ファニー・パークス
生没 ?-1879(明治12)
生地 イングランド?
実父 トーマス・プルーマー
実母
略伝
1856(安政3)年、ハリー・パークスと結婚。1865(慶応元)年に夫に従って来日し、1867(慶応3)年には外国人女性として初めて富士山に登った記録が残る。
1878(明治11)年に夫に先立って離日したが、翌年11月、ロンドンに没した。
配役
フアン・コボ
生没 1547(天文16)-1592(文禄元)
生地 スペイン
実父
実母
略伝
ドミニコ会に入って修道士となり、1586(天正14)年にメキシコ、1588(天正16)年にはマニラに渡って布教する。
1592(文禄元)年、豊臣秀吉より服属要求を受けたフィリピン総督ゴメス・マリーニャスにより使者として日本に派遣され、肥前名護屋城で秀吉と対面。しかし、フィリピンへ戻る途中で遭難し、台湾に漂着したものの、現地の住民に殺害された。
配役
ロジェ・ショラメル |
黄金の日日(1978・NHK) |
ふ う
生没 1557(弘治3)?-1573(天正元)
生地 三河国
実父 奥平貞友
実母
略伝
奥平家の家臣の子に生まれる。
1571(元亀2)年ごろより奥平家が武田家の圧力を受けてこれに属すると、武田家の人質となるため、奥平貞能の嫡男信昌の妻とさせられる。
1573(天正元)年9月、貞能が、武田家と対立する徳川家に転じると、これに怒った武田勝頼により奥平仙丸らとともに処刑された。
配役
小川知子(15) |
徳川家康(1964・NET) |
石井めぐみ(25) |
徳川家康(1983・NHK) |
深沢利重
略伝
上田長尾家当主時代の上杉景勝に仕える。
1578(天正6)年の上杉謙信の没後に生じた景勝と上杉景虎との家督争いでは、景勝に従い、景勝と争う景虎の援軍として北進した北条氏政の軍勢を上野で食い止め、景勝の勝利に貢献した。
配役
深谷遠江守
生没 1767(明和4)-1854(安政元)
生地
実父 深谷盛朝
実母 渡辺美之女
別称 深谷盛房
略伝
幕府に出仕して本丸目付や京都町奉行などを務め、1837(天保8)年に勘定奉行、1844(弘化元)年には大目付に就任する。
1853(嘉永6)年のペリー来航時には海防掛としてこれに対応したが、翌年、老齢により辞職し、ほどなくし病没した。
配役
片桐恒男(45) |
維新前夜(1941・東宝) |
戸浦六宏(49) |
風の隼人(1979・NHK) |
野村信次(64) |
篤姫(2008・NHK) |
溥 儀
生没 1906(明治39)-1967(昭和42)
生地 清
実父 醇親王
実母 幼蘭(栄禄女)
別称 愛新覚羅溥儀、宣統帝
略伝
清国11代皇帝光緒帝の甥。
1908(明治41)年、9代咸豊帝の皇后で当時清国の実権を掌握していた西太后により12代皇帝に擁立される。摂政に就任した父醇親王による後見を受けたが、1911(明治44)年の辛亥革命による中華民国建国に伴って退位。引き続き北京紫禁城に暮らすことを許されたが、1924(大正13)年の政変で紫禁城を追われ、翌年には日本の庇護下に入った。
1932(昭和7)年の満州国建国に際して執政職に就任し、1934(昭和9)年には満州国皇帝となるが、日本軍の傀儡に過ぎなかったために実権を得ることはなく、1945(昭和20)年8月の日本の敗戦に伴って満州国が崩壊すると、その解体を宣言して退位。その後、日本への逃亡を図ったが失敗し、ソビエト連邦の強制収容所に収監された後、中華人民共和国の政治犯収容所に送られて服役した。
1959(昭和34)年の釈放後は、中国人民政治協商会議全国委員などを務めた。
配役
吹浦忠正
生没 1941(昭和16)-(存命)
生地 秋田県
実父
実母
略伝
早稲田大在学中の1964(昭和39)年、東京五輪組織委員会で国旗担当職員を務める。
卒業後は同大大学院に進んで国際人道法を研究。修了後は、日本赤十字中央女子短大助教授、埼玉県立大教授などを歴任し、現在も難民保護問題等に取り組んでいる。
配役
ふ く
生没 1547(天文16)?-1594(文禄3)?
