ジョン・コンティ
じょん・こんてぃ/John Contee

【生没】1816(文化13)−1863(文久3)
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 アメリカ合衆国の東インド艦隊副官。
 アメリカ海軍に入り、1853(嘉永6)年、ペリーの率いる艦隊(黒船)の副官として来日した。
【配役】
ディック・ネービス …… 天皇の世紀(1971・ABC)
ジョン・クーゼル …… 花の生涯(1988・TX)
ジンボ …… 龍馬伝(2010・NHK)

ジョン・セーリス
じょん・せえりす/John Saris

【生没】1580(天正8)−1643(寛永20)
【生地】イギリス
【実父】
【実母】
【略伝】
 日本に来航したイギリス貿易船団の指揮官。
 三浦按針の手引きにより、1613(慶長18)年にイギリス国王ジェームス1世の使節として肥前平戸に来航。按針とともに江戸に上って徳川家康と会見し、貿易許可を得て平戸に商館を開設したが、同年には帰国の途についた。
【配役】
ティム・ハリス(54) …… 葵 徳川三代(2000・NHK)

ジョン・ドレイク
じょん・どれいく

【生没】
【生地】イギリス?
【実父】
【実母】
【別称】ジョン・ウィリアム・ドレイク
【略伝】
 イギリス船ノルマントン号の船長。
 1886(明治19)年10月、ノルマントン号に船長として乗船していたが、同船が熊野灘で難破したため脱出。救出されたのが1名の清国人を除いて全員白人であり、日本人乗客25名はすべて死亡したことから、日本国内の世論の批判を浴び、海難事故審判でノルマントン号側の過失は否定されたものの、兵庫県知事が提訴するに至る。イギリス側は神戸領事館内で開いた予審法廷で有罪判決、その後、横浜領事裁判所で禁錮3か月の判決を下した。
 このノルマントン号事件は、領事裁判権(治外法権)の不公平感を国民に知らしめるものとなり、条約改正交渉が加速する契機になった(領事裁判権自体は条約改正によりこの8年後に撤廃)。
【配役】
山口 勇(39) …… 秘話ノルマントン号事件 仮面の舞踏(1943・松竹)
ルック・マイヤー(42) …… 春の波涛(1985・NHK)

ジョン・ニール
じょん・にいる/Edward St. John Neale

【生没】1812(文化9)−1866(慶応2)
【生地】イギリス
【実父】
【実母】
【略伝】
 駐日イギリス代理公使。
 陸軍軍人であったが、1837(天保8)年に退役して外交官に転じ、1862(文久2)年に来日。休暇のために離日した公使オールコックの代理公使となる。同年の生麦事件でイギリス人リチャードソンらが薩摩藩士によって殺傷されると、幕府や薩摩藩との賠償交渉に当たり、翌年の薩英戦争ではイギリス艦隊に加わって鹿児島への砲撃にも加担した。
 1864(元治元)年、オールコックが日本に戻ると帰国した。
【配役】
外松良一(40) …… 海賊旗吹ッ飛ぶ(1943・松竹)
ウィリアム・ヒューズ …… 竜馬がゆく(1968・NHK)
ダン・ケニー(35) …… 天皇の世紀(1971・ABC)
フランク・オコーナー(48) …… 徳川慶喜(1998・NHK)
マーク・チネリー(39) …… 篤姫(2008・NHK)
アダム・マカン …… 龍馬伝(2010・NHK)

ジョン・ハウランド
じょん・はうらんど/John Howland

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】アメリカ・イェール大学に在学中だったと思われる1931(昭和6)年に開催された日米対抗水上競技大会にアメリカ代表として出場した。
【配役】
當間ローズ(26) …… いだてん 東京オリムピック噺(2019・NHK)

