ふるうち・しま
【生没】1631（寛永８）－1673（延宝元）
【実父】古内義実
【実母】横沢将監女
【別称】古内義如
【略伝】
仙台藩（伊達家）の奉行（家老）。
1666（寛文６）年、仙台藩奉行となる。
藩主亀千代丸（綱村）の後見役を務める伊達兵部の専横により藩政の混乱が深まる中、兵部批判の急先鋒となった伊達家一門伊達安芸に同調する態度をみせ、1670（寛文10）年12月に安芸が兵部の悪政を幕府に訴え出るとこれを支持。翌年３月27日、幕府大老酒井雅楽頭邸での詮議中、兵部派の奉行原田甲斐が安芸に斬りつけてこれを殺害する事件を起こした際には、同席していた奉行柴田外記とともに甲斐を討ち取る。甲斐・外記のほか、その場に居合わせた者はすべて落命したため、唯一の生き証人となった。
【配役】
ふるうち・しゅぜん
【生没】1589（天正17）－1658（万治元）
【生地】陸奥国
【実父】国分盛重
【別称】古内重広
【略伝】
仙台藩（伊達家）の奉行（家老）。
伊達政宗のいとこ。父盛重の伊達家出奔には同道せず、後に古内家の養子となる。
伊達忠宗の傅役を務め、1636（寛永13）年に忠宗が仙台藩主となると、奉行に就任。忠宗の寵愛を受け、加増を重ねて禄高は1万6000石に達する。
1657（明暦３）年に隠居するが、その翌年の忠宗の死後、その後を追って殉死した。
【配役】