生地
実父 三浦能登守?
実母
略伝
はじめ美作高田城主三浦貞勝に嫁いだが、1565(永禄8)年の高田城落城の際に貞勝が自害したため、後に宇喜多直家に再嫁し、直家との間に秀家をもうける。
1581(天正9)年の直家の没後、宇喜多家の家督を相続した秀家が、中国地方の攻略を進めていた羽柴秀吉の庇護下に入ると、自らも召し出されて秀吉の寵愛を受けた。
配役
ふ く
略伝
江戸城大奥に出仕し、篤姫(天璋院)付御中臈を務め、後に中年寄に進んだ。
配役
福
生没 1843(天保14)-1895(明治28)
生地 伊豆国
実父
実母 津志
略伝
1857(安政4)年、伊豆下田にあったアメリカ総領事ハリスの通訳を務めるヒュースケンの身の回りの世話をするため、ヒュースケンのもとへ差し出された。
配役
衣笠淳子(16) |
愛染地獄(1929・日活) |
橘喜久子(21) |
唐人お吉(1930・河合) |
滝花久子(24) |
唐人お吉(1930・日活) |
桜木梅子(29) |
唐人お吉 黒船情話(1937・日活) |
朝霧鏡子(33) |
唐人お吉(1954・映画) |
折原啓子(33) |
女人哀詞(1959・NHK) |
加茂良子 |
桜田門(1961・大映) |
白銀道子 |
唐人お吉(1963・NHK) |
島田多恵子(26) |
花の生涯(1963・NHK) |
柳としえ |
唐人お吉(1965・TBS) |
井上ユカリ(22) |
必殺仕事人ワイド 大老殺し(1987・ABC) |
長谷川美佳 |
花の生涯(1988・TX) |
福井茂兵衛
生没 1860(万延元)-1930(昭和5)
生地 武蔵国
実父
実母
略伝
江戸の芝居茶屋に生まれ、中村敬宇の私塾同人社に学ぶ。
その後、実業界に転じるが、自由党に入って政治活動に身を投じるなど職を転々とした後、1891(明治24)年に川上音二郎一座へ入り、翌年、初舞台を踏む。後に独立し、福井茂兵衛一座を立ち上げて各地で公演を重ねた。
配役
福川犀之助
生没 1834(天保5)-1885(明治18)
生地
実父
実母
略伝
長州藩(毛利家)に仕え、萩の野山獄の獄吏を務める。
野山獄につながれた吉田松陰に師事し、松陰にさまざまな便宜を図った。
配役
林 寛(34) |
松下村塾(1939・東発) |
御木本伸介(38) |
吉田松陰(1969・KTV) |
青砥 洋(35) |
花神(1977・NHK) |
塚本信夫(58) |
炎の如く 吉田松陰(1991・KRY=山口放送) |
酒井敏也(41) |
蒼天の夢 松陰と晋作・新世紀への挑戦(2000・NHK) |
目黒祐樹(63) |
獄に咲く花(2010・映画) 役名は福川犀之進 |
田中要次(52) |
花燃ゆ(2015・NHK) |
福崎正治
生没 1862(文久2)-?
