夏目五郎左衛門
なつめ・ごろうざえもん

【生没】1528(享禄元)−1610(慶長15)
【生地】
【実父】夏目治武
【実母】
【略伝】
 奥平家の家臣。
 1573(天正元)年に奥平家が武田家から徳川家に寝返り、武田勢の侵攻が始まると、これに抗戦して活躍し、家老となった
【配役】
大塚周夫(54) …… 徳川家康(1983・NHK)劇中では夏目治貞

夏目次郎左衛門
なつめ・じろうざえもん

【生没】1518(永正15)?−1572(元亀3)
【生地】三河国
【実父】夏目吉久
【実母】水野氏女
【別称】夏目吉信、夏目広次
【略伝】
 松平・徳川家の家臣。
 松平・徳川家に仕えていたが、1563(永禄6)年の三河一向一揆の際に離反。しかし、徳川家康に降伏して帰参し、家康に従って各地を転戦する。
 1572(元亀3)年12月の武田勢との三方ヶ原の戦いでは、はじめ家康の本拠遠江浜松城を守備していたが、形勢不利を見て家康の救出に向かい、家康の身代わりとなって討死した。
【配役】
陶 隆司(57) …… 黄金の日日(1978・NHK)
國井正廣(34) …… 徳川家康(1983・NHK) 役名は夏目正吉
甲本雅裕(58) …… どうする家康(2023・NHK)

夏目漱石
なつめ・そうせき

【生没】1867(慶応3)−1916(大正5)
【生地】武蔵国
【実父】夏目小兵衛
【実母】千枝(福田庄兵衛女)
【別称】塩原金之助、夏目金之助
【略伝】
 父51歳、母42歳の時の子で、生後ほどなくして塩原昌之助・やす夫妻のもとに里子(後に養子)に出されるが、やがて夏目家に戻される。
 大学予備門から帝大(英文科)に進み、この間、正岡子規との出会いなどを契機として、文筆活動を開始。卒業後は、東京高等師範学校、愛媛県立松山中学、第五高等学校(熊本)など各地で教壇に立ち、1900(明治33)年には文部省から英語研究のためのイギリス留学を命じられ、1903(明治36)年までロンドンに滞在した。
 帰国後は、第五高等学校を退職して、第一高等学校や東京大で講師として勤務しながら、「坊っちゃん」「草枕」などを発表し、人気を得る。1907(明治40)年に教職を退いて朝日新聞に入り、「虞美人草」「三四郎」「それから」など多数の作品を世に送るなど精力的に執筆を続けたが、1910(明治43)年以降大病を繰り返し、1916(大正5)年12月、未完の「明暗」を残したまま病没した。
【配役】
北原義郎(34) …… 末は博士か大臣か(1963・映画)
森 雅之(54) …… 風雪(漱石山房)(1965・NHK)
清水将夫(59) …… みだれがみ(1967・NHK)
三橋達也(45) …… 坊っちゃんと私(1968・NET)
平田 満(38) …… 子規からの手紙(1991・NHK)
本木雅弘(40) …… 夏目家の食卓(2005・TBS)
藤岡 弘、(61) …… ユメ十夜 第八夜(2007・映画)
堀部圭亮(41) …… ユメ十夜 第三夜(2007・映画)
山本耕史(31) …… ユメ十夜 第四夜(2007・映画)
小澤征悦(35) …… 坂の上の雲(2009・NHK)
世界のナベアツ(43) …… ゴーストライターホテル(2012・映画)
豊川悦司(54) …… 漱石悶々(2016・NHK)
桐谷健太(36) …… 夏目家どろぼう綺談(2016・EX)
内浦勝崇→長谷川博己(39)…… 夏目漱石の妻(2016・NHK)
又吉直樹(36) …… 坊っちゃん(2016・CX)
筧 利夫(55) …… 赤シャツの逆襲(2017・RNB=南海放送)
ねりお弘晃(30) …… いだてん 東京オリムピック噺(2019・NHK) 役名は口ひげの青年

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
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