竹田昭慶
たけだ・しょうけい

【生没】1415(応永22)−1502(文亀2)
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】『延寿類要』などの著書があり、子の円俊高定や定祐月海ともに名医としてその名を知られた。
【配役】
庄司永建(71) …… 花の乱(1994・NHK)

竹田高正
たけだ・たかまさ

【生没】?−1569(永禄12)
【生地】
【実父】竹田高基
【実母】
【略伝】
 遠江の国人。
 1569(永禄12)年3月、遠江気賀に侵攻した徳川家康に対し、堀川城を築いて住民らとともに抵抗するが、徳川勢の攻撃を受けて討死した。
【配役】
長尾卓磨(36) …… おんな城主直虎(2017・NHK)

竹田仲重
たけだ・なかしげ

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 山城の国人。
 1487年(長享元)年、山城乙訓郡に生じた一揆の中心となった。
【配役】
尾井治安(43) …… 花の乱(1994・NHK)

竹田与二
たけだ・よじ

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 畠山家の家臣。
 畠山政長に仕える。弓の達人として知られていたようで、1467(応仁元)年の応仁の乱の契機となった京都上御霊社の戦いでは、その弓で多くの敵を倒したという。
【配役】
竹本和正(42) …… 花の乱(1994・NHK)

武田魁介
たけだ・かいすけ

【生没】1828(文政11)−1865(慶応元)
【生地】常陸国
【実父】武田耕雲斎
【実母】笠井権六女
【別称】武田正義
【略伝】
 武田耕雲斎の次男。
 水戸徳川家に仕え、尊王攘夷派として活動。1864(元治元)年の藩内の急進的尊王攘夷派(天狗党)の挙兵の際も父耕雲斎と行動をともにする。その後、幕府や水戸藩の攻撃を受けて軍勢が潰滅すると、耕雲斎らとともに京都へ上ろうとするが、越前で加賀藩の攻撃を受けてこれに降伏し、翌1865(慶応元)年2月、同国敦賀にて処刑された。
【配役】
下條アトム(25) …… 天皇の世紀(1971・ABC)

武田勝頼
たけだ・かつより

【生没】1546(天文15)−1582(天正10)
【生地】
【家系】武田氏
【実父】武田信玄
【実母】諏訪御料人
【別称】諏訪勝頼
【略伝】
 武田信玄の四男。
 当初は母諏訪御料人の実家諏訪家を継いで信濃高遠城主を務めるが、1567(永禄10)年の信玄の長男義信の死により、武田家の嫡男となる。
 1573(天正元)年の父信玄の没後に家督を相続し、信玄の遺志と称して上洛を企図。翌年には遠江高天神城などを攻略し、所領の西に接する織田信長徳川家康への圧力を強めるが、翌1575(天正3)年、三河長篠で織田・徳川勢の大規模な鉄砲隊編制の前に惨敗し、馬場信春山県昌景など譜代の重臣を多数失った。
 以後、その勢力の衰退は顕著となり、隣国相模の北条氏政を妻に迎えるなど外交戦略での領国防衛を図るが、1578(天正6)年の上杉謙信死後の上杉景勝景虎の家督争いで、はじめ氏政の要請を受けて景虎を後援するも、後に景勝方に回って氏政と断交し、後に妹を景勝の正室に送り込んで景勝と同盟を結ぶなどちぐはぐな外交が目立った。
 やがて、氏政と結んだ家康の攻勢が強まり、1581(天正9)年には高天神城を奪回されるなど劣勢となる。翌年2月には、織田・徳川勢の甲斐・信濃への侵攻を招き、これに応じて義兄弟に当たる木曽義昌穴山梅雪らが次々と寝返り、最後に頼った小山田信茂にも助勢を拒否され、翌3月、甲斐田野に逃れて一族とともに自害して果てた。ここに戦国大名としての武田家は滅亡した。
【配役】
月形龍之介(40) …… 鳥居強右衛門(1942・松竹)
2尾上九朗右衛門(42) …… 神州天馬侠(1954・映画)
宇佐美諄(46) …… 忍術左源太(1956・映画)
立松 晃(45) …… 神州天馬侠(1958・東映)
武内 亨(33) …… 笛吹川(1960・映画)
名和 宏(29) …… 神州天馬侠(1961・CX)
西川鯉次郎 …… 葦笛 長篠の勝頼(1963・NHK)
服部哲治(28) …… 徳川家康(1964・NET)
渡辺文雄(36) …… 太閤記(1965・NHK)
舟木洋一(34) …… 新書・忍びの者(1966・大映)
東千代之介(41) …… 神州天馬侠(1967・ABC)
中村まなぶ(14)→小川吉信(26)…… 天と地と(1969・NHK)
5中村勘九郎(14) …… 風林火山(1969・東宝)
石山 律(31) …… 国盗り物語(1973・NHK)
江原真二郎(37) …… 新書太閤記(1973・NET)
真田広之(19) …… 戦国自衛隊(1979・東宝)
萩原健一(30) …… 影武者(1980・東宝)
藤堂新二(28) …… 徳川家康(1983・NHK)
宏滋 晃 …… 真田太平記(1985・NHK)
美木良介(29) …… おんな風林火山(1986・TBS)
安藤壮洋→福原 学(10)→真木蔵人(16)…… 武田信玄(1988・NHK)
武藤洋行 …… 武田信玄(1991・TBS)
丹波義隆@(37) …… 徳川家康 戦国最後の勝利者(1992・ANB)
北谷 等→黒田隆哉(27) …… 信長(1992・NHK)
藤田哲也(14) …… 風林火山(1992・NTV)
三浦浩一(41) …… 織田信長(1994・TX)
丹波義隆A(42) …… 徳川の女(1997・TX)
山下英晃(3)→有岡大貴(15)…… 風林火山(2006・EX)
本川嵐翔→斉藤圭祐→池松壮亮(17)…… 風林火山(2007・NHK)
安宅慶太(33) ソードブル ジライヤ忍法帖(2008・KTV)
2市川笑也(50) …… 天地人(2009・NHK)
久松信美(49) …… 江 姫たちの戦国(2011・NHK)
太田雅之(46) …… 女信長(2013・CX)
賀来賢人(24) …… 信長のシェフ(第2部)(2014・EX)
平 岳大(42) …… 真田丸(2016・NHK)
奥野瑛太(31) …… おんな城主直虎(2017・NHK)
荒井敦史(28) …… 信虎(2021・映画)
眞栄田郷敦(23) …… どうする家康(2023・NHK)

