にいじま・じょう
【生没】1843（天保14）－1890（明治23）
【生地】武蔵国
【実父】新島民治
【実母】新島とみ
【略伝】
上野安中藩士の子に生まれる。安中藩主板倉勝明の命を受けて蘭学などを学び、1864（元治元）年には箱館、清国上海を経由してアメリカに渡る。同地で洗礼を受け、後にアマースト大、アンドーヴァー神学校に学んだ。
1872（明治５）年には訪米中の岩倉使節団に通訳として加わり、これに随行するかたちで渡欧する。1874（明治７）年に帰国し、翌年、京都に同志社英学校を開き、妻八重とともにキリスト教の伝道と教育活動に尽力した。
【配役】
杉 裕之（32） …… あすをつげる鐘（新島襄）（1961・NHK） 滝田 栄（35） …… 女のたたかい（1985・ABC） 真砂皓太（50） …… 石井のおとうさんありがとう（2004・映画） 小林海人（12）→オダギリジョー（37）…… 八重の桜（2013・NHK）
にいじま・とみ
【生没】1807（文化4）－1886（明治19）
【生地】武蔵国
【実父】中田六之丞
【実母】
【略伝】
新島襄の母。
武蔵浦和の米問屋中田六之丞の子に生まれ、江戸に出て各所で奉公し、1831（天保２）年に新島民治に嫁ぐ。
維新後、長男の襄が京都に同志社を設立すると京都に移り、1881（明治14）年に受洗した。
【配役】
香野百合子（62） …… 八重の桜（2013・NHK）
にいじま・やえ
【生没】1845（弘化２）－1932（昭和７）
【生地】陸奥国
【実父】山本権八
【実母】山本佐久
【別称】山本八重
【略伝】
はじめ川崎尚之助に嫁ぐが、1868（明治元）年、新政府軍が会津へ侵攻すると、尚之助と離縁し、男装して新政府軍相手に奮戦する。
1871（明治４）年に兄覚馬を頼って京都へ移り、1876（明治８）年に新島襄と結婚。洗礼を受け、キリスト教の伝道や、同志社の創立など教育活動に尽力する。
襄とは1890（明治23）年に死別し、その後の日清戦争、日露戦争で看護婦として傷病兵の看護に従事した。
【配役】
栗原小巻（40） …… 女のたたかい（1985・ABC） 田中好子（30） …… 白虎隊（1986・NTV） 中越典子（29） …… 白虎隊（2007・EX） 鈴木梨央（8）→綾瀬はるか（28）…… 八重の桜（2013・NHK）