生地 薩摩国
実父 福崎九五右衛門
実母
略伝
鹿児島の私学校に入り、1877(明治10)年の西南戦争では、薩軍一番大隊六番小隊に属して出陣。同年3月に熊本で負傷して鹿児島に戻るが、同年9月に西郷隆盛らが鹿児島に入るとこれに再び合流し、城山に立て籠もる。
同24日、城山総攻撃を仕掛けた政府軍に投降したが、年少のために釈放され、その後は鹿児島監獄に勤務した。
配役
福地源一郎
生没 1841(天保12)-1906(明治39)
生地 肥前国
実父 福地源輔(苟庵)
実母 松子
別称 福地桜痴
略伝
長崎の医師の子に生まれる。
蘭学を修め、1858(安政5)年に江戸に出て、外国奉行支配下で通詞を務める。1861(文久元)年と1865(慶応元)年の幕府の遣欧使節に同行。幕府崩壊後の1868(明治元)年には、江湖新聞を発刊するが、新政府に批判的なその内容を咎められて投獄される。
維新後は、渋沢栄一の推薦により新政府に出仕し、1871(明治4)年には岩倉使節団に随行して渡欧。帰国後の1874(明治7)年に辞職して東京日日新聞社に入り、後に社長を務める。1889(明治22)年の歌舞伎座創設にも関与してその座主となり、その後も脚本・小説を多数手掛けるなど精力的な文筆活動を行う一方で、1904(明治37)年には衆議院議員となった。
配役
小原利之 |
巨人 大隈重信(1963・大映) |
川辺久造(32) |
風雪(海運豪商録)(1964・NHK) |
谷口 完(42) |
風雪(その前夜)(1964・NHK) |
大矢兼臣(42) |
明治の群像(大隈重信)(1976・NHK) |
前田昌明(45) |
花神(1977・NHK) |
三ツ木清隆(31) |
若き血に燃ゆる(1984・TX) |
ダンカン(56) |
経世済民の男(高橋是清)(2015・NHK) |
駒木根隆介(37) |
黒書院の六兵衛(2018・WOWOW) |
犬飼貴丈(27) |
青天を衝け(2021・NHK) |
福富健次
略伝
土佐藩(山内家)に仕える。
小監察を務めていた1862(文久2)年には、藩参政吉田東洋暗殺犯の探索に当たった。
配役
福永健司
生没 1910(明治43)-1988(昭和63)
生地 滋賀県
実父 福永角之助
実母 福永はつ
略伝
東京帝大卒業後、片倉製糸紡績に入社する。1947(昭和22)年から埼玉県副知事を務め、1949(昭和24)年に衆議院議員に当選(民主自由党所属)。首相吉田茂の薫陶を受け、1951(昭和26)年のサンフランシスコ講和会議にも出席し、第四次・第五次吉田内閣では官房長官を務めた。
1955(昭和30)年の自由民主党(自民党)結成にも加わり、第一次・第二次佐藤栄作内閣でも官房長官に任命されたほか、厚相、運輸相などを歴任。1983(昭和58)年からは衆議院議長、日本体育協会会長を務めた。
配役
福光小三郎
略伝
吉川経家に仕える。
1581(天正9)年2月、山陰へ進出した羽柴秀吉への抑えとして経家が鳥取城へ入った際もこれに従う。同年10月、経家が鳥取城の開城、そして秀吉への降伏を決めた際には、使者として秀吉の陣に赴いた後、経家に殉じて切腹した。
配役
英
生没 1805(文化2)-1858(安政5)
生地 武蔵国
実父 一橋斉敦
実母 中川氏女
略伝
徳川家斉の姪。
1826(文政9)年に島津斉彬の正室となり、1858(安政5)年の斉彬の死後、その後を追うように没した。
配役
二条玉子① |
南国太平記 第一・第二篇(1931・東亜) |
二条玉子② |
南国太平記 双竜篇(1931・東亜) |
二条玉子③ |
南国太平記 爆発篇(1931・東亜) |
大橋芳枝(39) |
風の隼人(1979・NHK) |
余貴美子(52) |
篤姫(2008・NHK) |
藤
生没 ?-1585(天正13)?
生地
実父 直江親綱?泉重歳?
