フランシスコ・カブラル
ふらんしすこ・かぶらる/Francisco Cabral

【生没】?-1609(慶長14)
【生地】ポルトガル
【実父】
【実母】
【略伝】
 1554(天文23)年にイエズス会に入り、1570(元亀元)年、日本で布教を続けていたトルレスの要請を受けたイエズス会により布教のために日本に派遣される。
 来日後、豊後、山口、京都など各地で布教活動に当たったが、1579(天正7)年に来日したヴァリニャーノとの間に布教方針をめぐって激しい対立を生じ、1583(天正11)年に離日。その後、マカオ、インド・ゴアへと移り、同地で没した。
【配役】
ジョバンニ・ブッチ …… 信長(1992・NHK)

フランシスコ吉
ふらんしすこ・きち

【生没】?-1596(慶長元)
【生地】伊勢国
【実父】
【実母】
【略伝】
 日本二十六聖人の一。
 京都で大工をしていた1596(慶長元)年、バプチスタ神父により受洗する。
 同年、サン=フェリペ号事件を契機として豊臣秀吉により再び禁教令が出され、バプチスタ神父らが捕縛されて長崎へ護送されると、自ら望んでこれに同行。しかし、その道中で捕縛され、同年12月、バプチスタ神父ら25名とともに長崎で処刑された(二十六聖人の殉教)。
【配役】
片岡千恵蔵(28) …… 殉教血史 日本二十六聖人(1931・日活) 役名はフランシスコ大工伝吉
水橋研二(41) …… 真田丸(2016・NHK) 役名は吉蔵

フランシスコ・ザビエル
ふらんしすこ・ざびえる/Francisco Xavier

【生没】1506(永正3)-1552(天文21)
【生地】スペイン
【実父】Juan de Jasso y Atondo
【実母】Doña María de Azpilcueta y Aznárez
【略伝】
 貴族の家に生まれるが、聖職者を志して1525(大永5)年にフランス・パリ大へ留学し、後のイエズス会設立に中心的な役割を果たす。
 1541(天文10)年に東洋への布教に出発、インドなどを経由して1549(天文18)年に来日し、鹿児島で布教活動を開始。その後、肥前平戸、博多、山口を経て、1551(天文20)年には京都に入り、後奈良天皇や将軍足利義藤(義輝)より布教の許可を得ようとしたが失敗し、以後、豊後などで大友義鎮(宗麟)らの保護を受けながら布教を続ける。
 同年、再びインドへ渡り、その後、中国への伝道を志すが、同年12月、広東の上川島に上陸した後に発病し、同地に没した。
【配役】
サトル・オチョア …… 国東物語(1985・映画)
テリー・オブライエン …… 信長(1992・NHK)
ラズ・ブレザー(55) …… 大友宗麟 心の王国を求めて(2004・NHK)

フランシスコ・ラザロ
ふらんしすこ・らざろ/Francisco Lázaro

【生没】1891(明治24)-1912(明治45)
【生地】ポルトガル
【実父】
【実母】
【略伝】
 1912(明治45)年7月14日、ストックホルム五輪のマラソン競技にポルトガル代表として出場したが、炎天下でのレース中に意識を失い、翌朝亡くなった。このレースでは、日本から出場した金栗四三もレース中に日射病となって意識を失い、棄権を余儀なくされている。
【配役】
エドワード・ブレダ …… いだてん 東京オリムピック噺(2019・NHK)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
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