武田勝頼の正室
たけだ・かつよりのせいしつ

【生没】1564(永禄7)−1582(天正10)
【生地】
【実父】北条氏康
【実母】松田殿(松田憲秀女)
【略伝】
 武田勝頼の正室。
 1577(天正5)年、兄北条氏政と武田勝頼との間に盟約が成立した際、勝頼の後添えに入る。
 翌年、勝頼が氏政と対立する上杉景勝との同盟に踏み切ったことから、北条家と武田家との盟約は破棄されるが、そのまま武田家に残り、1582(天正10)年3月の武田家滅亡の際、勝頼らとともに甲斐田野で自害して果てた。
【配役】
川口敦子(31) …… 徳川家康(1964・NET) 役名は小田原御前
中村 歌(22) …… 太閤記(1965・NHK) 役名は勝頼の妻
岩間志乃 …… 真田太平記(1985・NHK) 役名は武田勝頼夫人
奥田圭子(20) …… おんな風林火山(1986・TBS) 役名は可奈姫
阿部朋子(29) …… 信長(1992・NHK) 役名は勝頼の妻
西川可奈子(36) …… 信虎(2021・映画) 役名は北の方

武田観柳斎
たけだ・かんりゅうさい

【生没】?−1867(慶応3)
【生地】出雲国
【実父】
【実母】
【略伝】
 新選組の副長助勤・五番隊組長。
 1863(文久3)年に新選組に入り、副長助勤・五番隊組長となり、あわせて文学師範を務める。甲州流軍学者であったこともあり、局長近藤勇に重用されたが、翌年、伊東甲子太郎が新選組に加わり、その提言によって隊の軍制が洋式に改められると次第に立場を失ったという。
 1867(慶応3)年3月、伊東一派が新選組より分離独立して、孝明天皇の御陵衛士を拝命し、高台寺党と称されるようになると、これに加わろうとするが伊東に拒絶され、一転して薩摩藩に身を寄せようとするも近藤らに察知され、同年6月に殺害された。
【配役】
永田 靖(45) …… 新撰組(1952・映画)
小田部通麿(34) …… 壮烈新選組 幕末の動乱(1960・東映)
中村錦司(42) …… 新選組血風録 近藤勇(1963・東映)
堀 正夫(60) …… 幕末残酷物語(1964・東映)
陶 隆(44) …… 新選組血風録(1965・NET)
菅貫太郎(39) …… 新選組(1973・CX)
草薙幸二郎(48) …… 新選組始末記(1977・TBS)
望月太郎(43) …… 燃えよ剣(1990・TX)
佐戸井けん太(41) …… 新選組血風録(1998・ANB)
藤原喜明(50) …… 御法度(1999・松竹)
八嶋智人(34) …… 新選組!(2004・NHK)
清水 伸(49) …… 燃えよ剣(2021・東宝)

