つつい・じゅんけい
【生没】1549(天文18)−1584(天正12)
【生地】
【実父】筒井順昭
【実母】大方殿(山田道安女)
【略伝】
大和郡山城主。
1550(天文19)年、父順昭の死により2歳で筒井家の家督を相続。その後、松永久秀が大和への攻勢を強め、1565(永禄8)年には本拠筒井城を落とされたため、久秀と対立する三好三人衆(三好長逸・三好政康・岩成友通)と結んで久秀に対抗する。
1568(永禄11)年に織田信長が上洛すると久秀がこれに恭順して大和の支配を認められたため、大和福住に逃れて引き続き久秀に抵抗。その間、明智光秀を通じて信長に接近し、1571(元亀2)年に久秀が信長から離反したこともあって攻勢に転じ、久秀が1573(天正元)年に信長に降伏すると、1576(天正3)に念願の大和守護職に任ぜられ、後に郡山に築城してここに移った。
1577(天正5)年に久秀が再度信長から離反し、その本拠大和信貴山城に自爆してからは大和一国の支配を確立。1582(天正10)年6月の本能寺の変の際には、光秀再三の援軍要請にも山城・摂津国境付近の洞ヶ峠まで兵を出すが旗幟を鮮明にせぬまま動かず(これが「洞ヶ峠を決め込む」の語源となる)、羽柴秀吉が光秀を摂津山崎に破って後、秀吉の叱責を受けたものの本領を安堵された。
【配役】
つつい・まさのり
【生没】1778(安永7)−1859(安政6)
【生地】武蔵国
【実父】久世広景
【実母】内藤信庸女
【別称】筒井伊賀守、筒井和泉守、筒井紀伊守、筒井肥前守
【略伝】
江戸幕府の町奉行。
幕府の旗本筒井正盈の養子となる。幕府に出仕して目付、長崎奉行などを務め、1821(文政4)年に町奉行に就任。1841(天保12)年まで20年にわたって在職した後、西ノ丸留守居に転じる。
その後、在職中の不祥事の責めを問われて左遷されるが、老中阿部正弘の信任を得て幕府の海防政策に関与。1853(嘉永6)年にロシアの使節プチャーチンが長崎に来航すると、大目付格としてこれに対応し、翌年には日露和親条約の締結に漕ぎつけるなど、晩年まで幕府外交に関わった。
【配役】
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1中村吉十郎(39) |
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花の春遠山桜(1924・日活) |
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荒木 忍(39) |
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野狐三次(1930・マキノ) |
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尾上菊太郎(45) |
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青空浪人(1952・映画) |
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大河内伝次郎(62) |
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野狐笛 花吹雪一番纏(1960・映画) |
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江藤 勇(53) |
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黎明(1960・NHK) |
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山形 勲(47) |
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若ざくら喧嘩纏(1962・映画) |
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城所英夫(34) |
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風雪(あけぼの)(1964・NHK) |
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大友柳太朗(59) |
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江戸巷談・花の日本橋(1971・KTV) |
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内田 稔(47) |
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おんな浮世絵 紅之介参る!(1974・NTV) |
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栗塚 旭(39) |
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江戸特捜指令(1976・MBS) |
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鈴木瑞穂(50) |
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達磨大助事件帳(1977・ANB) |
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里見浩太朗(42) |
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風鈴捕物帳(1978・ANB) |
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田中明夫(53) |
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風の隼人(1979・NHK) |
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楠 年明(48) |
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源九郎旅日記 葵の暴れん坊(1982・ANB) |
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小笠原良知(54) |
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若大将天下ご免!(1987・ANB) |
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高谷恭平(64) |
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小吉の女房(2019・NHK) |