佐竹義敦
さたけ・よしあつ

【生没】1748(寛延元)−1785(天明5)
【生地】
【実父】佐竹義明
【実母】直(佐竹義峯女)
【別称】佐竹曙山
【略伝】
 出羽久保田(秋田)藩主。
 1758(宝暦8)年、父義明の死により家督を相続し、久保田藩主となる。
 絵画の才能に恵まれ、和洋を折衷させた多くの作品を残し、「秋田蘭画」と呼ばれる独自の領域を確立。他方、藩内は窮乏し、晩年には天明の大ききんに襲われた。
【配役】
長谷川諭(17) …… 鳴門秘帖(1977・NHK)

佐竹義繁
さたけ・よししげ

【生没】1186(文治2)−1252(建長4)
【生地】常陸国?
【実父】佐竹秀義
【実母】佐竹義宗女
【別称】佐竹義重
【略伝】鎌倉幕府の御家人。親鸞に帰依した。
【配役】
蟹江敬三(43) …… 親鸞 白い道(1987・映画)

佐竹義処
さたけ・よしずみ

【生没】1637(寛永14)−1703(元禄16)
【生地】
【実父】佐竹義隆
【実母】寿流(佐竹義章女)
【略伝】
 出羽久保田(秋田)藩主。
 1672(寛文12)年、父義隆の死により家督を相続し、久保田藩主となる。
 藩財政が悪化の一途をたどったため、藩政改革に尽力したが、十分な成果は上がらなかった。
【配役】
武内 亨(49) …… 水戸黄門(第7部)(1976・TBS)
黒川弥太郎(68) …… 水戸黄門(第9部)(1978・TBS)
佐原健二(51) …… 水戸黄門(第14部)(1983・TBS)
剣持伴紀(43) …… 水戸黄門(第16部)(1986・TBS)

佐竹義格
さたけ・よしただ

【生没】1694(元禄7)−1715(正徳5)
【生地】
【実父】佐竹義処
【実母】智清院(布施氏女)
【略伝】
 出羽久保田(秋田)藩主。
 1703(元禄16)年、父義処の死により家督を相続し、久保田藩主となった。
【配役】
高橋元太郎(49) …… 水戸黄門(第20部)(1990・TBS) 登場時期が史実より早い

佐竹義宣
さたけ・よしのぶ

【生没】1570(元亀元)−1633(寛永10)
【生地】常陸国
【実父】佐竹義重
【実母】宝樹院(伊達晴宗女)
【略伝】
 1586(天正14)年ごろ父義重の隠居により家督を相続し、常陸太田城主となる。義重の後ろ盾を受けて常陸の平定を進め、1590(天正18)年の豊臣秀吉の小田原攻めに際して臣下の礼をとって本領を安堵され、1595(文禄4)年には秀吉より常陸54万5800石の朱印状を与えられた。
 秀吉の死後はかねて懇意の石田三成と気脈を通じ、1600(慶長5)年の関ヶ原の戦いでは徳川家康に属さなかったため、1602(慶長7)年に秋田20万8000石への減転封を命じられた。
 秋田では久保田城を築造して本拠とする。1614(慶長19)年からの大坂の陣には幕府方として出陣し、奮戦した。
【配役】
笠原紳司(38) …… のぼうの城(2012・東宝)

佐竹義政
さたけ・よしまさ

【生没】?−1180(治承4)
【生地】常陸国?
【実父】佐竹昌義
【実母】平快幹女
【別称】佐竹忠義
【略伝】
 常陸の国人で、1156(保元元)年の保元の乱、1159(平治元)年の平治の乱では、いずれも平清盛に属する。
 1180(治承4)年8月に源頼朝が平氏に対して挙兵した際には旗幟を鮮明にせず、同年11月、頼朝の命を受けた上総広常によって殺害された。
【配役】
平田広明(59) …… 鎌倉殿の13人(2022・NHK)

佐竹義峯
さたけ・よしみね

【生没】1690(元禄3)−1749(寛延2)
【生地】
【実父】佐竹義長
【実母】聖相院(松浦信忠女)
【略伝】
 出羽久保田(秋田)藩主。
 久保田新田藩主の子に生まれるが、1715(正徳5)年、いとこの久保田藩主佐竹義格の急養子となって家督を相続し、秋田藩主となる。
 藩財政が悪化する中で贅沢な生活を続け、支藩から本家に養子に入った経緯から家臣団の対立も深まり、家中は不安定さを増した。
【配役】
若尾哲平(31) …… 愛妻武士道(1981・CX) 役名は佐竹少将ヨシアキ

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
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