樺山三円
かばやま・さんえん

【生没】
【生地】薩摩国
【家系】島津氏
【実父】樺山資雄
【実母】
【別称】樺山資之
【略伝】
 茶道方として薩摩藩(島津家)に仕える。
 1852(嘉永5)年より江戸詰となって藤田東湖らと交わり、尊王攘夷思想に傾斜。その後、大久保一蔵らが薩摩藩内に結成した精忠組に加わった。
【配役】
吉岡祐一(35) …… 翔ぶが如く(1990・NHK)
滝 光浩(38) …… 篤姫(2008・NHK)
山崎画大(39) …… 龍馬伝(2010・NHK)

樺山資紀
かばやま・すけのり

【生没】1837(天保8)−1922(大正11)
【生地】薩摩国
【実父】橋口与三次
【実母】
【略伝】
 樺山四郎左衛門の養子となる。
 薩摩藩(島津家)に仕えて国事に奔走し、維新後は陸軍に入るが、ほどなくして海軍に転じる。1877(明治10)年の西南戦争では、熊本鎮台参謀長として熊本城を薩軍の猛攻から守り切る戦功を挙げた。
 その後、海軍大輔や海軍次官などを経て、1890(明治23)年に成立した第一次山県有朋内閣で海相に就任し、翌年5月に成立した第一次松方正義内閣でも留任。同年11月には帝国議会でいわゆる蛮勇演説を行って野党の激しい反発を招き、初の衆議院解散の契機を作った。
 1894(明治27)年からの日清戦争では海軍軍令部長となって作戦指導に当たり、翌年には海軍大将に進み、さらに初代台湾総督を兼ねる。その後も内相や文相などの要職を歴任した。
【配役】
小金井勝(28) …… 熊本城非常警砲(1930・マキノ)
永田光男(50) …… 風雪(城)(1964・NHK)
加藤正之(44) …… 明治の群像(陸奥宗光)(1976・NHK)
加藤 忠(57) …… 春の波涛(1985・NHK)
中 康次(36) …… 田原坂(1987・NTV)

樺山久高
かばやま・ひさたか

【生没】1558(永禄元)−1634(寛永11)
【家系】島津氏
【実父】樺山忠助
【実母】村田経定女
【略伝】
 島津家の家臣。
 島津義弘に仕えてその家老となり、1592(文禄元)年からの朝鮮出兵では義弘とともに渡海して奮戦し、1598(慶長3)年には李氏朝鮮水軍の主将李舜臣を討ち取る戦功を挙げる。
 義弘隠居後も引き続きその後継家久の家老を務め、1609(慶長14)年には薩摩藩の総大将として琉球に侵攻し、その征服に成功した。
【配役】
若松 武(43) …… 琉球の風(1993・NHK)

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