加々爪忠澄
かがつめ・ただずみ

【生没】1586(天正14)−1641(寛永18)
【生地】
【実父】加々爪政尚
【実母】
【別称】加々爪(加賀爪)甚十郎、加々爪(加賀爪)民部
【略伝】
 江戸幕府の大目付。
 徳川家康秀忠に仕え、1600(慶長5)年の関ヶ原の戦い、1614(慶長19)年からの大坂の陣に出陣。1615(元和元)年の大坂夏の陣では、豊臣秀頼母子の助命嘆願に対する使者として大坂城内に赴いた。
 1631(寛永8)年には江戸町奉行、1640(寛永17)年には大目付に就任。この間、加増あって9500石を領するに至るが、1641(寛永18)年1月、江戸で発生した火災の消火活動指揮中に殉職した。
【配役】
 登場時期などの関係で、子直澄との区別が困難なものも多い。そのため、まず「甲斐(守)」として登場するものをそのまま直澄に、次に「甚十郎」として登場するものも直澄に、最後に演者の年齢、他の登場人物との関係などから旗本奴の一人、家光の小姓あるいは近習として登場しているものと思われるものについても直澄に振り分けた。なお、「町奉行」としての登場が判明した場合には、忠澄とする。
矢野伊之助 …… 寛永豪傑総進軍(1932・東活)
清水将夫(46) …… 番町皿屋敷 お菊と播磨(1954・大映) 役名は加賀爪主水
唐沢民賢(41) …… 柳生一族の陰謀(1978・KTV)
玉川伊佐男(57) …… 日本巌窟王(1979・NHK) 役名は加賀爪丹波
出水憲司(44) …… 江戸の大騒動 太助・家光・彦左(1982・CX)

加々爪直澄
かがつめ・なおずみ

【生没】1610(慶長15)−1685(貞享2)
【生地】駿河国
【実父】加々爪忠澄
【実母】安藤直次
【別称】加々爪(加賀爪)甚十郎、加々爪(加賀爪)甲斐守
【略伝】
 江戸幕府の寺社奉行。
 幕府に出仕し、将軍徳川家光の小姓を務める一方で、水野十郎左衛門らと旗本奴の集団を組織し、市中で乱暴狼藉を繰り返す。
 その後、大番頭などを経て、1661(寛文元)年に寺社奉行となり、1万3000石を領するが、1670(寛文10)年、将軍徳川家綱の使者を迎えた際の不手際により罷免され、閉門処分を受けた(後に赦免)。
 1679(延宝7)年に養子直清に家督を譲って隠居。しかし、1681(天和元)年、直清の所領紛争に連座して土佐に流されるなど、不遇の晩年を送った。
【配役】
 登場時期などの関係で、父忠澄との区別が困難なものも多い。そのため、まず「甲斐(守)」として登場するものをそのまま直澄に、次に「甚十郎」として登場するものも直澄に、最後に演者の年齢、他の登場人物との関係などから旗本奴の一人、家光の小姓又は近習として登場しているものと思われるものについても直澄に振り分けた。なお、「町奉行」としての登場が判明した場合には、忠澄とした。
尾上華丈(29) …… 大久保彦左衛門(1927・日活)
中村秀郎 …… 一心太助(1930・千恵プロ)
実川延一郎(56) …… 水野十郎左衛門(1931・映画)
松本龍三郎 …… 黄金騎士(1933・映画)
千代田勝太郎 …… 柳生二蓋流(1938・映画)
桜井 勇(30) …… 隠密姫(1939・新興)
助高屋助蔵 …… 幡随院長兵衛(1940・東宝)
富田仲次郎(43) …… 剣侠江戸紫(1954・映画)
尾上栄五郎(52) …… 大江戸人気男(1957・映画)
原聖四郎(54) …… 命を賭ける男(1958・大映)
古石孝明 …… 一心太助 天下の一大事(1958・東映)
山路義人(55) …… 花の幡随院(1959・映画)
木村 功(39) …… 天下の御意見番(1962・東映)
不破 潤(30) …… 手討(1963・大映)
藤木 悠(33) …… 花のお江戸の無責任(1964・東宝)
中村錦司(46) …… 一心太助 江戸っ子祭り(1967・映画)
藤岡重慶(37) …… 柳生十兵衛(1970・CX)
池田駿介(34) …… 徳川三国志(1975・NET)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
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