ウィリアム・ウィリス
うぃりあむ・うぃりす/William Willis

【生没】1837(天保8)−1894(明治27)
【生地】アイルランド
【実父】
【実母】
【略伝】
 エディンバラ大学で医学を学び、1861(文久元)年にイギリス公使館の医官として来日。その後の生麦事件、薩英戦争、戊辰戦争などで負傷者の治療に当たる。
 維新後は、新政府の要請で医学校に勤務するが、ドイツ医学の採用に伴って辞任する。後に西郷隆盛によって鹿児島に招かれ、医学教育などに当たるが、1877(明治10)年の西南戦争勃発により母国より帰国命令を受けて離日。1885(明治16)年よりタイ・バンコクのイギリス公使館医官となり、1892(明治25)年まで在職した。
【配役】
ディック・ロース  …… 田原坂(1987・NTV)
ケン・フランケル …… 江夏八重子の生涯(1988・KTS=鹿児島テレビ)
ネイサン・ベリー(39) …… 西郷どん(2018・NHK)

ウィリアム・ウェブ
うぃりあむ・うぇぶ/Sir William Flood Webb

【生没】1887(明治20)−1972(昭和47)
【生地】オーストラリア
【実父】
【実母】
【別称】ウェッブ
【略伝】
 オーストラリア・クイーンズランド大で法学を学び、オーストラリア各地の裁判官などを歴任。1940(昭和15)年にはクイーンズランド州最高裁判所長官となる。
 オーストラリア最高裁判所裁判官となった1946(昭和21)年からは、極東国際軍事裁判の裁判長を務め、1948(昭和23)年の判決では、東条英機らA級戦犯7名に死刑判決を言い渡した。
 1958(昭和33)年、オーストラリア最高裁判所裁判官を退任した。
【配役】
アンドリュー・ヒューズ(51) …… 大東亜戦争と国際裁判(1959・新東宝)
ジョージ・ファーネス@(80) …… 落日燃ゆ(1976・NET)
ジョージ・ファーネスA(81) …… 日本の戦後(審判の日)(1977・NHK)
ドン・ノード …… 山河燃ゆ(1984・NHK)
ロニー・コックス(60) …… プライド 運命の瞬間(1998・東映)
ジェイソン・ハンコック(37) …… 負けて、勝つ(2012・NHK)
ジョナサン・ハイド(69) …… 東京裁判(2016・NHK)
モーリー・ロバートソン(56) …… 二つの祖国(2019・TX)

ウィリアム・オールト
うぃりあむ・おおると
【生没】1840(天保11)−1908(明治41)
【生地】イギリス?
【実父】
【実母】
【略伝】1856(安政3)年に来日し、長崎を拠点として貿易に従事。諸藩への武器弾薬などの調達も担った。
【配役】
ジェフリー・ロウ(31) …… 龍馬伝(2010・NHK)

ウィリアム・クラーク
うぃりあむ・くらーく/William Smith Clark

【生没】1826(文政9)−1886(明治19)
【生地】アメリカ合衆国
【実父】アサートン・クラーク
【実母】ハリエット・クラーク
【略伝】
 アマースト大学を卒業後、同大学で化学を教授する。その後、マサチューセッツ農科大学学長を務めていたが、アマースト大時代の日本人留学生新島襄の紹介により、1876(明治9)年に札幌農学校の教頭に招かれる。
 札幌滞在は9か月ほどだったが、農学校のカリキュラムにマサチューセッツ農科大学のものを導入するなど、農学校の教育に大きな影響を与え、離日の際に学生らに発したという「Boys, be ambitious」の言も今日なお広く知られている。
【配役】
ユセフ・オスマン(39) …… 日本ロマンス旅行(1959・新東宝)
大月ウルフ(33) …… アイウエオ(1967・NHK)

ウィリアム・セイヴォリー
うぃりあむ・せいゔぉりぃ /William T. Savory
【生没】1827(文政10)−1897(明治30)
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 1864(元治元)年、アメリカ船ベルリン号の船長として「箱館に入港中、洋行を志す新島七五三太(襄)を乗船させ、これを清国上海に渡らせる。その後、長崎に戻ったが、新島を密航させたことが露見し、解雇されたという。なお、新島とは、後にアメリカにて再会を果たした。
【配役】
マーク・チネリー(44) …… 八重の桜(2013・NHK)

ウィリアム・ドウェル
うぃりあむ・どうぇる/William Dowell

【生没】1825(文政8)−1912(大正元)
【生地】イギリス
【実父】William Dowell
【実母】Charlotte Theresa Yonge
【別称】William Montagu Dowell
【略伝】
 若くしてイギリス海軍に入り、クリミア戦争に従軍。1863(文久3)年にはイギリス艦隊の艦長として4か国の連合艦隊による下関への砲撃に加わる。
 その後、イギリス中国艦隊の司令官などを歴任した。
【配役】
ネイサン・ベリー(42) …… 青天を衝け(2021・NHK) 役名はダウエル大佐

ウィリアム・マーシャル
うぃりあむ・まあしゃる /William Marshall
【生没】1827(文政10)−1873(明治6)
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 開港後の横浜で絹の輸入に従事していたが、1862(文久2)年8月、義妹マーガレット・ボラディルらとともに川崎大師へ観光へ向かう途中、武蔵生麦で島津久光の行列を乗馬したまま横切ったため、薩摩藩士奈良原喜左衛門に斬りつけれ、重傷を負った。
 快復後は、引き続き横浜で仕事に携わり、1873(明治6)年2月、横浜に没した。
【配役】
マリック・ジャニソン …… 翔ぶが如く(1990・NHK)
ガース・ネルソン …… 篤姫(2008・NHK)

ウィリアム・メイ・ガーランド
うぃりあむ・めい・があらんど/William May Garland

【生没】1866(慶応2)−1948(昭和23)
【生地】アメリカ合衆国
【実父】Jonathan May Garland
【実母】Rebecca Heagan Jewett
【略伝】アメリカで不動産業などに従事し、実業家として活躍。1922(大正11)年からは国際オリンピック委員を務め、1932(昭和7)年のロサンゼルス五輪の誘致を実現した。
【配役】
ラズ・B(70) …… いだてん 東京オリムピック噺(2019・NHK)

ウィリアム・ローガン
うぃりあむ・ろおがん/William Rogan
【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】アメリカで弁護士業を営み、太平洋戦争後の極東国際軍事裁判(東京裁判)では木戸幸一の弁護人を務めた。
【配役】
リック・モー …… 日本の戦後(審判の日)(1977・NHK)
イアン・ド・スティンズ …… 山河燃ゆ(1984・NHK)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
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