宗 義智
そう・よしとし

【生没】1568(永禄11)−1615(元和元)
【生地】対馬国
【実父】宗将盛
【実母】
【別称】宗対馬守
【略伝】
 対馬領主。
 1579(天正7)年、兄義純の死により家督を相続するが、養父義調の後見を受ける。
 1587(天正15)年の豊臣秀吉による九州攻めの際、これに服属。このとき義調が当主に復帰し、自らはその世子となるが、翌年の義調の死により、再び家督を相続した。
 その後、秀吉より朝鮮服属のための交渉を命じられるが難航を極め、1590(天正18)年に使節の来日を実現するが、1592(文禄元)年からの朝鮮出兵で日朝関係が崩壊。自らも渡海して朝鮮軍と交戦し、1597(慶長2)年からの朝鮮出兵でも渡海して奮戦する。
 1600(慶長5)年の関ヶ原の戦いでは、石田方に属して伏見城攻撃に参加したものの、石田方の敗戦後も徳川家康により本領を安堵される。その後、朝鮮との交渉も再開させ、幕府と朝鮮政府との交流の礎を築いた。
【配役】
河原崎長一郎(39) …… 黄金の日日(1978・NHK)
真野等坪(37) …… 徳川家康(1983・NHK)

宗 義成
そう・よしなり

【生没】1604(慶長9)−1657(明暦2)
【生地】対馬国
【実父】宗義智
【実母】竹(阿比留氏女)?河村氏女?
【略伝】
 対馬藩主。
 1615(元和元)年、父義智の死により対馬藩主となり、幕府の朝鮮との交渉の窓口を務めるが、1631(寛永8)年、家老柳川調興が義成に所領の返上を申し出て争論を生じ、これまでの対馬藩の外交文書の偽造・改ざんなどが公となる。1635(寛永12)年、将軍徳川家光の親裁により、調興のみが罪を得て、陸奥津軽藩に預けられたが、その後、対馬には京都五山の僧侶が交代で詰めて外交を管轄することとなった。
【配役】
宮本武弥(19) …… 葵 徳川三代(2000・NHK)

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