谷口登太
たにぐち・とうた

【生没】1844(弘化元)−1933(昭和8)
【生地】薩摩国
【実父】谷口勘右衛門
【実母】
【略伝】
 薩摩の郷士の子に生まれ、1868(明治元)年からの戊辰戦争に出陣。1871(明治4)年、東京府の治安警備のために設置された邏卒(取締組)の鹿児島での募集に応じるが、1873(明治6)年の西郷隆盛の下野とともに辞職して鹿児島に戻る。翌年の台湾出兵には鹿児島から徴募した部隊に加わって渡海した。
 その後は故郷で帰農していたが、1877(明治10)年1月、警視庁より鹿児島の情勢視察の命を受けて帰郷していた旧友中原尚雄を訪問。その意図を察して私学校等に通報し、これが私学校生徒の暴発につながる。その後の西南戦争では、薩軍三番大隊一番小隊分隊長として出陣。同年8月の薩軍の可愛岳脱出時に捕縛されたが、戦後の裁判で無罪判決を受けて釈放される。後に北海道にわたり集治監を務め、辞職後は故郷に戻った。。
【配役】
塩見三省(36) …… 田原坂(1987・NTV)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
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