竹本甲斐守
たけもと・かいのかみ

【生没】1826(文政9)−1868(明治元)
【生地】
【実父】荒川練賢
【実母】片桐石見守女
【別称】竹本正雅
【略伝】
 江戸幕府の大目付。
 幕府に出仕し、中奥小姓などを経て、1859(安政6)年に外国奉行に任ぜられ、後に神奈川奉行を兼帯。1863(文久3)年7月より神奈川奉行専任となり、同年10月には大目付に転じる。
 同年12月には再び外国奉行を兼任して1867(慶応3)年11月までこれらを務め、幕末の幕府外交の最前線で活躍。1868(明治元)年1月に寄合となるが、幕府崩壊後の同年10月に没した。
【配役】
花ヶ前浩一(37) …… 徳川慶喜(1998・NHK)

竹本義太夫[初代]
たけもと・ぎだゆう

【生没】1651(慶安4)−1714(正徳3)
【生地】摂津国
【略伝】
 若年のころから美声で知られ、独学で俗謡や小唄を学ぶ。
 1680(延宝8)年ごろより義太夫を称し、上方を離れて西国を巡業。1684(貞享元)年、大坂道頓堀に竹本座を開き、近松門左衛門作「世継曽我」で評判を得る。翌年、大坂に下った加賀掾と競演して互角に渡り合い、一気にその名を上げた(このときの二番勝負で「出世景清」を上演し、これが義太夫節と呼ばれる新浄瑠璃最初の作品といわれている)。
 その後、「曽根崎心中」などの作品が好評を博し、竹田出雲を座元に人形浄瑠璃の第一人者として活躍した。
【配役】
東良之助(51) …… 大阪町人(1942・大映)
龍崎一郎(47) …… 灯、今も消えず(近松門左衛門)(1959・NTV)
津村鷹志(52) …… 八代将軍吉宗(1995・NHK)
高田次郎(71) …… 水戸黄門(第30部)(2002・TBS)
北村有起哉(42) …… ちかえもん(2016・NHK)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
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