実母
略伝
樋口惣右衛門の妻。直江兼続の母。
配役
藤
生没 ?-1622(元和8)
生地 大和国
実父
実母
略伝
豊臣秀長の正室。
配役
田中好子(25) |
おんな太閤記(1981・NHK) 役名はしの |
柴垣亜希(33) |
江 姫たちの戦国(2011・NHK) 役名は秀長の妻 |
吉岡里帆(33) |
豊臣兄弟!(2026・NHK) 役名は慶 |
藤
略伝
柳生宗矩の側室。
配役
藤井又左衛門
生没 ?-1733(享保18)
生地
実父
実母
別称 藤井又右衛門(誤伝?)、藤井宗茂
略伝
播磨赤穂藩(浅野家)に仕え、その家老を務め、筆頭家老大石内蔵助を輔佐する。浅野家の参勤交代の際には大野九郎兵衛と交代で出府し、必ずどちらかは在藩していたという。
1701(元禄14)年、主君浅野内匠頭が江戸城内で吉良上野介に刃傷に及んだ際には江戸にあり、赤穂藩が改易されるとその残務処理に奔走。赤穂城の開城後は仇討ちの義盟に加わらず、知人を頼って越中に移ったが、後に播磨に戻った。
配役
伴淳三郎(22) |
元禄快挙 大忠臣蔵(1930・日活) |
瀬川路三郎(43) |
浅野内匠頭(1937・千恵プロ) |
静山繁男 |
元禄快挙余譚 土屋主税 落花の巻(1937・映画) |
葉山富之輔(49) |
忠臣蔵(1938・日活) |
小島洋々(48) |
忠臣蔵(1939・映画) |
若松文男(56) |
高田馬場前後(1944・映画) |
水野 浩(57) |
赤穂浪士(1956・東映) |
香川良介(62) |
忠臣蔵 暁の陣太鼓(1958・松竹) 役名は藤井瀬左衛門 |
明石 潮(61) |
忠臣蔵(1959・東映) |
堀 正夫(57) |
赤穂浪士(1961・東映) |
清川荘司(59) |
忠臣蔵(1962・東宝) |
近藤 準(42) |
赤穂浪士(1964・NHK) |
中村錦司(48) |
あゝ忠臣蔵(1969・KTV) |
浅野進治郎(67) |
大忠臣蔵(1971・NET) |
村上冬樹(64) |
元禄太平記(1975・NHK) |
川合伸旺(47) |
赤穂浪士(1979・ANB) |
藤木 悠(51) |
峠の群像(1982・NHK) |
児玉謙次(53) |
忠臣蔵(1985・NTV) |
野村昇次(51) |
大忠臣蔵(1989・TX) |
早川純一(55) |
忠臣蔵(1991・CX) |
御木本伸介(65) |
忠臣蔵(1996・CX) |
津村鷹志(56) |
赤穂浪士(1999・TX) |
東野英心(57) |
元禄繚乱(1999・NHK) |
田畑猛雄(65) |
忠臣蔵 決断の時(2003・TX) |
小沢 象(64) |
忠臣蔵(2004・EX) |
狭間 鉄(58) |
忠臣蔵 瑤泉院の陰謀(2007・TX) |
浅田祐二(56) |
忠臣蔵 その義 その愛(2012・TX) |
稲荷卓央(46) |
忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣(2016・NHK) |
藤崎八郎
生没 1843(天保14)-1864(元治元)
生地
実父 藤崎要範
実母
別称 藤崎誠輝
略伝
土佐藩の足軽の子に生まれる。
尊王攘夷思想に傾斜し、京都に上って各地の志士と交流。1864(元治元)年6月の池田屋事件の夜、京都三条小橋で役人の尋問を受けてこれと斬り合いとなり、重傷を負う。その後、大坂で匿われたが、その傷がもとで没した。
配役
藤沢入道
略伝
『義経記』に登場する盗賊(実在は不明)。
越後で名を知られた盗賊であったとされ(熊坂長範の手下とも)、吉次に導かれて陸奥平泉に向かう途中の源義経一行を近江鏡宿に襲撃したが、義経の返り討ちにあったという。
