源 保光みなもとの・やすみつ

生没 924(延長2)-995(長徳元)
生地 山城国
実父 代明親王
実母 藤原定方女

略伝

 醍醐天皇の第3皇子代明親王の次男。
 朝廷に出仕し、侍従、蔵人頭などを経て、970(天禄元)年に参議となり、公卿に列する。
 その後、978(貞元3)年に権中納言、988(永延2)年には中納言に任ぜられた。

配役

汐満 猛(67) 光る君へ(2024・NHK)
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源 行家みなもとの・ゆきいえ

生没 ?-1186(文治2)
生地
実父 源為義
実母 鈴木重忠女?
別称 新宮十郎義盛

略伝

 源為義の十男。
 1159(平治元)年の平治の乱では長兄義朝に味方して敗れ、紀伊新宮に隠棲していたが、1180(治承4)年、以仁王によって平氏追討の令旨が発せられるとこれを各地の源氏一族に伝えて歩き、これが頼朝をはじめ源氏一族の平氏に対する挙兵へとつながることとなる。
 同年の頼朝の挙兵後は、頼朝に属して平氏追討軍に加わったが、翌1181(養和元)年の尾張・美濃国境の墨俣川で平氏方の軍勢に惨敗。その後、次第に頼朝と不和となって木曽義仲に属し、1183(寿永元)年、義仲とともに上洛を果たすが、義仲とも不和となり、後白河院に接近する。
 1185(文治元)年の平氏滅亡後に頼朝義経兄弟の間に対立が生じると、義経と結んで後白河院より頼朝追討の院宣を受ける。しかし、頼朝の圧力を受けて変心した後白河院が逆に義経追討の院宣を発したため、義経らとともに海路西国へ逃れようとするも難破して失敗。その後、和泉に潜伏するが、翌年5月、頼朝方の手勢に捕縛され、斬首された。

配役

進藤英太郎①(57) 新・平家物語 静と義経(1956・映画)
進藤英太郎②(57) 新・平家物語 義仲をめぐる三人の女(1956・大映)
坂東好太郎(55) 源義経(1966・NHK)
永井智雄(56) 北条政子(1970・NET)
織本順吉(45) 新・平家物語(1972・NHK)
戸浦六宏(49) 草燃える(1979・NHK)
新 克利(46) 武蔵坊弁慶(1986・NHK)
児玉謙次(59) 源義経(1991・NTV)
筑前翠瑶(59) 炎立つ(1993・NHK)
黒部 進(58) 弁慶(1997・ANB)
大杉 漣(54) 義経(2005・NHK)
江良 潤(62) 平清盛(2012・NHK)
杉本哲太(57) 鎌倉殿の13人(2022・NHK)
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源 義家みなもとの・よしいえ

生没 1039(長暦3)-1106(嘉承元)
生地
実父 源頼義
実母 平直方女
別称 八幡太郎

略伝

 源頼義の長男。
 1051(永承6)年、父頼義が陸奥守に任ぜられると、これに従って陸奥へ下向し、同年からの前九年の役で戦功を立てる。前九年の役の平定後は、美濃などに起こった乱の鎮定などに奔走する。
 1083(永保3)年に陸奥守に任ぜられて再び陸奥へ下り、清原家の内紛に介入して清原清衡を後援し、清原家衡らを討伐したが、私闘として朝廷からの恩賞はなく、翌年には陸奥守の職を解かれ、次第に朝廷と不和となる。
 1098(承徳2)年、僧兵などの強訴に手を焼く白河院によって院昇殿を許され、僧兵の駆逐に尽力。しかし、その一方で子の義親の乱行や一族間の争いに悩まされた。

配役

2尾上松之助(47) 八幡太郎義家(1922・日活)
佐藤浩市(33)
伊崎充則(16)
炎立つ(1993・NHK)
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源 義賢みなもとの・よしかた

生没 1126(大治元)?-1155(久寿2)
生地
実父 源為義
実母 六条大夫重俊女
別称 帯刀先生

略伝

 源為義の次男。木曽義仲の父。
 源義朝の異母弟。はじめ皇太弟躰仁親王(近衛天皇)の護衛に当たる帯刀舎人の長となったが、不祥事により解官される。後に藤原頼長に仕えてその寵愛を受けた。
 その後、義朝が関東に勢力を拡大するのを懸念した為義の命を受けて上野多胡郡に下向し、北関東に勢力を伸ばしたが、鎌倉を本拠として勢力を拡大していた義朝の長男義平と次第に対立を深め、1155(久寿2)年8月、武蔵比企郡の大蔵館に義平の急襲を受け、殺害された。

