古賀茶渓
こが・さけい

【生没】1816(文化13)−1884(明治17)
【生地】武蔵国
【実父】古賀[イ同]庵
【実母】松(鈴木氏女)
【別称】古賀謹一郎、古賀筑後守
【略伝】
 幼いころより儒学のほか、蘭学を学ぶ。
 1847(弘化4)年の父[イ同]庵の死により家督を相続。後に父と同じく幕府昌平坂学問所教授となり、また私塾(久敬舎)を開いて学問を教授し、その門下には河井継之助らが学ぶ。
 1855(安政2)年には、老中阿部正弘より幕府洋学所頭取に任ぜられ、蕃書調所の設立を提言。1857(安政4)年に蕃書調所が発足すると、その頭取となり、後進の育成に尽力した。
 1862(文久2)年に蕃書調所頭取の役を解かれ、後に大坂町奉行や目付などを務める。1867(慶応3)年10月に将軍徳川慶喜が朝廷に大政を奉還した際には、これに抗議すべく西上したが、慶喜に諭されて江戸へ戻る。
 翌年1月に目付を辞して一切の公職から退き、新政府には出仕しなかった。
【配役】
串田和美(63) …… 河井継之助 駆け抜けた蒼龍(2005・NTV)

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