・これのり

【生没】1557(弘治3)−1612(慶長17)
【生地】出雲国
【実父】湯永綱
【実母】多胡辰敬女
【別称】亀井琉球守、亀井新十郎
【略伝】
 尼子家の家臣の子に生まれたが、成人したときには既に主家が滅亡していたため、山中鹿之介に従って尼子家の再興をめざし、各地を転戦。後に鹿之介の養女を妻に迎え、その実家亀井家を継承する。
 1578(天正6)年、尼子勝久の自害、鹿之介の刑死により主家再興が挫折した後は、羽柴秀吉に従って因幡鹿野城主を務め、1592(文禄元)年からの朝鮮出兵で渡海して活躍するなどした。
 1600(慶長5)年の関ヶ原の戦いでは徳川家康に属し、戦後は家康の朱印状を得てシャム(タイ)との交易を推進した。
 なお、秀吉に請うて琉球守の呼称を得たことが知られている。
【配役】
ポール牧(52) …… 琉球の風(1993・NHK)
関 貴明(45) …… 軍師官兵衛(2014・NHK)

亀井秀綱
かめい・ひでつな

【生没】1491(延徳3)?−1566(永禄9)?
【生没】
【実父】亀井安綱?
【実母】
【略伝】
 尼子家の家臣。
 尼子経久に仕え、1511(永正8)年に経久が大内義興に従って上洛した際には、これに加わって京都船岡山の戦いなどで活躍。1523(大永3)年からの毛利家の家督争いでは、毛利元就に対して相合元綱を擁立しようとするが失敗する。
 1540(天文9)年の経久の隠居後は、その後継晴久義久に仕えたが、1566(永禄9)年、毛利勢の攻撃によって尼子家の本拠出雲月山富田城が落城した際、討死したという。
【配役】
河原さぶ(52) …… 毛利元就(1997・NHK)

亀井六郎
かめい・ろくろう

【生没】1157(保元2)?−1189(文治5)
【生地】紀伊国
【実父】鈴木重倫?佐々木秀義
【実母】
【別称】亀井重清
【略伝】
 源義経の家臣。
 義経に仕え、平氏追討軍に加わって各地を転戦し、1189(文治5)年閏4月、陸奥平泉での義経の最期に殉じた。
【配役】
嵐冠三郎(46) …… 関守の情け(1924・マキノ)
森 雅之(34) …… 虎の尾を踏む男達(1952・東宝) 製作は1945年
シミキン(42) …… 浮かれ狐千本桜(1954・映画)
南条新太郎(39) …… 新・平家物語 静と義経(1956・映画)
平幹二朗(29) …… 源九郎義経(1962・東映)
金光満樹(24) …… 源義経(1966・NHK)
作田壽久 …… 武蔵坊弁慶(1986・NHK)
西村正樹(26) …… 源義経(1991・NTV)
船津正康 …… 弁慶(2004・TVO=テレビ大阪)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
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