武田金次郎
たけだ・きんじろう

【生没】1848(嘉永元)−1895(明治28)
【生地】常陸国
【実父】武田彦衛門
【実母】幾(藤田幽谷女)
【略伝】
 武田彦衛門の長男。
 武田耕雲斎の孫。1864(元治元)年、水戸藩内の急進的尊王攘夷派(天狗党)の挙兵の際、祖父耕雲斎と行動をともにする。その後、幕府や水戸藩の攻撃を受けて軍勢が潰滅すると、耕雲斎らとともに京都へ上ろうとするが、越前で加賀藩の攻撃を受けてこれに降伏。耕雲斎らは翌1865(慶応元)年2月に同国敦賀にて処刑されたが、自身は遠島処分となる。
 1868(明治元)年1月に赦免され、後に水戸藩に帰参して参政となり、戊辰戦争では北越に出陣。維新後は兵部省に勤務した。
【配役】
村田則男(23) …… 天皇の世紀(1971・ABC)

武田源五郎
たけだ・げんごろう

【生没】1852(嘉永5)?−1916(大正5)
【生地】常陸国?
【実父】武田耕雲斎
【実母】笠井権六女?
【別称】佐野猛
【略伝】
 武田耕雲斎の五男。
 1864(元治元)年の水戸藩内の急進的尊王攘夷派(天狗党)の挙兵の際、父耕雲斎と行動をともにする。その後、幕府や水戸藩の攻撃を受けて軍勢が潰滅すると、耕雲斎らとともに京都へ上ろうとするが、越前で加賀藩の攻撃を受けてこれに降伏。耕雲斎らは翌1865(慶応元)年2月に同国敦賀にて処刑されたが、自身はひそかに救出され(これには一橋慶喜の意向が働いたとも)、京都鳥取藩邸(藩主池田慶徳が慶喜の異母兄)に匿われた。
 維新後は法曹界に入り、判事や検事を務めたという。
【配役】
佐藤吉伸 …… 天皇の世紀(1971・ABC)

武田耕雲斎
たけだ・こううんさい

【生没】1804(文化元)−1865(慶応元)
【生地】常陸国
【実父】跡部正続
【実母】跡部正之女
【略伝】
 水戸藩士。
 水戸徳川家に仕え、若年寄を務めて藩主徳川斉昭の下で藩政改革を推進するが、1844(弘化元)年に斉昭が幕府より隠居・謹慎を命ぜられると、これに連座して謹慎の身となる。
 1849(嘉永2)年に藩政に復帰。1853(嘉永6)年のペリー来航後、藩内で尊王攘夷派の勢いが増すと、穏健派としてその収拾のために奔走する。1861(文久元)年の藩内の尊王攘夷派による江戸イギリス公使館襲撃事件の後には謹慎を命じられたが、ほどなくして赦免され、一橋慶喜の上洛に随行するなどした。
 1864(元治元)年、藩内の急進的尊王攘夷派(天狗党)の首魁藤田小四郎らに挙兵を促されるもはじめはこれに応じず、小四郎らが筑波山に挙兵した際にも、幕府の命で藩主徳川慶篤の名代としてその鎮圧を命ぜられた支藩常陸宍戸藩主松平頼徳の軍勢に加わって江戸から水戸へ下向したが、 保守派(諸生党)によって水戸城への入城を拒まれたため、天狗党に合流してその首領にまつり上げられる。
 その後、幕府や水戸藩の攻撃を受けて軍勢が潰滅すると、小四郎らとともに京都へ上ろうとするが、越前で加賀藩の攻撃を受けてこれに降伏し、翌1865(慶応元)年2月、同国敦賀にて処刑された。
【配役】
2尾上松之助(37) …… 武田耕雲斎 水戸浪士(1912・横田)
市川幡谷@(41) …… 歓楽の贄(1924・マキノ)
嵐 璃徳(49) …… 歓楽の贄(1924・帝キネ)
阪東妻三郎(26) …… 護国の鬼(1927・映画)
市川荒十郎(35) …… 天狗騒動記(1927・映画)
市川幡谷A(47) …… 天狗騒動記(1930・映画)
久松玉城 …… 小松嵐(1936・映画)
香川良介(43) …… 松下村塾(1939・東発)
北 竜二(49) …… 美男天狗党(1954・映画)
加藤 嘉(58) …… 天皇の世紀(1971・ABC)
金内喜久夫(63) …… 徳川慶喜(1998・NHK)
榎木孝明(54) …… 桜田門外ノ変(2010・東映)
津田寛治(56) …… 青天を衝け(2021・NHK)