配役
藤縄 忠
生没 1937(昭和12)-(存命)
生地 東京府
実父
実母
略伝
航空自衛隊ブルーインパルスに所属していた1964(昭和39)年、東京五輪開会式での祝賀飛行を担当し、空に青・黄・黒・緑・赤の「五輪マーク」を描き出すことに成功(自身は赤を担当)。その後、日本航空に転職した。
配役
藤野喜三郎
略伝
越後水原の商人。
1858(安政5)年、幕府により蝦夷地の開発方御用取扱を命じられ、水戸藩などから金銭の貸付けを受け、蝦夷地生産物の集荷などを取り扱った。
配役
藤林長門守
略伝
伊賀忍者の頭目の一人で、織田信長の伊賀侵攻に抗戦した。
配役
伊藤雄之助(43) |
忍びの者(1962・大映) |
原 健策(59) |
忍びの者(1964・NET) |
瑳川哲朗(29) |
ワタリ(1966・東映) |
伏見広綱
略伝
1182(寿永元)年より源頼朝に仕え、その右筆を務めるが、同年、頼朝の寵愛を受ける亀の前を自邸に匿っていたところ、頼朝の正室北条政子の命を受けた牧宗親により自邸を破壊され、その後、政子の意により遠江へ流された。
配役
藤本鉄石
生没 1816(文化13)-1863(文久3)
生地 備前国
実父 片山佐吉
実母 佐幾
別称 藤本真金
略伝
叔父藤本重賢の養子となる。
岡山藩(池田家)に仕えるが、1840(天保11)年に脱藩。その後、各地を歩いて志士と交流し、尊王攘夷思想に傾斜する。1854(安政元)年に伏見に開いた私塾にも、その思想と教養から多くの者が集ったという。
やがて思想を過激化させ、1863(文久3)年8月には土佐浪士吉村寅太郎らとともに天誅組を結成。孝明天皇の大和行幸の先鋒となることを企図し、大和五条の代官所を襲撃して占領したが、幕府方の軍勢によって鎮圧され、翌9月、敗走中のところを追手に討ち取られた。
配役
二木謙一
(姓の読みは推定)
略伝
早稲田大在学中の1920(大正9)年に開催された第1回箱根駅伝に出場し、第5区を走った。
配役
二木重高
生没
生地
実父 二木重信
実母
別称 二木豊後守
略伝
小笠原長時に仕え、信濃中塔城主を務めるが、1548(天文17)年の武田勢との塩尻峠の戦いで武田方に寝返る。その後、小笠原家に帰参し、1550(天文19)年に長時が武田晴信に本拠信濃林城を追われて村上義清を頼るとこれに従った。
配役
二見虎三郎
生没 1835(天保6)-1868(明治元)
生地
実父
実母
略伝
越後長岡藩(牧野家)に仕える。藩内随一の剣客として知られ、軍目付などを務める。
1868(明治元)5月、新政府軍が長岡に迫ったため、局外中立を唱える家老河井継之助が越後小千谷に入った新政府軍軍監岩村精一郎との談判に臨んだ際にはこれに同行する。談判が決裂し、新政府軍との開戦に至った後は、激戦の中で奮戦。長岡藩の敗戦後は会津から山形へ移り、同年9月、会津での負傷がもとで同地に没したという。
配役
船越景直
生没 1540(天文9)-1611(慶長16)
生地
実父 船越景倫
実母
略伝
はじめ安宅冬康(三好長慶弟)、三好長治(長慶の甥)に属していたが、後に豊臣秀吉に仕え、1592(文禄元)年からの朝鮮出兵では渡海して奮戦。しかし、1595(文禄4)年の豊臣秀次の切腹に連座して陸奥に流される。
1598(慶長3)年の秀吉の没後は、徳川家康に仕えた。
配役
船所正利
略伝
周防で船奉行を務めていたようで、1185(文治元)年、平氏方の軍勢を追って西下した源義経の軍勢に加わり、壇ノ浦への道案内をしたという。
配役
坂本長利(57) |
武蔵坊弁慶(1986・NHK) |
坂部文昭(60) |
義経(2005・NHK) |
ふ ね
生没 ?-1553(天文22)?