配役

阪本浩之(34) 平清盛(2012・NHK)
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源 義経みなもとの・よしつね

生没 1159(平治元)-1189(文治5)
生地 山城国?
実父 源義朝
実母 常盤
別称 遮那王、九郎、牛若丸

略伝

 源義朝の九男。
 生誕の年に父義朝が平治の乱に敗れたため、母常盤に連れられて敗走。翌年、平清盛によって常盤ともに捕縛されるが赦され、1165(永万元)年ごろから鞍馬山に預けられてそこで幼少期を過ごす。鞍馬では蓮忍らに学んで武芸学問に鍛錬し、京都五条大橋で武蔵坊弁慶を破って自らの配下とした逸話などが伝わる。
 1174(承安4)年、商人吉次の手により鞍馬を脱出。翌年、陸奥に至って藤原秀衡の庇護下に入る。1180(治承4)年に異母兄頼朝が平氏に対して挙兵すると陸奥よりこれに馳せ参じ、駿河黄瀬川宿にて頼朝と対面。1183(寿永2)年には京都で乱暴狼藉をはたらく木曽義仲追討のため、異母兄範頼とともに西上、翌年1月、京都宇治川に木曽勢を撃破し、義仲を近江粟津にて滅ぼした。
 頼朝の命を受け、さらに平氏追討に乗り出し、同年2月、摂津一ノ谷に平氏方を背後の鵯越より急襲して大勝。京都へ凱旋し、京都守護として京都にとどまるが、頼朝より恩賞なく、頼朝と義経との間に亀裂を生じさせようとする後白河院により左衛門少尉・検非違使に任ぜられ、これに立腹した頼朝によりしばらく京都にて謹慎させられた。
 その後、範頼が平氏追討軍を率いるが、戦線が膠着状態に陥ったため、1185(文治元)年1月、頼朝より再び平氏追討の総大将を命じられ、翌月、讃岐屋島に平氏方を急襲。同年3月には壇ノ浦にて平氏一族を滅亡させる。しかし、京都に凱旋したところで頼朝に絶縁を通告されたため、平宗盛を筆頭とする平氏捕虜を連れ、赦免を願って東下。5月に鎌倉の手前の腰越に到着するが足止めされ、頼朝宛に異心なき旨を伝える書状を送るが許されず、そのため京都に引き返した。
 同年10月、頼朝により義経追討の命が発せられ、京都堀河の自邸を土佐坊昌俊に襲われるがこれを撃退。ほどなく後白河院より頼朝追討の院宣を受けるが、頼朝の圧力を受けて変心した後白河院が逆に義経追討の院宣を発したため、海路西国へ逃れようとするが難破して失敗し、その後は大和吉野の山中を迷走するなど、流浪の身となった。
 1187(文治3)年には追手を逃れて畿内を脱出。北陸路を抜けて陸奥平泉へ逃れ、再び秀衡の庇護を受けるが、同年、秀衡が病没。その後継泰衡も当初は義経を匿うが、後に頼朝の意を受けて義経討伐を決意し、1189(文治5)年閏4月、泰衡に衣川館を急襲され、自害して果てた。

