松永高美
まつなが・たかみ

【生没】1841(天保12)-1877(明治10)
【生地】
【実父】
【実母】
【別称】松永清之丞
【略伝】
 1871(明治4)年の西郷隆盛の率兵上京に従い、陸軍少佐となる。1873(明治6)年に西郷が征韓論に敗れて下野した際にはこれと行動を共にしなかったが、1875(明治8)年に辞職して故郷鹿児島に戻った。
 1877(明治10)年1月、政府が鹿児島の政府弾薬庫から武器弾薬類を大阪に移そうしたことに憤激して、堀新次郎らとともに実力をもってこれを阻止。これが翌月の西郷の決起につながることとなり、自らも薩軍二番大隊二番小隊長として出陣したが、熊本田原坂で政府軍と戦って討死した。
【配役】
片桐竜次(40) …… 田原坂(1987・NTV)

松永久秀
まつなが・ひさひで

【生没】1508(永正5)?-1577(天正5)
【生地】
【実父】松永久常?
【実母】林貞禅尼
【別称】松永弾正
【略伝】
 大和信貴山城主。
 三好長慶に仕えて、その畿内平定戦に活躍。1553(天文22)年に摂津滝山城主、1559(永禄2)年には大和信貴山城主となり、後に大和一国をほぼ掌握する。
 やがて主君長慶を凌ぐ権勢を誇るようになり、1564(永禄7)年の長慶没後は、三好三人衆(三好長逸三好政康岩成友通)とともにますますその勢力を強大化させ、1565(永禄8)年に将軍足利義輝が京都二条第に横死すると、その後継に義栄を擁立した。
 後に三好三人衆とも不和となり、1567(永禄10)年にはこれと結んだ大和の筒井順慶の攻勢を受け、奈良東大寺に放火して大仏殿などを焼いたが、翌年になって織田信長足利義昭を奉じて入京するとこれに降り、大和などの支配を認められる。以後、信長に従って石山本願寺攻めなどに加わったが、義昭と信長とが不和となると信長より離反。1573(天正元)年に義昭が信長に追われ、幕府が滅亡すると、再び信長に帰順した、
 1577(天正5)年、本願寺などと結んで信長より離反し、信貴山城に籠城。しかし、同年10月、織田信忠の攻撃を受け、名器平蜘蛛の釜を破砕して自害した。
【配役】
5嵐橘太郎(34) …… 室町御所(1925・連合)
月形龍之介(55) …… ゆうれい船(1957・映画)
柳永二郎(66) …… 黄金孔雀城(1961・映画)
松村達雄(51) …… 太閤記(1965・NHK)
河野秋武(58) …… 天と地と(1969・NHK)
中村 章 …… 熱血猿飛佐助(1972・TBS)
永井秀明(52) …… 国盗り物語(1973・NHK)
中尾 彬(40) …… 伊賀忍法帖(1982・東映)
伊藤敏孝(34) …… 千利休とその妻たち(1983・KTV)
清水綋治(48) …… 信長(1992・NHK)
原口 剛(55) …… 織田信長(1994・TX)
秋間 登(47) …… 秀吉(1996・NHK)
品川 徹(71) …… 功名が辻(2006・NHK)
ミッキー・カーチス(76) …… 軍師官兵衛(2014・NHK)
古田新太①(49) …… 信長協奏曲(2014・CX)
笹野高史(66) …… 信長のシェフ(第2部)(2014・EX)
古田新太②(51) …… 信長協奏曲(2016・東宝)
犬山ヴィーノ(51) …… 三人の信長(2019・映画)
吉田鋼太郎(61) …… 麒麟がくる(2020・NHK)

松永久通
まつなが・ひさみち

【生没】?-1577(天正5)
【生地】
【実父】松永久秀
【実母】
【略伝】
 松永久秀の子。
 1563(永禄6)年、父久秀の隠居により家督を相続し、大和多聞山城主となるが、以後も久秀に従い、1565(永禄8)年の将軍足利義輝の暗殺などに加わる。
 1577(天正5)年、久秀が織田信長に対して叛旗を翻すと、久秀に従って信貴山城に籠城。しかし、同年10月、織田信忠の攻撃を受け、自害して果てた。
【配役】
外波山流太(25) …… 軍師官兵衛(2014・NHK)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
inserted by FC2 system