風雪(1964〜65・NHK) 登場する実在人物のみ
この番組を記録した映像はほとんど現存しないとみられています。そのため、各回のあらすじを各回のの末尾に記しています。あらすじは、主に朝日新聞・毎日新聞・読売新聞等のテレビ欄に掲載されているものを用いていますが、地域などによって大きな差がある場合があります。そのような場合は、最も詳しく記載されているものをベースとし、他紙における記述を適宜挿入するなどして構成しました。
〈あけぼの〉
〈あらすじ〉 黒船の来航、それは日本にとって驚天動地のできごとであった。幕府、武士、庶民、いずれもなすすべを知らぬ中にあって、薩摩藩主・島津斉彬だけは、今後の日本の動きを知っていた。それは蘭学者たちとの交流によって”世界の中の日本”を知っていたからだ。彼は周囲の反対を押し切って、老中阿部正弘に軍艦建造の必要を説き、自ら昌平丸を建造し献上する。
〈最後の将軍〉
〈あらすじ〉 尊王のアラシが吹きすさぶ慶応2年、30歳の徳川慶喜が、江戸幕府最後の将軍職についた。その翌年、孝明天皇崩御、京都では岩倉具視、三条実美らの公家が薩摩、長州、芸州の3藩に働きかけ、さらに討幕に勅許をうるため、急速に討幕に動き出す。これが内乱になって日本に外国が介入することを恐れる坂本龍馬は、後藤象二郎に頼み、土佐の山内容堂から建白書を慶喜に送るよう工作する。
慶応3年12月、ついに慶喜は将軍職を退いた。そして260年の政権を捨てたことがよかったかどうか、慶喜は激しく悩むのだった。
〈最後の将軍〉
〈あらすじ〉 大政奉還の日、白坂、垣内、的場の3人の徳川御家人は失業した。白坂は北海道でエゾ・パブリックなる理想の共和国をつくろうと夢み、垣内は徳川の家臣として駿府(いまの静岡)へ行ってあくまでもつかえようとし、的場は江戸城奪還をこころざして軍資金集めにかかった。
そして「散髪脱刀勝手たるべき旨布令」が出た明治4年夏、3人はその志もざ折し、開化床で顔を合わせる。そして牛なべ屋で牛肉というものをたべながらこんごの方向について自分の考えを披露し合う。武士層が解体し、役人に、新聞記者に、商人にと変容してゆく過程が描かれる。