配役

片岡市太郎①(9) 碁盤忠信 吉野山雪中の格闘(1909・パテー)
2尾上松之助(35) 牛若丸(1910・横田)
市川桃十郎 義経腰越状(1913・日活)
5沢村四郎五郎(40) 牛若丸(1917・天活)
嵐 璃京 悪七兵衛景清(1921・帝キネ)
実川延松(27) 泉三郎(1921・帝キネ)
片岡市太郎②(24) 関守の情け(1924・マキノ)
市川百々之助(19) 牛若丸(1925・帝キネ)
大友柳太郎(26) 静御前(1938・新興)
沢村昌之助(18) 珍版大久保彦左衛門(1939・東宝) 亡霊として登場
嵐 寛童(14) 牛若丸(1941・新興)
高峰秀子(18) 武蔵坊弁慶(1942・東宝)
仁科周芳(18) 虎の尾を踏む男達(1952・東宝) 製作は1945年
美空ひばり(15) 牛若丸(1952・映画)
和田 孝(25) 浮かれ狐千本桜(1954・映画)
1中村錦之助①(23) 源義経(1955・映画)
菅原謙二(30)
清水綋治(12)
新・平家物語 静と義経(1956・映画)
1中村錦之助②(24) 続源義経(1956・映画)
南郷京之助(22)
北大路欣也①(16)
源義経(1959・NET)
北大路欣也②(19) 源九郎義経(1962・東映)
林 与一(22) 怪談(耳無し芳一の話)(1964・東宝)
大山克巳(35)
太田博之(18)
弁慶(1965・NTV)
4尾上菊之助(24) 源義経(1966・NHK)
川口 恒(25) 北条政子(1970・NET)
二瓶康一(22) 女人平家(1971・ABC)
志垣太郎(21) 新・平家物語(1972・NHK)
風間杜夫(28) 壇の浦夜枕合戦記(1977・映画)
国広富之(26) 草燃える(1979・NHK)
田村正和(39) 雪の華(1982・TBS)
川野太郎(26)
岩倉悠宇
武蔵坊弁慶(1986・NHK)
東山紀之(24) 源義経(1990・TBS)
村上弘明(35) 源氏九郎颯爽記 秘剣揚羽の蝶(1991・ANB)
野村宏伸①(26) 源義経(1991・NTV)
野村宏伸②(28) 炎立つ(1993・NHK)
西村和彦(31) 弁慶(1997・ANB)
蒲田 哲(35) YYK論争 永遠の誤解(1999・映画)
浅野忠信(27)
原啓一郎
五条霊戦記 GOJOE(2000・東宝)
金子 昇(30) 弁慶(2004・TVO=テレビ大阪)
滝沢秀明(23)
神木隆之介①(12)
うえいそういちろう(1)
義経(2005・NHK)
神木隆之介②(19)
土師野隆之介(9)
平清盛(2012・NHK)
菅田将暉(29) 鎌倉殿の13人(2022・NHK)
川栄李奈(27)
小林優仁(11)
義経のスマホ(2022・NHK)
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源義経の娘みなもとの・よしつねのむすめ

生没 1186(文治2)-1189(文治5)
生地
実父 源義経
実母

略伝

 源義経の子。
 1189(文治5)年閏4月、父義経と最期を共にした。

配役

泉谷星奈(5) 鎌倉殿の13人(2022・NHK)
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源 義朝みなもとの・よしとも

生没 1123(保安4)-1160(永暦元)
生地
実父 源為義
実母 藤原忠清女

略伝

 源為義の長男。源頼朝らの父。
 父為義の命により少年のころより東国で暮らし、成長後は鎌倉を中心に関東地方で所領を拡大。後に上洛し、1156(保元元)年の保元の乱では崇徳院方に属した父為義らと袂を分かって後白河天皇方に付き、平清盛とともに戦功を挙げ、為義を斬罪に処した。
 その後、朝廷内の実権を握った信西と次第に対立を深め、1159(平治元)年末、清盛が熊野参詣に赴いた隙を突き、同じく信西と対立を深める藤原信頼とともに挙兵し、信西の殺害に成功したが、態勢を立て直した清盛勢に惨敗。翌年正月、東国へ落ちる途中、尾張で長田忠致を頼ったが、忠致に謀殺された。

配役

楠本健二①(26) 椿説弓張月 第一篇 筑紫の若武者(1955・映画)
楠本健二②(26) 弓張月 第二篇 運命の白縫姫(1955・映画)
楠本健二③(26) 弓張月 完結篇 南海の覇者(1955・映画)
天城竜太郎(33) 日本ロマンス旅行(1959・新東宝)
月形龍之介(59) 富士に立つ若武者(1961・東映)
田口 計(33) 怒涛日本史(後白河法皇)(1966・MBS)
木村 功(49) 新・平家物語(1972・NHK)
唐 十郎(37) 好色源平絵巻(1977・映画)
夏八木勲(53) 平清盛(1992・TBS)
磯見俊裕(43) 五条霊戦記 GOJOE(2000・東宝)
加藤雅也(42) 義経(2005・NHK)
玉木 宏(32) 平清盛(2012・NHK)
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源義朝の側室みなもとの・よしとものそくしつ

生没
生地
実父 波多野遠義
実母 藤原師綱女?

