大原重徳
おおはら・しげとみ

【生没】1801(享和元)−1879(明治12)
【生地】山城国
【実父】大原重尹
【実母】光子(唐橋在家女)
【略伝】
 朝廷に出仕して孝明天皇に重用され、1853(嘉永6)年のペリー来航以来、開国に反対し尊王攘夷派として活動する。1858(安政5)年の日米修好通商条約の調印問題では、岩倉具視ら87名とともに調印の勅許阻止に動いた。
 1862(文久2)年には、同じく尊王攘夷派の三条実美らとともに勅使として江戸に下向して幕府に攘夷決行を迫り、一橋慶喜松平慶永などの幕政参加などを要求。その功によって国事御用掛となるが、翌年、対立する薩摩藩と長州藩の融和を図ろうとして勅書を一部改ざんしたために咎めを受けて辞官、落飾。1866(慶応2)年にも二条斉敬ら幕府派公卿の追放を図って失敗し、閉門処分を受けるなど活発な動きを続けた。
 維新後は、政府参与や刑法官知事などを務めた。
【配役】
永谷悟一(49) …… 天皇の世紀(1971・ABC)
庄司永建(67) …… 翔ぶが如く(1990・NHK)
岡村喬生(67) …… 徳川慶喜(1998・NHK)
木村 元(75) …… 篤姫(2008・NHK)
今村俊一(59) …… 八重の桜(2013・NHK)

大原信一
おおはら・しんいち

【生没】?−1970(昭和45)
【略伝】
 極東国際軍事裁判(東京裁判)での弁護人。
 弁護士業を営み、太平洋戦争後の極東国際軍事裁判では大川周明の弁護人を務めた。
【配役】
相沢治夫(61) …… 山河燃ゆ(1984・NHK)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
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