生地
実父 高梨澄頼
実母
略伝
村上義清の妻。
1553(天文22)年、武田勢の侵攻により夫義清の本拠信濃葛尾城が落城し、義清が敗走するとこれに従うが、その後ほどなくして自害したという。
配役
フビライ
生没 1215(建保4)-1294(永仁2)
生地 モンゴル
実父 トゥルイ
実母 ソルコクタニ・ベキ
別称 クビライ
略伝
チンギス・カンの孫。
1251(建長3)年に兄モンケがモンゴル帝国4代皇帝となると、漢地大総督として主に中国方面の攻略に当たり、翌年には吐蕃を征服し、1253(建長5)年には雲南の大理国を制圧するなど大いに戦果を挙げる。
1260(文応元)年、前年のモンケの死によりモンゴル帝国5代皇帝に即位。このとき弟アリクブガが反乱を起こすが、1264(文永元)年にこれを鎮圧。1266(文永3)年にも即位を不満とするいとこハイドゥが叛旗を翻すが(乱の鎮圧は14世紀初頭)、引き続き中国各地の平定を進め、1271(文永8)年には国号を大元としてその初代皇帝となる。既に1264(文永元)年に遷都していた中都を大都と改め、以後、モンゴル帝国の中国化政策を進めた。
1279(弘安2)年には南宋を滅ぼし、中国の統一に成功。1287(弘安10)年にはビルマのパガン朝を攻略して帝国最大の版図を築くが、日本攻略は1274(文永11)年、1281(弘安4)年の2度とも失敗に終わった。
配役
市川七蔵 |
国難(1920・映画) |
英 若臣 |
マルコ・ポーロ シルクロードの冒険(1982・TBS) |
バーサンジャブ(47) |
北条時宗(2001・NHK) |
振
生没 1580(天正8)-1617(元和3)
生地 遠江国
実母 竹(市川昌永女)
略伝
徳川家康の三女。
1598(慶長3)年に蒲生秀行に嫁ぎ、1601(慶長6)年の秀行の転封に伴って宇都宮から会津へ移る。秀行との間には2男1女をもうけるが、1612(慶長17)年に秀行と死別。1616(元和2)年に浅野長晟に再嫁して和歌山に移ったが、その翌年、光晟の出産後ほどなくして没した。
なお、1598(慶長3)年に御家騒動のために秀行が会津から宇都宮へ移された際には、会津への復帰を父家康に働きかけるなど政治向きの介入もあったという。また、1612(慶長17)年の秀行の没後には、会津藩政の主導権をめぐって家臣岡重政との間に争論を生じ、重政の切腹で決着をみている。
配役
振
生没 1607(慶長12)-1659(万治2)
生地 播磨国
略伝
池田輝政の子。
母方の叔父徳川秀忠の養女となり、1617(元和3)年に伊達忠宗の正室となった。
配役
坪内ミキ子(23) |
影を斬る(1963・大映) 役名は和子 |
林 佳子(13) |
独眼竜政宗(1987・NHK) |
振
生没 ?-1640(寛永17)
生地
実父 岡吉右衛門
実母 たあ(町野幸和女)
略伝
蒲生家(会津藩)家臣の子に生まれるが、1627(寛永4)年の蒲生家の断絶後は江戸に移り、母方の祖母祖心尼が春日局の縁戚に当たるという関係で江戸城大奥に上がる。
後に将軍徳川家光の目に留まってその側室となり、家光との間に千代をもうけた。
配役
市毛良枝(33) |
大奥(1983・KTV) |
森山祐子(21) |
春日局(1989・NHK) |
木内晶子(19) |
葵 徳川三代(2000・NHK) |
古田織部
生没 1544(天文13)?-1615(元和元)
生地
実父 古田重定
実母
別称 古田重然
略伝
はじめ織田信長、後に豊臣秀吉に仕えて各地を転戦し、1585(天正13)年に山城西岡で3万5000石を与えられる。その一方で千利休の高弟として茶道に通じ、幅広い人脈を形成。茶器の製作にも才能を発揮し、その手になる茶器は織部焼とも称された。
