木曽義高
きそ・よしたか

【生没】1173(承安3)−1184(元暦元)
【生地】信濃国
【家系】清和源氏(河内)
【実父】木曽義仲
【実母】中原兼遠
【別称】清水冠者、源義高
【略伝】
 木曽義仲の長男。
 1183(寿永2)年、父義仲と源頼朝との和議により、人質となって鎌倉へ入り、頼朝の娘大姫と婚約する。
 翌年1月、義仲が頼朝の命を受けた源義経らによって討伐されると、4月に鎌倉を脱出するが、堀藤次の軍勢に追われ、武蔵入間河原で堀の郎党藤内光澄に討ち取られた。
【配役】
市川姉蔵(43) …… 怪鼠伝(1921・日活)
嵐 寛童(14) …… 万寿姫(1941・映画)
滝口マサオ …… 新・平家物語 義仲をめぐる三人の女(1956・大映)
柴田p彦(27) …… 北条政子(1970・NET)
三木 豊 …… 女人平家(1971・ABC)
長谷川裕二(16) …… 草燃える(1979・NHK)
嵩原真一 …… 武蔵坊弁慶(1986・NHK)
富岡 涼(12) …… 義経(2005・NHK)
8市川染五郎(17) …… 鎌倉殿の13人(2022・NHK)

木曽義仲
きそ・よしなか

【生没】1154(久寿元)−1184(元暦元)
【生地】武蔵国?上野国?
【家系】清和源氏(河内)
【実父】源義賢
【実母】小枝御前
【別称】源義仲
【略伝】
 源頼朝のいとこ。
 1155(久寿3)年、義朝と不和だった父義賢が武蔵で伯父義朝の長男義平に討たれると、家臣らに守られて木曽へ逃れ、乳母夫の中原兼遠によって養育される。
 1180(治承4)年、以仁王による平氏打倒の令旨を受けて木曽に挙兵。北陸道に進出して平氏方の軍勢と激戦を重ねるが、1183(寿永2)年5月の越中倶利伽羅峠の戦いで大勝利を収め、7月には上洛を果たした。
 上洛後は後白河院の院宣を受け、西国に逃れた平氏方の追討を試みるが成果なく、京都での自軍の乱行などもあって次第に後白河院と対立。同年11月には法住寺殿を襲撃して後白河院を幽閉するが、既に頼朝に義仲追討の院宣が下っており、翌年1月、頼朝の命を受けて西上した源範頼・義経の軍勢を山城宇治川に迎え撃って大敗し、落ち延びた近江粟津にて討ち取られた。
【配役】
市川男女之助(29) …… 万寿姫(1941・映画)
長谷川一夫(48) …… 新・平家物語 義仲をめぐる三人の女(1956・大映)
南原宏治(38) …… 弁慶(1965・NTV)
浜田雄史(40) …… 女人平家(1971・ABC)
林 与一(30) …… 新・平家物語(1972・NHK)
河野存臣 …… 草燃える(1979・NHK)
佐藤浩市(26) …… 武蔵坊弁慶(1986・NHK)
隆 大介(33) …… 源義経(1990・TBS)
五木ひろし(49) …… 弁慶(1997・ANB)
小澤征悦(31) …… 義経(2005・NHK)
青木崇高(42) …… 鎌倉殿の13人(2022・NHK)

木曽義昌
きそ・よしまさ

【生没】1540(天文9)−1595(文禄4)
【生地】信濃国?
【実父】木曽義康
【実母】
【略伝】
 木曽福島城主。
 1555(弘治元)年、木曽谷へ侵攻した武田晴信(信玄)に降り、その娘真理姫を正室に迎え、親族衆として遇される。
 1573(天正元)年の信玄没後はその後継勝頼に従っていたが、1582(天正10)年の織田・徳川連合軍による信濃侵攻の際、これに寝返る。そのため、人質となっていた実母や実子を殺害された上、勝頼の攻撃を受けたが、これを撃退。武田家の滅亡後は信長により本領を安堵され、信濃深志(松本)などを加増されたが、同年6月の信長の横死後、旧領回復を目指した小笠原貞慶に深志城を奪われて木曽へ撤退し、その後、甲斐・信濃を掌握した徳川家康と結び、本領を安堵された。
 1584(天正12)年の小牧・長久手の戦いでは、羽柴秀吉に属し、そのため徳川方の攻撃を受ける。1590(天正18)年には、家康の関東入りに際し、秀吉の命により木曽より下総阿知戸1万石に移され、木曽から離れることとなった。
【配役】
加藤和夫(55) …… 徳川家康(1983・NHK)
宮田恭男(22) …… おんな風林火山(1986・TBS)
笹野高史(61) …… 火天の城(2009・東映)
石井愃一(70) …… 真田丸(2016・NHK)
實貫政夫 …… 信虎(2021・映画)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典
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