ジョン・ヒギンズ
じょん・ひぎんず/John Patrick Higgins

【生没】1893(明治26)−1955(昭和30)
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 極東国際軍事裁判(東京裁判)の裁判官。
 アイルランド移民の子。アメリカ・ハーバード大卒業後、ボストン大ロースクールなどで法学を修め、司法試験に合格後、弁護士として開業。1929(昭和4)年からマサチューセッツ州議院議員を務め、1934(昭和9)年には連邦議会下院議員に当選する(上院議員に当選した後の大統領トルーマンは同期)。
 1937(昭和12)年からマサチューセッツ高等裁判所長を務めていたが、1946(昭和21)年2月に極東国際軍事裁判のアメリカ代表判事に任命される。しかし、審理の遅滞をに業を煮やして同年6月に辞任した。
【配役】
ケン・マクドナルド …… 山河燃ゆ(1984・NHK)
ウィリアム・ホープ(61) …… 東京裁判(2016・NHK)

ジョン・ブラナン
じょん・ぶらなん
【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【別称】ジョン・G・ブラナン
【略伝】
 極東国際軍事裁判(東京裁判)での弁護人。
 アメリカで弁護士業を営み、太平洋戦争後の極東国際軍事裁判では永野修身の弁護人を務めた。
【配役】
ルーク・ジョンストン …… 山河燃ゆ(1984・NHK)

ジョン・ブルック
じょん・ぶるっく/John Brooke

【生没】1826(文政9)−1906(明治39)
【生地】アメリカ合衆国
【実父】George Mercer Brooke
【実母】Lucy Thomas
【別称】John Mercer Brooke
【略伝】
 アメリカ海軍の軍人。
 アメリカ海軍に入り、海底測量などに従事。1859(安政6)年、測量船フェニモア=クーパー号で太平洋の測量中に横浜に立ち寄ったが、台風により座礁。帰国便を待って横浜に滞在していたところ、アメリカへの幕府使節の派遣を知り、咸臨丸での渡航を進言。翌年、自らも咸臨丸に乗船し、その航海を指導した。
 帰国後に勃発した南北戦争では南軍側で参戦。終戦後はバージニア軍事大学で教鞭をとった。
【配役】
ドン・ポームス …… 天皇の世紀(1971・ABC) 役名はブルーク大尉
ダン・ケニー(38) …… 勝海舟(1974・NHK)
ポール・アルペン …… 勝海舟(1990・NTV)

ジョン万次郎
じょん・まんじろう

【生没】1827(文政10)−1898(明治31)
【生地】土佐国
【実父】悦助
【実母】しお
【別称】中浜万次郎
【略伝】
 1841(天保14)年、出漁中に遭難。鳥島に漂着後、アメリカの捕鯨船に救助されてアメリカ本土に渡り、アメリカ各地で教育を受ける。
 1851(嘉永4)年に帰国し、幕府などによって取り調べを受けるが、その後海外事情に通じていることに着目した薩摩藩や幕府、そして土佐藩などに召し出され、学問所での講義などを担当する。
 1860(万延元)年には幕府使節の一員として咸臨丸で再びアメリカに渡る。帰国後も軍艦操練や英語教育などに携わり、維新後には開成学校で教鞭をとるなどした。
 なお、ジョン万次郎の通称は井伏鱒二『ジョン万次郎漂流記』に由来するものである。
【配役】
アイ・ジョージ(32) …… 竜馬がゆく(1965・MBS)
江原真二郎(32) …… ジョン万次郎(1968・NTV)
井川比佐志(32) …… 竜馬がゆく(1968・NHK)
横内 正(28) …… 上方武士道(1969・NTV)
マコ岩松(38) …… 天皇の世紀(1971・ABC)
小沢幹雄(37) …… 勝海舟(1974・NHK)
レオナルド熊(49) …… 若き血に燃ゆる(1984・TX)
平田 満(32) …… 幕末青春グラフィティ 福沢諭吉(1985・TBS)
江夏 豊(39) …… 必殺仕事人ワイド 大老殺し(1987・ABC)
中西良太(37) …… 翔ぶが如く(1990・NHK)
岸部一徳(48) …… EAST MEETS WEST(1995・松竹)
大滝秀治(72) …… 竜馬がゆく(1997・TBS)
中村梅雀2(49) …… 竜馬がゆく(2004・TX)
勝地 涼(22) …… 篤姫(2008・NHK)
トータス松本(44) …… 龍馬伝(2010・NHK)
劇団ひとり(41) …… 西郷どん(2018・NHK) 役名は謎の漂流者
宇崎竜童(77) …… らんまん(2023・NHK)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
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