大村 幹
おおむら・かん/名の読みは推定

【生没】1885(明治18)−1921(大正10)
【生地】鹿児島県
【実父】
【実母】
【略伝】東京帝大卒業後、読売新聞社、後に東京日日新聞社に勤める。1917(大正6)年に開催された「東海道駅伝徒歩競争」はわが国の駅伝の濫觴とされるが、その発案者の一人であるという。
【配役】
竹森千人(41) …… いだてん 東京オリムピック噺(2019・NHK)

大村達尾
おおむら・たつお

【生没】?−1863(文久3)
【生地】
【実父】桑原来助
【略伝】
【略伝】
【略伝】
 浪士組の隊士。
 1863(文久3)年、江戸で浪士組が結成された際にこれに加わる。このとき、隊士藤林鬼一郎より、1845(弘化2)年に父来助(武居安五郎の用心棒)を殺害した下手人が甲斐の博徒で同じく浪士組に加わった祐天仙之助であることを知る。
 上洛後、浪士組結成の提案者清河八郎がこの浪士組を丸ごと尊王攘夷派組織に衣替えしようとしたため、幕府より危険視されて浪士組に江戸への帰還命令が出されると、これに従って江戸へ戻る。その後、江戸で新たに結成された新徴組に加わり、同年10月、再び同じ新徴組に属した仙之助を仇討ちと称して殺害。しかし、翌11月、仙之助の友人内田佐太郎が、来助を殺害したのは自分で、逆に仙之助の仇を討つという名目を立てられ、新徴組立会いのもとに殺害された。
【配役】
高田浩吉(20) …… 刀の中の父(1931・映画)
伊藤孝雄(27) …… 博徒ざむらい(1964・大映)
夏八木勲(30) …… 仇討ち(幕末無頼)(1969・TBS)
山口 暁(28) …… 風の中のあいつ(1973・TBS)
江畑浩規(24) …… 新選組!(2004・NHK)

大村益次郎
おおむら・ますじろう

【生没】1824(文政7)−1869(明治2)
【生地】周防国
【実父】村田孝益
【実母】むめ
【別称】村田蔵六
【略伝】
 長州藩士。
 蘭医梅田幽斎に医術を学んだ後、大坂の適塾で緒方洪庵に学び、その塾頭となる。1850(嘉永3)年に故郷長州へ戻って医業を営むが、1853(嘉永6)年、二宮教作の推挙により伊予宇和島藩主伊達宗城に迎えられて宇和島へ移る。宇和島では兵学や蘭学などの講義を担当し、1857(安政4)年には幕府講武所教授に転じた。
 その後、請われて長州藩毛利家に仕え、兵学の講義などを担当し、後に藩の兵制整備に着手。1866(慶応2)年、幕府による再度の長州征伐の際には、参謀として戦略を立て、自らも兵を率いて石州口から浜田まで進撃し、長州藩の勝利に大きく貢献する。1868(明治元)年からの戊辰戦争でも各地を転戦し、とりわけ江戸上野寛永寺に立て籠った彰義隊をわずか1日で潰滅させた(このとき、薩摩勢の面子を潰したことで薩摩藩士の恨みを買ったという)。
 新政府でも兵制整備を担当し、兵部大輔に任ぜられるが、徴兵制の導入などをめぐって士族の反発を買い、1869(明治2)年9月、滞在中の京都で刺客に襲われ、2か月後、そのときの傷がもとで大坂に没した。
【配役】
2尾上松之助(42) …… 大村益次郎(1917・日活)
嵐璃左衛門 …… 韋駄天吉次(1927・日活)
林長二郎(24) …… 陸軍大行進(1932・映画)
河部五郎(49) …… 国民皆兵令(1937・映画)
4沢村国太郎@(35) …… 鞍馬天狗捕はる(1940・日活)
市川右太衛門(35) …… 大村益次郎(1942・新興)
4沢村国太郎A(47) …… 情火(1952・映画)
二本柳寛(37) …… かくて自由の鐘は鳴る(1954・映画)
原聖四郎(53) …… 朱雀門(1957・大映)
小松方正(38) …… 幕末(1964・TBS)
加藤 武(38) …… 三姉妹(1967・NHK)
山本 健 …… アイウエオ(1967・NHK)
4中村梅之助(47) …… 花神(1977・NHK)
ふとがね金太(27) …… 幕末青春グラフィティ 坂本竜馬(1982・NTV)
米倉斉加年(48) …… 遠雷と怒涛と(1982・NHK)
夏木 勲(45) …… 若き血に燃ゆる(1984・TX)
三浦浩一(33) …… 幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬(1986・東宝)
片岡鶴太郎(35) …… 奇兵隊(1989・NTV)
平田 満(37) …… 翔ぶが如く(1990・NHK)
増田由紀夫(33) …… 竜馬におまかせ!(1996・NTV)
原田大二郎(62) …… 長州ファイブ(2006・映画)
嶋田久作(55) …… 武士の家計簿(2010・松竹)
一岡裕人(57) …… 花燃ゆ(2015・NHK)
9林家正蔵(56) …… 西郷どん(2018・NHK)
波岡一喜(40) …… 黒書院の六兵衛(2018・WOWOW)

大村由己
おおむら・ゆうこ

【生没】1536(天文5)−1596(慶長元)
【生地】播磨国
【実父】
【実母】
【別称】梅庵
【略伝】
 豊臣家の家臣。
 もとは僧侶で、羽柴秀吉が播磨三木城を攻略した際にその祐筆となったという。
 以後、秀吉の下で御伽衆として公家らとの交流を深めた一方で、『天正記』の著述などを担当した。
【配役】
3三遊亭円之助(49) …… 黄金の日日(1978・NHK)
織本順吉(79) …… 出雲の阿国(2006・NHK)
蟹江敬三(62) …… 信長の棺(2006・EX)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
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