武田信玄
たけだ・しんげん

【生没】1521(大永元)−1573(天正元)
【生地】甲斐国
【家系】武田氏
【実父】武田信虎
【実母】瑞雲院
【別称】武田晴信
【略伝】
 甲斐・信濃の守護。
 武田信虎の嫡男として誕生するが、信虎とは不和で廃嫡を企てられる。しかし、信虎の治政に不満を持つ家臣らを糾合して1541(天文10)年、信虎を駿河に追放して家督を相続した。
 翌1542(天文11)年には所領を接する妹婿諏訪頼重を討伐、1545(天文14)年には高遠頼継を高遠より追うなど信濃の攻略を進め、諏訪や上伊那方面を平定する。その間、信虎の度重なる出兵で荒廃した国内の復興・開発に勤め、いわゆる信玄堤の建設などの治水工事を行って農作物の増産を得る一方で、国内の金山開発を進めて財源の確保にも成功。1547(天正16)年には「甲州法度之次第」を定めて領内の秩序形成にも尽力した。
 1548(天文17)年2月、北信濃に強勢を誇る村上義清と上田原に戦い、板垣信方甘利虎泰などの重臣を失うが、同年7月には信濃守護小笠原長時を塩尻峠に破って壊滅的な打撃を与える。1550(天文19)年には長時を林城から、1553(天文12)年には義清を葛尾城から追って信濃の大半を手中に収め、この年、国境を接するに至った越後の長尾景虎(上杉謙信)と信濃川中島で初めて対峙した。
 翌年、今川義元北条氏康との間に三国同盟を結んで対越後戦に専念。1555(弘治元)年、1557(弘治3)年と2度景虎と川中島で小競り合いを繰り返したが、1561(永禄4)年9月の4度目の対戦ではいわゆる啄木鳥戦法が奏功しなかったため大激戦となり、敗戦こそしなかったものの、次弟信繁山本勘助など多数の有力武将を失う甚大な被害を蒙り、北信濃戦線は再び膠着状態に入った(1564[永禄7]年に5度目の対陣)。その後、西上野にも進出し、1566(永禄9)年の箕輪城攻略により同地をほぼ平定した。
 1560(永禄3)年に義元が桶狭間に横死して以降、次第に駿河への侵攻を企てていたとみられ、義元のを正室に持つ嫡男義信と次第に対立したという。1565(永禄8)年の義信幽閉、1567(永禄10)年のその死による三国同盟崩壊の後、1568(永禄11)年12月に駿河へ侵攻、同時を期して遠江に進出した徳川家康とともに今川領を分割し、難なく駿河を平定した。しかし、同時に家臣秋山信友を遠江に進入させていたため、やがて家康との関係が悪化し、後に家康が今川氏真を匿った氏康と結んだため、いったん兵を甲斐に戻し、駿河は北条勢に奪われる結果となった。
 1570(元亀元)年秋、北条勢の牽制のためにその本拠相模小田原城を包囲。その帰途、三増峠で小競り合いとなったが、甲斐に兵を戻してすぐさま駿河に攻め込み、再びこれを占領する。翌年の氏康の死後には再び北条家と和睦して東方の脅威を消すことに成功した。
 1572(元亀3)年10月、上洛を企図して大軍を率い、甲府を出発。同年12月には遠江浜松城外の三方ヶ原で徳川勢を一蹴してさらに西へと進むが病に倒れ、翌年4月、甲斐へ戻る途中の信濃駒場にて没した。
【配役】
原 文雄 …… 山本勘助(1929・映画)
