鵜殿氏次
うどの・うじつぐ

【生没】?−1600(慶長5)
【生地】三河国?
【実父】鵜殿長照
【実母】
【略伝】
 1562(永禄5)年、松平元康(徳川家康)により父長照の守る三河上ノ郷城が落とされた際に兄氏長とともに捕縛されるが、今川方の人質となっていた元康の妻子との人質交換により解放される。
 今川家の没落後は松平家忠に仕え、1600(慶長5)年8月、家忠に従って守備に当たっていた伏見城に石田三成らの猛攻を受け、討死した。
【配役】
石田星空(14) …… どうする家康(2023・NHK)

鵜殿氏長
うどの・うじなが

【生没】1549(天文18)−1624(寛永元)
【生地】三河国?
【実父】鵜殿長照
【実母】
【略伝】
 1562(永禄5)年、松平元康(徳川家康)により父長照の守る三河上ノ郷城が落とされた際に弟氏次とともに捕縛されるが、今川方の人質となっていた元康の妻子との人質交換により解放される。
 その後、今川氏真により三河吉田城に配されてその守備に当たるが、徳川方の攻勢が強まるとこれに降って家康に仕える。1590(天正18)年の家康の関東入りに際しては1700石を与えられ、1615(元和元)年の大坂夏の陣にも使番として出陣した。
【配役】
寄川歌太(19) …… どうする家康(2023・NHK)

鵜殿鳩翁
うどの・きゅうおう

【生没】1808(文化5)−1869(明治2)
【生地】
【実父】熊倉茂寛
【実母】
【別称】鵜殿甚左衛門
【略伝】
 浪士組の取締役。
 幕府に出仕して小納戸役などを務め、1848(嘉永元)年に目付に就任。1853(嘉永6)年のペリー来航の際には開国に反対したが、翌年の日米和親条約の締結交渉の際には応接掛を務める。1858(安政5)年に生じた将軍徳川家定の後継問題では一橋慶喜を擁立する一派に加わるが、大老井伊直弼によって後継に紀州藩主徳川慶福(家茂)が決まると、左遷され、後に剃髪した。
 1860(万延元)年の井伊暗殺後に復帰し、1863(文久3)年に浪士組が結成された際にはその取締役となる。しかし、上洛後、浪士組結成の提案者清河八郎がこの浪士組を丸ごと尊王攘夷派組織に衣替えしようとしたため、幕府より危険視されて浪士組に江戸への帰還命令が出されると、取締役を辞して隠居。維新後は静岡に移り住んだ。
【配役】
高松錦之助(62) …… 壮烈新選組 幕末の動乱(1960・東映)
須賀不二男(45) …… 暗殺(1964・松竹)
香川良介(73) …… 新選組(1969・東宝)
成瀬昌彦(53) …… 新選組始末記(1977・TBS)
梅野泰靖(71) …… 新選組!(2004・NHK)

鵜殿長照
うどの・ながてる

【生没】?−1562(永禄5)
【生地】
【実父】鵜殿長持
【実母】今川氏親女?
【略伝】
 今川家の家臣。
 今川義元の妹が妻(母とも)という関係からその信任厚く、対織田家の最前線尾張大高城の城代を務め、1560(永禄3)年の桶狭間の戦いで義元が横死すると、本拠三河上ノ郷城に籠る。
 1562(永禄5)年2月、上ノ郷城に、今川家より離反した松平元康(徳川家康)の攻撃を受け、これと戦って討死した。
【配役】
疋田泰盛 …… 徳川家康(1988・TBS)
佐藤 誓(58) …… 麒麟がくる(2020・NHK)
野間口徹(50) …… どうする家康(2023・NHK) 自害して果てる

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
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