1600(慶長5)年の関ヶ原の戦いでは徳川家康に属したが、1615(元和元)年の大坂夏の陣の直前、豊臣方に通じて挙兵するとの幕府の嫌疑を受け、戦後、幕府によって自害させられた。
配役
古高俊太郎
生没 1829(文政12)-1864(元治元)
生地 近江国
実父 古高周蔵
実母
別称 桝屋喜右衛門
略伝
幕府大津代官所の手代の子に生まれる。
梅田雲浜に学んで尊王攘夷思想に傾斜し、桝屋喜右衛門を称して京都で福岡藩黒田家の御用商人を務める一方で、各地の尊王攘夷派志士と交流を深め、後に志士間のつなぎ役として知られるようになる。
1864(元冶元)年6月、以前から内偵されていた新選組により捕縛され、拷問の末に尊王攘夷派志士による御所襲撃計画を自白し、京都池田屋で多くの志士が新選組によって殺傷・捕縛される原因となる。その後、京都六角牢に投じられるが、翌7月に起こった蛤御門の変(禁門の変)による京都市中の火災に際して、逃亡のおそれから処刑された。
配役
市川菊蔵 |
愛国の剣(1926・帝キネ) |
尾上多見太郎(34) |
日出づる国の武士(1926・日活) |
川田弘道(34) |
韋駄天吉次(1927・日活) |
葛木香一(38) |
維新の京洛(1928・日活) |
中村琴之助① |
新選組隊長近藤勇 第一篇(1928・阪妻プロ) |
中村琴之助② |
新選組隊長近藤勇 第二篇(1929・阪妻プロ) |
2片岡左衛門(29) |
八荒流騎隊(1930・東亜) |
尾上菊太郎(32) |
王政復古(1939・映画) |
高松錦之助(44) |
京洛の舞(1942・映画) |
河野秋武①(41) |
新撰組(1952・映画) |
河野秋武②(47) |
新選組(1958・東映) |
坂東春之助 |
いのち新平 池田屋余聞(1960・NTV) |
山岡正義① |
風雲新選組 近藤勇(1961・CX) |
山岡正義② |
風雲新撰組(1961・新東宝) |
島田竜三(32) |
新選組始末記(1963・大映) |
館 敬介(39) |
幕末(1964・TBS) |
入江慎也(43) |
燃えよ剣(1966・松竹) |
森沢 孝(75) |
竜馬がゆく(1968・NHK) |
鈴木治夫①(43) |
新選組(1969・東宝) |
幸田宗丸(50) |
燃えよ剣(1970・NET) |
田川恒夫(41) |
勝海舟(1974・NHK) |
鈴木治夫②(48) |
沖田総司(1974・東宝) |
原田大二郎(30) |
鞍馬天狗(1974・NTV) |
亀石征一郎(39) |
新選組始末記(1977・TBS) |
信実一徳(39) |
沖田総司 華麗なる暗殺者(1982・CX) |
穂高 稔(55) |
竜馬がゆく(1982・TX) |
峰蘭太郎(35) |
壬生の恋歌(1983・NHK) |
荒木 茂(38) |
新選組(1987・ANB) |
松田吉博(30) |
新選組 池田屋の血闘(1992・TBS) |
伊吹 剛(49) |
新選組血風録(1998・ANB) |
中山 俊(39) |
新選組!(2004・NHK) |
前田 健(39) |
新撰組 PEACE MAKER(2010・MBS) |
嶋本勝博(46) |
新選組血風録(2011・NHK) |
花城紳一 |
八重の桜(2013・NHK) |
小久保寿人(31) |
花燃ゆ(2015・NHK) |
木下政治(48) |
西郷どん(2018・NHK) |
やまだ慎弥 |
燃えよ剣(2021・東宝) |
大西武志(53) |
るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021・ワーナー) |