荒木 忍(48) …… 妻恋信州城(1939・映画)
大河内伝次郎(43) …… 川中島合戦(1941・東宝)
山路義人(39) …… 生きてゐる孫六(1943・映画)
小杉 勇(47) …… 真説石川五右衛門(1951・映画)
岡田英次(39) …… 風林火山(1959・NET)
17中村勘三郎(51) …… 笛吹川(1960・映画)
熊谷 武 …… 忍びの者(1964・NET)
月形龍之介(62) …… 第三の忍者(1964・映画)
志村 喬(59) …… 徳川家康(1964・NET)
早川雪洲(76) …… 太閤記(1965・NHK)
石山健二郎(63) …… 新書・忍びの者(1966・大映)
倉丘伸太郎(25) …… 武田信玄(1966・NTV)
大友柳太朗@(55) …… 剣(1967・NTV)
東千代之介(42) …… 五人の野武士(1968・NTV)
大友柳太朗A(56) …… 日本剣客伝(上泉伊勢守)(1968・NET)
高橋幸治(34) …… 天と地と(1969・NHK)
緒形 拳(32) …… 風林火山(1969・NET)
1中村錦之助(37) …… 風林火山(1969・東宝)
大友柳太朗B(61) …… 国盗り物語(1973・NHK)
神田 隆(55) …… 新書太閤記(1973・NET)
田中 浩(45) …… 戦国自衛隊(1979・東宝)
仲代達矢(48) …… 影武者(1980・東宝)
佐藤 慶(55) …… 徳川家康(1983・NHK)
石立鉄男(44) …… おんな風林火山(1986・TBS) 敵方に狙撃されて落命
真木蔵人(16)→中井貴一(27)…… 武田信玄(1988・NHK)
津川雅彦(50) …… 天と地と(1990・東映)
役所広司(35) …… 武田信玄(1991・TBS)
及川 潤 …… 戦国乱世の暴れん坊 齋藤道三怒涛の天下取り(1991・ANB)
舛田利雄(65) …… 徳川家康 戦国最後の勝利者(1992・ANB)
舘ひろし(42) …… 風林火山(1992・NTV)
南原宏治(67) …… 織田信長(1994・TX)
中 寛三(55) …… 徳川の女(1997・TX)
中村敦夫(65) …… 国盗り物語(2005・TX)
松岡昌宏(29) …… 風林火山(2006・EX)
池松壮亮(17)→2市川亀治郎(32)…… 風林火山(2007・NHK)
渡部篤郎(40) …… 天と地と(2008・EX)
岩永洋昭@(33) …… 戦国BASARA MOONLIGHT PARTY(2012・MBS)
岩永洋昭A(33) …… 戦国BASARA MOONLIGHT PARTY Remix(2012・映画)
竹内 力(49) …… 女信長(2013・CX)
高嶋政伸(48) …… 信長のシェフ(第2部)(2014・EX)
林邦史朗 …… 真田丸(2016・NHK) 2015年に死去
原田龍二(47) …… 新陰流 上泉伊勢守信綱(2017・BS朝日)
松平 健(64) …… おんな城主直虎(2017・NHK)
永島敏行(65) …… 信虎(2021・映画)
阿部 寛(59) …… どうする家康(2023・NHK)

