可児 徳
かに・いさお

【生没】1874(明治7)−1966(昭和41)
【生地】岐阜県
【実父】可児吉右衛門
【実母】
【略伝】
 日本体育会体操練習所(後の日本体育会体育学校で現在の日本体育大)を卒業後、群馬県尋常中学教授などを経て、1899(明治32)年に東京高等師範学校助教授となる。助教授在任中、官立外国語学校の夜学でドイツ語を学び、学校体育の研究を深めた。
 1918(大正7)年に東京高師教授となるが、1921(大正10)年に辞職し、1923(大正12)年に私立国華高等女学校校長に就任。その後も、日本体育会体育学校副校長を務め、学校体育の発展に寄与した。
 なお、東京高師教授時代の1920(大正9)年には、体育専修科の生徒が可児の授業をボイコットする騒ぎを起こしているが、これについては校長が同教授永井道明と可児との学説の相違が原因ではないかとの所感を残しており、永井との間に学問的対立があったことが示唆されている。
【配役】
古舘寛治(51) …… いだてん 東京オリムピック噺(2019・NHK)

可児才蔵
かに・さいぞう

【生没】1554(天文23)−1613(慶長18)
【生地】美濃国
【実父】
【実母】
【別称】可児吉長
【略伝】
 福島正則の家臣。
 はじめ斎藤龍興に仕えるが、その後主君を次々と変え、やがて福島正則の家臣となる。1600(慶長5)年の関ヶ原の戦いでは、正則に属して出陣して奮戦。その後、広島に加増転封となった正則に従って、広島に移った。
 なお、宝蔵院流の槍の名手として知られ、自らが倒した敵の首に笹をくわえさせたことから、「笹の才蔵」の異名をとった。
【配役】
坂東好太郎(41) …… 神州天馬侠(1952・映画)
竹本和正(48) …… 葵 徳川三代(2000・NHK)
田中美央(43) …… 関ヶ原(2017・東宝)

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