桃井春蔵[四代目]
もものい・しゅんぞう

【生没】1825(文政8)−1885(明治18)
【生地】駿河国
【実父】田中十郎左衛門
【実母】
【別称】桃井直正
【略伝】
 駿河沼津藩士の子に生まれる。
 江戸の三代目桃井春蔵(直雄)の士学館で剣術を学んでその才を見込まれ、1841(天保12)年にその婿養子となって四代目桃井春蔵を襲名。鏡新明智流の免許皆伝となり、江戸三大道場の一に数えられた士学館で剣術指導に当たる。
 後に幕臣となり、1866(慶応2)年に幕府講武所剣術師範役、翌年には遊撃隊頭取並に任ぜられ、将軍徳川慶喜の上洛に随行。幕府の崩壊後は大阪にとどまり、誉田八幡宮の祠官などを務めた。
【配役】
和久井節緒(36) …… 竜馬がゆく(1968・NHK)
大友柳太朗(61) …… ぶらり信兵衛 道場破り(1973・CX)

桃井直常
もものい・なおつね

【生没】?−1376(天授2・永和2)
【実父】桃井貞頼
【略伝】
 越中などの守護。
 足利尊氏に従って各地を転戦し、越中などの守護に任ぜられるが、1349(正平4・貞和5)年に表面化した幕府の内紛では、足利直義に属してその主力となり、直義と対立した尊氏らの軍勢と交戦。1352(正平7・観応3)年の直義没後もその養子直冬に属して激しく抵抗したが、後に鎌倉公方足利基氏に仕える。
 しかし、1367(正平22・貞治6)年の基氏没後に再び離反し、越中で挙兵した。
【配役】
森 幹太(41) …… 悪党(1965・映画)
高橋悦史(56) …… 太平記(1991・NHK)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
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