武田千代三郎
たけだ・ちよさぶろう

【生没】1867(慶応3)−1932(昭和7)
【生地】筑後国
【実父】武田道夫
【実母】
【略伝】
 筑後柳河藩士の子に生まれる。
 帝大卒業後、法制局に入り、後に内務省に転じて秋田県、山口県などの知事を歴任する。その後、神宮皇学館館長、大阪高商校長、大日本体育協会の役員などを務めた。
 なお、「駅伝」の名称の考案者としても知られている。
【配役】

永島敏行(63)

…… いだてん 東京オリムピック噺(2019・NHK)

武田信賢
たけだ・のぶかた

【生没】1420(応永27)−1471(文明3)
【生地】
【家系】武田氏
【実父】武田信繁
【実母】武田信春女
【略伝】
 若狭などの守護。
 1440(永享12)年の信栄の死により若狭武田家の家督を相続し、若狭守護職などを継承する。しかし、旧守護一色家との抗争が絶えず、1467(応仁元)年からの応仁の乱では細川方に属したところ、一色家が山名方に属したため、さらに対立が激化した。
【配役】
大村浩之(34) …… 花の乱(1994・NHK)

武田信勝
たけだ・のぶかつ

【生没】1567(永禄10)−1582(天正10)
【生地】信濃国
【家系】武田氏
【実父】武田勝頼
【実母】龍勝院
【略伝】
 武田勝頼の長男。
 1582(天正10)年3月の武田家滅亡の際、父勝頼とともに甲斐田野で自害して果てた。
【配役】
油井孝太 …… 影武者(1980・東宝) 役名は武田竹丸
都築貴浩 …… 真田太平記(1985・NHK)
田島佑介 …… おんな風林火山(1986・TBS)
黒田勇樹(6) …… 武田信玄(1988・NHK)
小橋賢児(13) …… 信長(1992・NHK)
大八木凱斗(21) …… 信虎(2021・映画)

武田信廉
たけだ・のぶかど

【生没】1532(天文元)−1582(天正10)
【生地】甲斐国
【家系】武田氏
【実父】武田信虎
【実母】瑞雲院
【別称】武田逍遥軒
【略伝】
 武田信玄の弟。
 兄晴信(信玄)に従って各地を転戦。1561(永禄4)年の川中島の戦いで兄信繁が討死した後は親族衆筆頭となり、信濃高遠城主などを務める。1573(天正元)年の信玄の死後はその後継勝頼に仕え、長篠の戦いなどに出陣するが、1582(天正10)年3月の織田・徳川勢の甲斐侵攻の際に捕縛され、斬首された。
 なお、画技に秀で、父母の画像など多くの作品を残し、『甲陽軍鑑』などによればその容貌が兄信玄に似ていたことから信玄の影武者を務めていたという。
【配役】
山崎 努(44) …… 影武者(1980・東宝)
長尾豪二郎(15)→篠塚 勝(30)…… 武田信玄(1988・NHK)
黒部 進(53) …… 信長(1992・NHK)
伊藤瑞稀→吉田理恩(10)→松尾敏伸(30)…… 風林火山(2007・NHK)
永島敏行(65) …… 信虎(2021・映画)

武田信繁
たけだ・のぶしげ

【生没】1525(大永5)−1561(永禄4)
【生地】甲斐国
【家系】武田氏
【実父】武田信虎
【実母】瑞雲院
【別称】典厩
【略伝】
 武田信玄の弟。
 父信虎に溺愛されて武田家家督の継承を望まれたとされるが、1541(天文10)年の兄晴信(信玄)による信虎追放の際はこれに協力し、以後、晴信に従って各地を転戦する。
 1561(永禄4)年9月、上杉勢との第四次川中島合戦で、信玄の啄木鳥戦法が上杉方に見破られて武田勢が苦戦を強いられる中、討死した。
【配役】
近藤正臣(24) …… 武田信玄(1966・NTV)
浜畑賢吉(27) …… 天と地と(1969・NHK)
田村正和(26) …… 風林火山(1969・東宝)
若松 武(38) …… 武田信玄(1988・NHK)
石田太郎(46) …… 天と地と(1990・東映)
倉田てつを(23) …… 武田信玄(1991・TBS)
川野太郎(32) …… 風林火山(1992・NTV)
市瀬秀和(31) …… 風林火山(2006・EX)
園部豪太→嘉島典俊(34)…… 風林火山(2007・NHK)

武田信虎
たけだ・のぶとら

【生没】1494(明応3)?−1574(天正2)
【生地】甲斐国
【家系】武田氏
【実父】武田信縄
【実母】岩下越前守妹
【略伝】
 武田信玄の父。
 1507(永正4)年、父信縄の死により家督を相続する。
 群雄割拠状態にあった甲斐の統一を進め、小山田・逸見などの有力豪族を次々と支配下に収め、隣国の今川家や北条家ともしばしば交戦。1536(天文5)年に生じた今川家の家督争いで義元を後援し、その家督相続後は義元にを嫁がせて今川家との関係の修復を図る一方、隣国信濃諏訪の諏訪頼重にも娘禰々を嫁がせるなど婚姻外交も展開するが、その一方で信濃東部への出兵を繰り返し、領内は疲弊していたという。
 1541(天文10)年に駿河を訪れた際、嫡男晴信(信玄)らによって帰国を拒まれ、そのまま甲斐より追放される。原因には諸説があるが、嫡男晴信(信玄)とは不和で次男信繁を家督に擁立しようとしたが家臣団の支持を得られなかったためとも、相次ぐ出兵で領内の荒廃化が進み、民心が離反していたためともいう。
 その後は義元のもとに身を寄せるが、1560(永禄3)年5月の義元横死後は今川家を離れ、その後は京都など各地を流浪。1573(天正元)年の信玄の死後、孫に当たる勝頼に信濃高遠城に招かれてこれと対面し、翌年3月、高遠に没した。
【配役】
高田浩吉(55) …… 武田信玄(1966・NTV)
田崎 潤(56) …… 天と地と(1969・NHK)
平幹二朗(55) …… 武田信玄(1988・NHK) 死の床についた信玄(中井貴一)と再会する
和崎俊哉(53) …… 戦国乱世の暴れん坊 齋藤道三怒涛の天下取り(1991・ANB)
千葉真一(52) …… 武田信玄(1991・TBS)
丹波哲郎(70) …… 風林火山(1992・NTV)
仲代達矢(75) …… 風林火山(2007・NHK)
石垣佑磨(39)→寺田 農(79)…… 信虎(2021・映画)

