謝 国明
しゃ・こくめい

【生没】1191(建久2)?−1280(弘安3)?
【生地】北宋
【略伝】
 博多の商人。
 船頭を兼ねる博多の資本家で、海上交通の要衝である筑前宗像神社領小呂島の地頭として、小呂島を根拠地として貿易に従事していたという。
 1242(仁治3)年には、北宋から帰国した円爾弁円を迎えて、博多に承天寺を創建したといわれ、弁円が疫病退散のために施餓鬼だなに乗って甘露水を撒いたとされる故事は、現在まで伝わる博多祇園山笠(謝国明の自宅が近くにあったとされる櫛田神社の例大祭)の起源であるとされている。また、大晦日にそばを食べる風習は、国明が不景気な年の暮れに博多の民にそば粉をふるまった威徳をたたえるためにはじまったという。そのほか、日本に針治療や饅頭、うどんの製法、唐鋏を伝えたという伝説も残っている。
【配役】
北大路欣也(58) …… 北条時宗(2001・NHK)

謝国明の妻
しゃ・こくめいのつま

【略伝】
 謝国明の妻。
 国明の没後、出家したという。
【配役】
藤あや子(40) …… 北条時宗(2001・NHK)役名は美岬

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