荻田長繁
おぎた・ながしげ

【生没】1563(永禄6)−1641(寛永18)
【生地】
【実父】荻田孫十郎
【実母】
【別称】荻田主馬
【略伝】
 上杉謙信に仕え、1578(天正6)年の謙信没後に生じた景勝景虎の家督争いでは景勝方に属して活躍し、越後糸魚川城主などを務めたが、後年、景勝の怒りを買って浪人する。
 その後、結城秀康の家臣となり、1607(慶長12)の秀康没後はその後継松平忠直に仕え、1614(慶長19)年からの大坂の陣でも活躍。1623(元和9)年に忠直が隠居されられた後は、家督を相続したその子光長に仕えた。
【配役】
11嵐三右衛門(54) …… 忠直卿行状記(1960・大映)

荻田本繁
おぎた・もとしげ

【生没】1640(寛永17)−1701(元禄14)
【生地】
【実父】荻田長磐
【実母】神尾守勝女
【別称】荻田主馬
【略伝】
 越後高田藩(松平家)の家老。
 1665(寛文5)年、父長磐が地震により圧死したため、家督と高田藩家老職を継承。1674(延宝2)年の藩主松平光長の嫡男綱賢の死を契機に光長の後継問題が生じ、光長の甥で自らの子に当たる掃部を推す家老小栗美作に対し、同じく光長の甥万徳丸を擁立してこれと激しく対立する。激しい抗争の末、嗣子は万徳丸(綱国)に決定し、小栗派に勝利したものの、幕府大老酒井雅楽頭に対する小栗の工作が奏功し、1679(延宝7)年、幕府の裁定により松江藩にお預けの身となった(越後騒動)。
 しかし、翌年に幕府将軍に就任した徳川綱吉が越後騒動の再吟味に乗り出して喧嘩両成敗の裁断を下した結果、翌1681(天和元)年、八丈島への流罪となり、1701(元禄14)年、八丈島を襲った飢饉で餓死した。
【配役】
河村黎吉(27) …… 元禄女(1924・松竹)
尾形章太郎 …… 元禄女(1932・右太プロ)
尾上多見太郎(40) …… 元禄女(1932・松竹)
葛木香一(48) …… 疾風白頭巾(1938・映画)
大河内伝次郎(59) …… 水戸黄門(1957・東映)
城戸 卓(62) …… 元禄繚乱(1999・NHK)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
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