武田信光
たけだ・のぶみつ

【生没】1162(応保2)−1248(宝治2)
【生地】
【家系】武田氏
【実父】武田信義
【実母】源義忠女?
【略伝】
 鎌倉幕府の御家人。
 1180(治承4)年、各地の源氏に蜂起を促す以仁王の令旨を受けて父信義とともに甲斐に挙兵。後に鎌倉の源頼朝に従い、平氏追討軍に属して各地を転戦する。
 1192(建久3)年の頼朝の征夷大将軍就任後は幕府に出仕し、1221(承久3)年の承久の乱では、東山道軍の大将として大軍を率いて上洛した。
【配役】
辻シゲル(42) …… 草燃える(1979・NHK)

武田信義
たけだ・のぶよし

【生没】1128(大治3)−1186(文治2)?
【生地】甲斐国?
【家系】清和源氏(河内)武田氏
【実父】逸見清光
【実母】
【略伝】
 武田氏の祖。
 甲斐甘利を本拠とし、平氏に従っていたが、1180(治承4)年、以仁王の令旨に呼応して挙兵。甲斐を平定した後、信濃、駿河と兵を進め、同年11月の富士川の戦いでは平氏勢を潰走させる。
 後に駿河守護となり、同年8月に挙兵した源頼朝を凌ぐ実力を有していたが、次第に頼朝の疑心を受けてこれに忠誠を誓い、その麾下に属する意思を鮮明にする。しかし、頼朝にその勢力を警戒されてか、1184(元暦元)年には子の一条忠頼が謀叛の疑いにより殺害されるなど、失意の晩年を送ったという。
【配役】
永澤俊矢(52) …… 平清盛(2012・NHK)
八嶋智人(52) …… 鎌倉殿の13人(2022・NHK)

武田信吉
たけだ・のぶよし

【生没】1583(天正11)−1603(慶長8)
【生地】遠江国
【家系】徳川氏(将軍家)
【実父】徳川家康
【実母】下山殿(秋山虎康女)
【略伝】
 徳川家康の五男。
 武田家の名跡断絶を惜しんだ家康の命を受け、母が武田家家臣の娘であったことから、武田信玄の娘見性院の後見を受けて武田家の名跡を継承する。
 1593(文禄2)年に下総佐倉で10万石を与えられ、1600(慶長5)年の関ヶ原の戦いの後には10万石の加増で水戸へ移った。
【配役】
横堀悦夫(37) …… 葵 徳川三代(2000・NHK)

武田彦衛門
たけだ・ひこえもん

【生没】1822(文政5)−1865(慶応元)
【生地】常陸国
【実父】武田耕雲斎
【実母】笠井権六女
【別称】武田正勝
【略伝】
 武田耕雲斎の長男。
 水戸徳川家に仕え、1858(安政5)年に父耕雲斎の隠居により家督を相続する。
 1864(元治元)年の藩内の急進的尊王攘夷派(天狗党)の挙兵の際も父耕雲斎と行動をともにする。その後、幕府や水戸藩の攻撃を受けて軍勢が潰滅すると、耕雲斎らとともに京都へ上ろうとするが、越前で加賀藩の攻撃を受けてこれに降伏し、翌1865(慶応元)年2月、同国敦賀にて処刑された。
【配役】
水村泰三(38) …… 天皇の世紀(1971・ABC)

