三遊亭円生[六代目]
さんゆうてい・えんしょう

【生没】1900(明治33)−1979(昭和54)
【生地】大阪府
【実父】松田万助
【実母】柴田セイ
【別称】山ア松尾、三遊亭圓生、六代目橘家円蔵
【略伝】
 戸籍上の母(山アサダ)が五代目三遊亭円生(村田源治)と再婚したため、五代目を義理の父親として育つ。
 四代目橘家円蔵に入門して六代目円蔵などを名乗り、1941(昭和16)年に六代目円生を襲名。1945(昭和20)年には、五代目古今亭志ん生とともに慰問のために満州に渡るが、そこで終戦を迎え、1947(昭和22)年にようやく帰国を果たした。
 人情咄などを得意とし、芸術祭大賞など多くの賞を受賞し、1973(昭和48)年には昭和天皇の御前で口演を果たす。この間の1965(昭和40)年には落語協会会長に就任していたが、1978(昭和53)年、一門を率いて落語協会を脱退。新たに落語三遊協会を設立したが、翌年に病没した。
 なお、戸籍上の生年は、1901(明治34)年である。
【配役】
高橋昌也(53) …… おりんさん(1983・THK=東海テレビ)
2中村七之助(36) …… いだてん 東京オリムピック噺(2019・NHK)
佐野史郎(64) …… 五代目三遊亭圓楽(2019・BS日テレ)

三遊亭小円朝[三代目]
さんゆうてい・こえんちょう

【生没】1892(明治25)−1973(昭和48)
【生地】東京府
【実父】二代目三遊亭小円朝
【実母】
【別称】芳村幸太郎、三遊亭小圓朝
【略伝】
 落語家。
 1907(明治40)年に父二代目小円朝の門人となり、朝松を名乗る。1917(大正6)年に真打昇進を果たし、1928(昭和3)年に三代目小円朝を襲名。古典落語に精通して人気を得た一方で、東京大落語研究会所属の多数の学生に指導を行ったことでも知られる。
 1967(昭和42)年に病に倒れ、これ以後高座からは遠ざかった。
【配役】
八十田勇一(54) …… いだてん 東京オリムピック噺(2019・NHK)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
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