こおり・しゅめ
【生没】1546（天文15）？－1615（元和元）
【生地】
【実父】伊丹親保
【実母】郡光成女
【別称】郡宗保
【略伝】
豊臣家の家臣。
摂津伊丹城主伊丹親保の子に生まれるが、母方の伯父郡兵大夫の養子となる。
はじめ荒木村重に仕えていたが、その没落後は黒田官兵衛を通じて豊臣秀吉の家臣となり、各地を転戦。秀吉の死後は秀頼に仕え、七手組の一に数えられる。
1614（慶長19）年からの大坂の陣でも豊臣方の主力として戦い、翌年５月の夏の陣でも奮戦したが、敗れて自害した。
なお、1600（慶長５）年の関ヶ原の戦いの際、陸奥会津に出陣した徳川方諸将の妻子が大坂城内に収容されるのを黒田家家臣栗山善助に知らせ、官兵衛妻子らの大坂退去に貢献。こうした縁もあり、子孫は黒田家に仕えた。
【配役】
久米 譲（30） …… 修羅城（1929・日活） 高堂黒天（50） …… 大坂夏の陣（1937・松竹） 小田部通麿（44） …… 大坂城の女（1970・KTV）
こおり・てんりょうさい
【生没】1532（天文元）－1601（慶長６）
【実父】桑折貞長
【実母】柴田定朝女
【別称】桑折宗長
【略伝】
伊達家の家臣。
幼時に出家していたが、父貞長の養子に入っていた主君伊達稙宗の子四郎が夭折したために還俗して家督を継承。伊達輝宗・政宗に仕えて各地を転戦した。
【配役】
庄司永建（64） …… 独眼竜政宗（1987・NHK）