白河天皇
しらかわ・てんのう

【生没】1053(天喜元)−1129(大治4)
【生地】山城国
【家系】皇室
【実父】後三条天皇
【実母】茂子(藤原公成女)
【別称】白河院、白河上皇、白河法皇
【略伝】
 天皇(72代)。
 1069(延久元)年に立太子。1072(延久4)年、父帝の退位により即位するが、1086(応徳3)年には8歳の皇太子善仁親王(堀河天皇)に譲位する。以後、堀河・鳥羽崇徳の3代43年にわたって院政を敷いて朝政を主導したため、白河院をもってわが国初めての本格的な院政を開始した天皇と位置づけるものが多い。
 この間、白河院による院政のため、藤原摂関家の勢力が大きく削がれ、その権力基盤が弱体化した一方で、院の警護役としていわゆる「北面の武士」制度が創設された結果、白河院に重用された平正盛忠盛父子をはじめとする武士勢力が台頭することとなった。
【配役】
柳永二郎(60) …… 新・平家物語(1955・大映)
夏目俊二(38) …… 幻の寺(1964・TBS)
滝沢 修(66) …… 新・平家物語(1972・NHK)
伊東四朗(75) …… 平清盛(2012・NHK)

白河義親
しらかわ・よしちか

【生没】1541(天文10)−1626(寛永3)
【生地】
【実父】結城顕頼?結城晴綱?
【実母】
【別称】小峰義親
【略伝】
 伊達家の家臣。
 一族の小峰家を継いでいたが、1575(天正3)年に宗家の結城義顕を追放して、宗家を継承したという。
 しかし、北進する常陸の佐竹義重に押され、自らの養子に義重の子義広を迎えるに至ってその衰勢は決定的となる。その後、義広が芦名家を継承したために再び白河家当主となったものの、今度は南進する伊達政宗に押され、1589(天正17)年に義広が政宗に敗れて芦名家が事実上滅亡すると、政宗に帰順した。
 翌年、豊臣秀吉の奥州仕置により所領を没収され、その後は諸国を流浪。1600(慶長5)年より政宗のもとに身を寄せ、その後、政宗に仕えて伊達家一門に準ぜられた。
【配役】
川久保潔(58) …… 独眼竜政宗(1987・NHK)

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