古橋広之進
生没 1928(昭和3)-2009(平成21)
生地 静岡県
実父 古橋宇八
実母 古橋なを
別称 古橋廣之進
略伝
日本大在学中の1949(昭和24)年、全米選手権で出場全4種目に世界新記録で優勝し、「フジヤマのトビウオ」の異名をとったが、1952(昭和27)年のヘルシンキ五輪では、メダルを獲得できずに引退。その後、日本水泳連盟競泳委員長などを務めて後進の育成に当たる。
1985(昭和60)年からは日本水泳連盟会長、1989(平成元)年に日本オリンピック委員会(JOC)理事、翌年には会長と要職を歴任。2008(平成20)年にはスポーツ選手として初めての文化勲章を受章する。
翌年8月、国際水泳連盟総会出席のため、世界水泳選手権開催中のローマに渡航するが、同地で急逝した。
配役
大鶴義丹(24) |
フジヤマのトビウオ 古橋広之進物語(1992・TBS) |
中尾明慶(26) |
東京にオリンピックを呼んだ男(2014・CX) |
北島康介(37) |
いだてん 東京オリムピック噺(2019・NHK) |
古厩盛兼
生没 ?-1552(天文21)
生地
実父 古厩盛晴
実母
略伝
信濃小岩嶽城主。
武田晴信の北進に対し、村上義清に属して抵抗するが、1552(天文21)年、武田勢に本拠小岩嶽城を落とされ、自害して果てた。
配役
文英清韓
生没 1568(永禄11)-1621(元和7)
生地 伊勢国
実父 中尾勝重
実母
略伝
幼時に出家。1592(文禄元)年からの朝鮮出兵では、祐筆として加藤清正に従い、渡海する。
1600(慶長5)年に京都東福寺に入り、後に南禅寺に移る。1614(慶長19)年には豊臣家により創建された京都方広寺大仏殿の大梵鐘碑銘文の起草を担当。しかし、「国家安康君臣豊楽」の碑文を幕府に咎められ、その意図を弁解するために奔走するが果たせず、これが豊臣家に対する幕府の嫌疑を強めさせ、同年からの大坂冬の陣の契機となった。
その後、南禅寺を追われたが、後に赦免された。
配役
三桝 豊(37) |
修羅城(1929・日活) |
島田正吾(65) |
大坂城の女(1970・KTV) |
安達和平(45) |
葵 徳川三代(2000・NHK) |
植本 潤(49) |
真田丸(2016・NHK) |
文 吉
生没 ?-1862(文久2)
生地 山城国
実父
実母
別称 猿の文吉、目明し文吉
略伝
はじめ公家の下僕を務めていたが、後に目明しに取り立てられる。
1858(安政5)年からの安政の大獄では、島田左近のもとで、町奉行所与力渡辺金三郎らとともに尊王攘夷派の取締りに活躍。そのために尊王攘夷派の怒りを買い、1862(文久2)年閏8月、尊王派の活動が過激化する中、京都の居宅を岡田以蔵らに襲われて殺害され、三条河原に遺骸をさらされた。
配役
市川省紅(24) |
血桜(1924・マキノ) |
嵐寛十郎 |
愛国の剣(1926・帝キネ) |
久留富秀介 |
孔雀の光(1926・マキノ) |
実川十七三 |
孔雀の光(1926・帝キネ) |
千代田秀一 |
孔雀の光(1926・松竹) |
嵐秀之助(50) |
孔雀の光(1926・日活) |
中村翫暁(46) |
左刃縦横(1926・帝キネ) |
市川正之助 |
維新の京洛(1928・日活) |
尾上松緑(35) |
侠艶三人女(1930・映画) |
鳥居 正(35) |
修羅道春秋(1934・映画) |
芦屋雁之助(37) |
竜馬がゆく(1968・NHK) |
井上三千男(42) |
新選組始末記(1977・TBS) |
小峰隆司(53) |
白虎隊(1986・NTV) |
羽柴 誠(43) |
八重の桜(2013・NHK) |