略伝

 源氏に仕えた波多野遠義の子。
 源義朝の側室となった。

配役

下宮里穂子(23) 平清盛(2012・NHK) 役名は通子
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源 義平みなもとの・よしひら

生没 1141(永治元)-1160(永暦元)
生地
実父 源義朝
実母 三浦義明女?
別称 悪源太

略伝

 源義朝の長男。
 1155(久寿2)年、父義朝との対立を深めていた叔父義賢をその本拠武蔵大蔵館に急襲して討ち取り、その勇猛さから悪源太の異名を得る。
 翌1156(保元元)年の保元の乱、1159(平治元)年の平治の乱では、いずれも父義朝に従って奮戦。平治の乱の敗戦後は、再起を期して東国に落ちる。
 翌年1月、平清盛らの謀殺を狙って上洛したが、平氏方によって捕縛され、京都六条河原で処刑された。

配役

津村礼司 富士に立つ若武者(1961・東映)
石川徹郎(31) 新・平家物語(1972・NHK)
西村和彦(26) 平清盛(1992・TBS)
波岡一喜(34) 平清盛(2012・NHK)
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源 頼家みなもとの・よりいえ

生没 1182(寿永元)-1204(元久元)
生地 相模国
実父 源頼朝
別称 万寿

略伝

 源頼朝の次男。
 1199(正治元)年の父頼朝の死により、家督を相続するが、若年だったために幕政の実権は13人の有力御家人による合議の場に移る。
 1202(建仁2)年に征夷大将軍に任ぜられ、正室若狭局の父比企能員を後ろ盾に将軍権力の回復を図ったが、同年8月、病により危篤状態に陥ったため、翌9月には、その機に乗じた外祖父北条時政らによって将軍の座を追われ、出家するに至った(この一連の過程の中で、比企一族は時政らにより滅ぼされた)。
 その後、伊豆修禅寺に幽閉され、翌年7月、北条方の手の者により修禅寺にて殺害された。

配役

実川延松(29) 修善寺物語(1923・帝キネ)
高橋貞二(28) 修禅寺物語(1955・松竹)
北大路欣也(13) 曽我兄弟 富士の夜襲(1956・東映)
片岡彦三郎 日本ロマンス旅行(1959・新東宝)
7尾上梅幸(46) 修善寺物語(1961・NET)
平幹二朗(30) 修善寺物語(1963・TBS)
夏目俊二(38) 散る花びらに(1964・TBS)
村野武範(25) 北条政子(1970・NET)
郷ひろみ(24)
鶴見辰吾(15)
内堀沙知子
草燃える(1979・NHK)
金子大地(26)
鳥越壮真(10)
藤原 響(3)
田代瑞希
丸山蒼來
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源 頼賢みなもとの・よりかた

生没 ?-1156(保元元)
生地
実父 源為義
実母 源基実女

略伝

 源為義の四男。
 朝廷に出仕して左衛門尉を務めるが、1155(久寿2)年、奈良興福寺の宗徒らが入洛しようしたのを妨害して解官される。同年、武蔵大蔵館にて異母兄義賢が同じく異母兄義朝の子義平に討たれると、義平を討伐すべく東下し、逆に義朝の追討を受けた。
 翌1156(保元元)年7月の保元の乱に際しては、父為義に従って崇徳院方に属して奮戦したが、後白河天皇方に属した義朝らの軍勢に敗れて捕縛され、義朝の助命嘆願もむなしく、義朝の手により、京都にて斬首された。

配役

伊藤初雄(35) 新・平家物語(1972・NHK)
永岡 佑(30) 平清盛(2012・NHK)
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源 頼兼みなもとの・よりかね

生没
生地
実父 源頼政
実母
別称 伊豆頼兼

略伝

 源頼政の次男。
 1180(治承4)年、父頼政に従い以仁王を擁立して平氏に対して挙兵するが敗れる。
 その後、平氏が勢力を失うと、大内守護を務め、1185(文治元)年には、源氏方によって捕縛された平重衡を奈良へと護送する役目を果たした。

配役

浦山 迅(49) 義経(2005・NHK)
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源 頼定みなもとの・よりさだ

生没 977(貞元2)-1020(寛仁4)
生地 山城国?
家系 皇室
実父 為平親王
実母 源高明女

略伝

 村上天皇の第4皇子為平親王の次男。
 朝廷に出仕し、左近衛中将、蔵人頭などを経て、1009(寛弘6)年に参議となり、公卿に列する。
 その後、左兵衛督、検非違使別当などを歴任した。