武田元明
たけだ・もとあき

【生没】?−1582(天正10)
【生地】若狭国?
【家系】武田氏
【実父】武田義統
【実母】足利義晴女
【別称】武田孫八郎
【略伝】
 京極竜子の最初の夫。
 1567(永禄10)年の父義統の死により家督を相続して若狭後瀬山城主となるが、翌年、隣国越前の朝倉義景の侵攻を受け、以後、朝倉家の支配を受ける。しかし、1570(元亀元)年に織田信長が越前に侵攻すると信長に従い、朝倉家の滅亡後は、信長より若狭を与えられた丹羽長秀の傘下に入った。
 1582(天正10)年6月、明智光秀により信長が討たれると旧領回復を期して挙兵。一時は近江に侵攻するなど勢力を拡大したが、光秀が羽柴秀吉に敗れて横死すると謀殺されたという(自害とも)。
【配役】
小池朝雄(39) …… 大坂城の女(1970・KTV)

武田元明の母
たけだ・もとあきのはは

【生没】
【生地】
【家系】足利氏
【実父】足利義晴
【実母】
【別称】
【略伝】武田義統の正室。武田元明の母。
【配役】
沢村貞子(62) …… 大坂城の女(1970・KTV) 役名は曽祢

武田元繁
たけだ・もとしげ

【生没】1467(応仁元)−1517(永正14)
【生地】
【家系】武田氏
【実父】武田元綱
【実母】
【略伝】
 安芸佐東銀山城主。
 はじめ大内義興に属し、1508(永正5)年、前将軍足利義稙を奉じて上洛した義興の軍勢に加わるが、後に安芸の混乱を収めるべく義興の命を受けて帰国する。
 しかし、帰国後、義興より離反して領土拡大を企図し、大内方の毛利家と次第に対立。1517(永正14)年10月、安芸の国人を率いて安芸有田に毛利元就らの軍勢と戦って討死した。
【配役】
宍戸 開(31) …… 毛利元就(1997・NHK)

武田義信
たけだ・よしのぶ

【生没】1538(天文7)−1567(永禄10)
【生地】甲斐国
【家系】武田氏
【実父】武田信玄
【実母】円光院
【別称】武田太郎
【略伝】
 武田信玄の長男。
 今川義元との同盟関係を深めるため、その(いとこに当たる)を正室に迎える。
 元服後は晴信(信玄)に従って各地を転戦。1560(永禄3)年の義元の横死後、駿河への侵攻を企図する信玄と次第に対立を深めたとされ、1565(永禄8)年に傅役飯富虎昌が信玄への謀叛の疑いをかけられて成敗されると、自身も幽閉の身となる。
 1567(永禄10)年10月、幽閉先の甲斐東光寺で自害した(病死とも)。その死後、正室は今川家へ送り返され、これにより今川家との同盟関係は崩壊することとなった。
【配役】
あおい輝彦(21) …… 天と地と(1969・NHK)
高瀬一樹 …… 風林火山(1969・東宝)
志垣太郎(35) …… おんな風林火山(1986・TBS)
2中村七之助(5)→石関賢太郎(11)→六浦 誠(17)→堤 真一(24)…… 武田信玄(1988・NHK)
野村宏伸(25) …… 天と地と(1990・東映)
南渕一輝(21) …… 武田信玄(1991・TBS)
佐野圭亮(25) …… 風林火山(1992・NTV)
野間斗晴(4) …… 風林火山(2006・EX)
加藤清史郎(6)→小林 廉(11)→木村 了(19)…… 風林火山(2007・NHK)
オレノグラフィティ(33) …… おんな城主直虎(2017・NHK)

武田龍宝
たけだ・りゅうほう

【生没】1541(天文10)−1582(天正10)
【生地】甲斐国
【家系】武田氏
【実父】武田信玄
【実母】円光院
【別称】海野信親、龍芳
【略伝】
 武田信玄の次男。
 幼少のころ病を得て盲目となる。
 後に海野幸義の娘を娶ってその家名を継ぎ、1582(天正10)年3月の武田家滅亡に殉じた。
【配役】
浜田寅彦(41) …… 笛吹川(1960・映画)
寺田広巳 …… 風林火山(1969・東宝)
猪岡拓郎→高橋 守(13)→渡 浩行(21)…… 武田信玄(1988・NHK)
咲本航輝 …… 風林火山(2006・EX)

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