高松太郎
たかまつ・たろう

【生没】1842(天保13)−1898(明治31)
【生地】土佐国
【実父】高松順蔵
【実母】高松千鶴
【略伝】
 坂本龍馬の甥。
 1861(文久元)年に武市半平太の土佐勤王党に加盟して各地を歩き、諸国の尊王攘夷派志士と交流。1863(文久3)年には龍馬の勧めで神戸海軍操練所に入り、勝麟太郎の指導を受ける。後に脱藩し、1865(慶応元)年には龍馬の結成した亀山社中(後の海援隊)に加わって龍馬を輔佐。1867(慶応3)年の龍馬暗殺後は蝦夷地開発のため箱館に渡った。
 維新後は宮内省などに勤め、1871(明治4)年には龍馬の家督を相続して坂本直と改名。1889(明治22)年、キリスト教信仰をめぐって免職され、高知に戻った。
【配役】
古関八州夫(12)
浅沼創一(24)
…… 竜馬がゆく(1968・NHK)役名は高松太郎→多賀松太郎
三田村賢二(27) …… 勝海舟(1974・NHK)
千葉和臣(31) …… 幕末青春グラフィティ 坂本竜馬(1982・NTV)
山本陽一(20) …… 坂本龍馬(1989・TBS)
川岡大次郎(32) …… 龍馬伝(2010・NHK)

高松千鶴
たかまつ・ちづ

【生没】1817(文化14)−1861(文久元)
【生地】土佐国
【家系】坂本氏(土佐藩郷士)
【実父】坂本八平
【実母】坂本幸
【略伝】坂本龍馬の姉。土佐の郷士高松順蔵の妻。
【配役】
幸田弘子(36) …… 竜馬がゆく(1968・NHK)
大鳥れい(27) …… 龍馬伝(2010・NHK)

高松凌雲
たかまつ・りょううん

【生没】1836(天保7)−1916(大正5)
【生地】筑後国
【実父】高松直道
【実母】中村氏女
【略伝】
 はじめ筑後久留米藩士川原家の養子となり、1859(安政6)年より江戸に出て、医術や蘭学を学ぶ。
 1865(慶応元)年に一橋家の奥医師となり、後に当主一橋慶喜の将軍就任に伴って幕府奥医師となる。1867(慶応3)年にはパリ万国博覧会に将軍名代として出席する徳川昭武に従って渡欧したが、幕府の崩壊によって帰国し、その後、榎本武揚らとともに箱館五稜郭に拠って戦傷者の治療に当たった。
 1869(明治2)年の五稜郭陥落後は徳島藩に預けられるが、後に赦免され、東京で開業。1879(明治12)年には同愛社を設立して民間医療に大きな功績を残した。
【配役】
嵐寛寿郎(41) …… 火砲の響(1943・映画)
安井昌二(38) …… 五稜の星(1966・NHK)
7尾上菊五郎(38) …… 獅子の時代(1980・NHK)
風間杜夫(39) …… 五稜郭(1988・NTV)
細田善彦(33) …… 青天を衝け(2021・NHK)
川井康弘(54) …… 燃えよ剣(2021・東宝)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
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