配役

奥村知史(37) 光る君へ(2024・NHK)
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源 頼朝みなもとの・よりとも

生没 1147(久安2)-1199(正治元)
生地 尾張国
実父 源義朝
実母 由良

略伝

 源義朝の三男。母由良が義朝の正室だったために嫡男として育てられる。
 初陣となった1159(平治元)年の平治の乱では、敗れて義朝らとともに落ち延びる途中にこれとはぐれ、平氏方の軍勢に捕縛されるが、平清盛の継母池禅尼の助命嘆願によって処刑を免れ、伊豆蛭ヶ小島への流罪となる。伊豆では北条時政の庇護を受け、後にその娘政子と婚姻した。
 1180(治承4)年、以仁王による平氏打倒の令旨を受け、伊豆にて挙兵。目代山木兼隆を襲撃して緒戦で勝利を収めたが、同年の石橋山の戦いで平氏方の大庭景親らの軍勢に敗れて房総半島へ逃れる。その後、関東各地の源氏方の武将を結集して再起。鎌倉に居所を構え、異母弟範頼義経らを平氏追討に当たらせる一方で、自身は鎌倉にあって武家政権樹立のための基盤整備に砕身した。
 1185(文治元)年の平氏滅亡後は、不和となった義経追討の院宣を得たほか、朝廷に迫って全国に守護・地頭の設置を認めさせ、全国の支配を次第に確立。1189(文治5)年には、自ら陸奥へ出陣し、義経を匿った上にこれを殺害した藤原泰衡を滅ぼしてようやく全国を支配下に置くことに成功した。
 1190(建久元)年には上洛して後白河院と対面の上、権大納言・右近衛大将に任ぜられるがほどなくしてこれを辞し、公家化した平氏とは一線を画して武家政権の樹立を志向。1192(建久3)年の後白河院の没後、征夷大将軍に任ぜられ、名実とともに武家の棟梁となった。
 1198(建久9)年末、相模川架橋の完成式典に参列した後、帰途で落馬し、意識を回復せぬまま翌年1月に没した。

配役

嵐 笑三①(43) 悪七兵衛景清(1920・日活)
嵐 笑三②(44) 悪七兵衛景清(1921・帝キネ)
片岡童十郎(41) 落日の夢(1924・松竹)
坂東巴左衛門 夜討曽我(1929・マキノ)
浅香新八郎(32) 静御前(1938・新興)
南部章三(43) 平家西へ行く(1941・新興)
月形龍之介(39) 万寿姫(1941・映画)
上原 謙(47) 新・平家物語 静と義経(1956・映画)
片岡千恵蔵(53) 曽我兄弟 富士の夜襲(1956・東映)
南原伸二(29) 続源義経(1956・映画)
8松本幸四郎(49) 曽我兄弟(1959・NTV)
2大川橋蔵(32) 富士に立つ若武者(1961・東映)
大友柳太朗(50) 源九郎義経(1962・東映)
芥川比呂志(46) 源義経(1966・NHK)
杉浦直樹(39) 北条政子(1970・NET)
水島 弘(39) 女人平家(1971・ABC)
高橋幸治(37)
岡村清太郎(14)
新・平家物語(1972・NHK)
石坂浩二(38)
松田洋治(12)
草燃える(1979・NHK)
菅原文太(53) 武蔵坊弁慶(1986・NHK)
林 隆三(47) 源義経(1990・TBS)
榎木孝明(35) 源義経(1991・NTV)
上田雄太(27) 平清盛(1992・TBS)
長塚京三(48) 炎立つ(1993・NHK)
船越栄一郎(37) 弁慶(1997・ANB)
黒澤正義(47) YYK論争 永遠の誤解(1999・映画)
中井貴一(44)
池松壮亮(15)
義経(2005・NHK)
岡田将生(23)
中川大志(14)
横山幸汰(12)
君野夢真(6)
平清盛(2012・NHK)
大泉 洋(49)
生駒星汰(14)
鎌倉殿の13人(2022・NHK)
塚本高史(40) 義経のスマホ(2022・NHK)
大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
データは必ずしも完全なものではありませんのでご了承ください。
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源 頼仲みなもとの・よりなか

生没 ?-1156(保元元)
生地
実父 源為義
実母 源基実女

略伝

 源為義の五男。
 1156(保元元)年7月の保元の乱に際しては、父為義に従って崇徳院方に属して奮戦したが、後白河天皇方に属した兄義朝らの軍勢に敗れて捕縛され、義朝の助命嘆願もむなしく、義朝の手により、京都にて斬首された。

配役

吉水 慶(32) 新・平家物語(1972・NHK)
岩間天嗣(29) 平清盛(2012・NHK)
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源 頼政みなもとの・よりまさ

生没 1104(長治元)-1180(治承4)
生地
実父 源仲政
実母 藤原友実女
別称 源三位入道

略伝

 下野守などを務めた源仲政の子。
 白河院鳥羽院に仕え、1156(保元元)年の鳥羽院の崩御後に勃発した保元の乱では後白河天皇方に属する。
 1159(平治元)の平治の乱ではいったん源氏の棟梁源義朝に属したが、平清盛に寝返って勝利を収め、その後の平氏政権では位階累進し、1178(治承2)年には従三位に叙せられ、清和源氏として初めて公卿に列する。
 1180(治承4)年5月、以仁王とともに平氏に対して挙兵を企むが、これがほどなく露見して平氏方の追討を受け、奈良へ向かう途中の山城宇治平等院で自害した。その死後、以仁王の平氏追討の令旨と頼政の挙兵が東国の源氏一族に伝わり、それらが一斉に平氏に対して挙兵することとなった。

配役

2尾上松之助(43) 九尾の狐(1918・日活)
芦田伸介(55) 新・平家物語(1972・NHK)
久米 明(62) 武蔵坊弁慶(1986・NHK)
丹波哲郎(83) 義経(2005・NHK)
宇梶剛士(50) 平清盛(2012・NHK)
品川 徹(87) 鎌倉殿の13人(2022・NHK)
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源 頼光みなもとの・よりみつ

生没 948(天暦2)?-1021(治安元)
生地 山城国?摂津国?
実父 源満仲
実母 源俊女

略伝

 陸奥守などを務めた源満仲の長男。
 朝廷に出仕し、備前守、摂津守など各国の国司を歴任した。
 武勇に優れ、渡辺綱など頼光四天王と称された郎党を率い、大江山の酒呑童子退治など数々の逸話が今日に伝わる。

配役

2尾上松之助(39) 源頼光(1914・日活)
月形龍之介(39) 羅生門(1941・新興)
4中村時蔵(29) 羅生門の妖鬼(1956・東映)
8市川雷蔵(29) 大江山酒天童子(1960・大映)
佐藤 慶(40) 薮の中の黒猫(1968・東宝)
2坂東吉弥(34) 土蜘蛛(1971・TBS)
津田寛治(58) 刀剣乱舞 黎明(2023・東宝)
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源 頼茂みなもとの・よりもち

生没 1179(治承3)?-1219(承久3)
生地
実父 源頼兼
実母

略伝

 源頼兼の長男。
 父頼兼と同じく大内守護を務め、幕府では政所別当も務める。
 1219(承久元)年7月、京都在勤中に突如として後鳥羽上皇方の軍勢の襲撃を受け、自害して果てた。

配役

井上ミョンジュ(50) 鎌倉殿の13人(2022・NHK)
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源 頼義みなもとの・よりよし

生没 988(永延2)-1075(承保2)
生地 河内国?
実父 源頼信
実母 修理命婦

略伝

 河内守などを務めた源頼信の子。
 東国への勢力拡大を図っていた1051(永承6)年、安倍頼良に敗れた藤原登任の後任として陸奥守に任ぜられ、陸奥に下向してその従属化に成功。執拗に頼時を挑発したといわれ、1056(天喜4)年の阿久利川事件を契機に軍事衝突に発展し、翌年の黄海の戦いでは藤原経清らの離反もあって大敗したが、1062(康平5)年になってようやく出羽の清原一族の加勢を得ることに成功して、安倍貞任ら安倍一族を掃討した(前九年の役)。
 翌1063(康平6)年に帰京して伊予守に任じられ、伊予守の離任後は出家した。

配役

10岩井半四郎(34) 鬼が居たか居なかったかと言う話(1961・NTV)
佐藤 慶(65) 炎立つ(1993・NHK)
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源頼義の側室みなもとの・よりよしのそくしつ

生没
生地
実母

略伝

 多気致幹の子。
 源頼義の側室となり、をもうけた。

配役

成田 恵(23) 炎立つ(1993・NHK) 役名は多気致幹の娘
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